カツベン!のレビュー・感想・評価
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これは映画に対する温故知新ではない。講談とか、漫才、落語のような芸能に繋がる話しだと思う。
これは映画に対する温故知新ではない。講談とか、漫才、落語のような芸能に繋がる話しだと思う。さぁ、この話が本当か?作り話か?それは知らないが、日本映画が『説明が多い理由』なのかもしれない。と言うよりも、セリフの過多で、映像の解釈の自由を奪っていると思う日本映画の多くは。『サイレントの時代が日本にはなかった』と、最後にこの映画は締めくくるが、僕はそれを問題視する。それが日本映画を衰退に追い込んだ根本的な理由かもしれない。
この映画はドタバタ過ぎて面白くないし、1925年の出来事だから、いくらフィクションとは言え、主人公が出てくる頃は、日本は戦争に突入していて、映画どころでは無くなっている。従って、映画に対する温故知新など感じるわけもない。
映画の邦題が『説明文』見たくなるのもこう言った事が過去にあるからかもしれない。兎に角、この映画は、日本映画が世界の映画の歴史からは大きく外れる理由を説明していることになる。また、興行主が反社会的集団なのはうなずける。
チャップリンはトーキーが嫌いだったそうである。つまり、日本には純粋なサイレントの時代がなかったのだから、日本映画をチャップリンは嫌っていたかもしれない。しかし、チャップリンは、親日家で歌舞伎を好んでいたそうである。
さて、歌舞伎は正にセリフではなく、動きである。日本文化は元々はそういった文化だったのかもしれない。
取り戻そう日本文化!
地味だが味のあるドタバタコメディ系。舞台は大正かな?主人公の活弁と...
地味だが味のあるドタバタコメディ系。舞台は大正かな?主人公の活弁として語り方は流暢な喋りやよく通る声で人気活弁と言うのも違和感がない。
主人公が恋愛映画の活弁をした時、恋愛映画なのに面白おかしくコミカルにしてしまったのを見て作中の「映画を面白くするのは活弁だ」もいう台詞に納得できた。活弁なんて存在したことも知らなかったけど無声映画の時代には映画を支える大切な役割だったことがわかる。
映画の黎明期
弁士と言っても古舘さんのプロレス実況やアニメの声優さん風のアテレコ演出もあり若い人達にも直感的に分かるようにしています。
実際は人形浄瑠璃や講談のような話芸文化が下地にあってこそ、まさに和魂洋才を地でゆくような日本ならではの映画鑑賞法を編み出したのですね。
しかし、弁士次第で喜劇にも悲劇にもなってしまうのは困りもの、海外の監督が知ったら冒涜だと怒ったでしょう。
今でも語り草のカツベン士としては、間(話の間隙)の天才と言われた徳川夢声さんや喜劇を得意とし後に新東宝の社長になった大蔵貢、自死した須田貞明(黒澤明の実兄)など個性豊かな人が多かったらしい、本作にもモデルはいるのでしょうが昔過ぎてわかりませんでした。
プロットは映画小屋が取り持った幼馴染の梅子と俊太郎、その再会のロマンスにやくざな興行主一家の悪行を絡めたドタバタ・コメディといった感じ、演出も時代背景と溶け込んでどこか往年の斎藤寅次郎の長屋喜劇を思わせる懐かしさを醸し出しています。俊太郎役の成田凌さんも熱演でしたが子役の牛尾竜威くんも上手かったですね。
個人的にはもっとストレートなハッピーエンドでほのぼのしたかったのですが梅子が女優として夢を叶えられたなら俊太郎としては身を引くという浪花節、確かに「ラ・ラ・ランド」ではありませんが悲恋の方がロマンティック、周防正行さんの感性としてはありだったのでしょう。
劇中映画もそれ風に撮影という凝りよう、映画の黎明期を描いた力作でした。
幸せの味は…
キャラメルの味。子供の頃の思い出は結構ずっと残っているもの。活動弁士というのをこの映画で初めて知った。サイレント映画に合わせて、劇場で解説、その人の説明によって、物語の味付けどころか、内容までも変わり、魅力的にできるかが腕の見せ所。ドタバタ劇だけど、全体的にほのぼのしており、安心して見ていられる。周防作品の常連、竹中直人はやっぱり青木さんで出てくるし、役者陣が皆素晴らしい。もっと渡辺えりとの掛け合いが見たかったし、永瀬正敏の活躍も見たかった。ラストは警察が逃してくれると思ったけど、やっぱり服役したんだな。これから松子ともどうなるのだろうと期待を抱かせる終わり方でほっこりした。活動弁士の解説で映画を見たくなった。
声優の生アテレコって感じ?
