劇場公開日 2018年11月9日

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「津奈木くんも十分に躁鬱病かと」生きてるだけで、愛。 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0津奈木くんも十分に躁鬱病かと

2019年6月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

躁鬱病で無職の寧子が同棲中の彼氏:宇奈木の元カノをキッカケに喫茶店で働く事に。

現在進行形の鬱の方や元鬱病の方には辛い描写も含まれますが、それ以上の鬱病の本音がこの映画には含まれていており、鬱病の方&鬱病以外の方どちらにも真剣に観て頂きたい映画でした。

寧子の鬱病回復話かと思いきや、津奈木の鬱病まっしぐらの様な話もあり、対局した2つの話が進んでいく。
どちらにも言える事は「キッカケ」と「取り囲む周りの人間が大事」と言う事。

周りの人間もベクトルが合ってなさそうでも、ある1人の人間を思いやると言う点では一致している。
現代の社会には厳しい事かも知れないけど、こんな優しい社会の一面がもっとあればいいな。。。
それさえあれば、鬱病の一線なんかどうにかなるのに。

育む愛も必要だが、分け与える愛も必要。支え合う愛も必要。
鬱病の本音を語った映画はこれまであったかな?
日常面倒な人間と関わりたく無い方はご視聴お控えください。つまらないと思います。
タイトルも納得です。

巫女雷男