当時は日本だけにしかなかった映画の観賞方法だったそうな。
サイレント映画も観たことないし、弁士の語りも聞いた事ないけど、なぜ海外では、やらなかったのか不思議なくらい自然な発想だけどなぁ?
エンドロールでこの人何処に出てたかなぁ?て人がいてびっくり!劇中劇の役者だったのかな?もう一度観て確認するべきか…迷う
幸せはキャラメルの味
周防監督陣営の中に、黒島結菜が入り嬉しい。
そして、朝ドラわろてんかにも共通する世界観の中で、成田凌がわろてんかの延長線上のよう。どこまで信用できて頼れるのか曖昧な役がよく似合う。
引っ越しやサカイのおっちゃん、渡辺えり、永瀬正敏、竹中直人、森田甘治、成河が本当に良い味だしてて、勝手知ったるいつものメンバーの中でイキイキしていた。
若手の上白石萌音はまだわかるが、竹内豊や山本耕史、草刈民代など有名どころを脇やちょい役で使えるのも周防監督のキャリアの現れだと思う。
時代は大正。映画が活動写真と呼ばれていて、映写機でフィルムを回しながら、活動弁士が説明と台詞を生でアテレコしていた時代のお話。
貧しいながらも活動写真に憧れる少年と少女が、10年後もどこか変わらぬ生き方で再会。
成田凌演じる活動弁士に憧れて腕を磨いてきた少年は、ほんまもんになろうとしたくてヤクザの仕切る泥棒一味に加担し追われる身。
黒島結菜は若手女優として修行中、駆け出しの身だが、ヤクザの仕切る映画館に囲われそうになっている。
個人的には、成田凌の方が高良健吾よりもずっと遊んでそうな気がするが、高良健吾のヤナやつに振り切った色目で客を落とす弁士の演技は印象に残るし、成田凌の弁士として一生懸命熱弁を振るう姿勢が、1番セリフがある役として練習も相当頑張ったんだろうなと好感度が上がった。
偽弁士では?となんとなく勘づきながらも、ヤクザ一味の映画館に倒されないよう老舗個人経営の映画館主人として、成田凌に頼み込む竹中直人はいつも通り。ずっと自信がなくて腰低くやってきて、最後にキレる流れ。
偽弁士を追う竹内豊も活動写真が大好きで、でも成田凌の弁士としての技量ゆえになかなかニセ弁士とは気付かない。
みんながどうにか生き方を見つけている中で、人の弱みにつけ込み引っ掻き回すことで目を引こうとするヤクザの親分の娘、井上真央も役どころも化粧もよく似合っていた。
幸せはキャラメルの味って答えた黒島結菜演じる梅子は、生きていくためにいつも頼りたくない誰かに頼らないといけない育ち方で、でも唯一助けてと声を上げられた相手が成田凌演じる俊太郎だったのだろう。お互いに名前を、梅子から松子に格上げ、俊太郎から憧れの弁士、国定と変えて名乗っているが、実は中身はあまり変わらず、10年前同様、想いあってもすれ違って終わってしまう2人の関係性が切ない。
人の生き方や意思決定の仕方はどこで決まるんだろうか、産まれたときには既に決まっているんだろうかということも考えさせられる作品。梅子も俊太郎も必死に変わろう、夢を叶えようとしているがいつも同じような結末。お囃子の引っ越しのサカイも大金を手にしてもなお、同じ仕事に戻ってくる。ずっと愛してくれる男性を探しているような井上真央。一生懸命生きていても、変わらないさだめがあるのかもしれない。一方、7つの声色を持つ弁士と脚光を浴びて少年に夢を与えながらも、登れば登るほど、映画は弁士なしにも成り立つが弁士は映画がないと成り立たない情けなさを感じ、情けない仕事しかできない自分から逃げるように酒に溺れ堕ちていく永瀬正敏演じる弁士もいる。
現代もヤクザは都市開発に必ず肩を貸すし、都市開発の一環で鉄道社などが大きな映画館を建てて、わんさか人が流れる仕組みだが、大好きな映画のおおもとには、こうした人間模様がたっぷりあって、活動弁士という表現者のおかげで、映画を楽しめていた時代のとある映写館のお話、舞台設定がとても面白くて、台詞のかけあいも楽しくて、周防監督作の中で私は1番好きかもしれない。
流行り廃りや弁士の吹き替え方、色々あれど全員が映画をそれぞれの愛し方で大好きで、それはこの作品に参加しているキャスト全員も実際に映画好きなのだという感じられる。作品と現実が重なる感じも良かった。
最高の娯楽映画!幸せはキャラメルの味!
「かつて映画はサイレントの時代があった。しかし、日本には真のサイレント時代はなかった。なぜなら活動弁士と呼ばれる人々がいたから」(稲垣浩監督)
これは日本映画にとって誇りになる歴史の一片だと‥僕は思います。
映画の面白さが弁士の力量に大きく関わっていた時代。‥数年前に僕は実際に弁士付きの映画を観ました。この作品にもそのシーンが出ていた「ノートルダムのせむし男」でした。ひとりの弁士が登場人物によって声を使い分けてテンポ良く映画に彩りを加えていくその姿はカッコよく、芸術のひとつのジャンルと言って良いと思うほどでした。
映画のひとつの楽しみ方として後世に伝えるべき!そう思います。「カツベン!」を観ても同じことを思いました。
僕はこの映画を観てストーリーよりも、キャスティングや周防監督の見せ方が本当に楽しいし、面白いなぁ‥と感じました。その化学反応たるや抜群!どの俳優さんがスクリーンに出ていても面白かったです。飽きる事がない。最後の人力車カーチェイスも不便さをおかしさに変えてドタバタドタバタ。チャップリンみたいでした。
最高の「娯楽映画」!
映画の持つ魅力の基本を魅せてもらいました。
キャラメルのエピソードも良かったですね。「幸せはキャラメルの味」は物理的に恵まれた現代社会に生きる僕たちに向けられたメッセージのように思います。
周防正行監督に感謝!
恋愛ものでもなく、青春ものでもなく。コメディ?
最終日に見に行きました。銀座東映にて。
ほぼ客はおらずのんびり見ることができました。
全体的に主題がわかりずらく、結論が貧乏だった主人公が幸せにもならず、不幸でもなく、映画として面白くなかった。
役者は精一杯演じていたが、力がずっと入りすぎで息抜きができないほど走りっぱなしである。
時にはじっくりとするシーンでもあればいいのだが。
良い点は監督の予算が高く、セットが豪華であったこと。
時代劇らしい作りになっていました。エキストラも多い感じ。
深作監督などは色キチガイといわれるほど、色気のある映像を作っていたが
まったく、その点でも面白くなかった。
3人の弁士も最後に何かが変わるのならそれが良かったが、特に変化がなく、平坦すぎる。
ただ、弁士がいてセリフによる楽しさは感じられたが、それだけでストーリーの大筋がない。
例えば貧乏だった弁士が大人になって金持ちになったとか、幼馴染と再会して逃げていくとか。
最後、すこし幸せになったところを見たかった。映画だから。
面白い
久々にこんな面白い映画を見ました。
右から左に幕が引くように場面が変わるところ、丸が小さくなって場面が変わるところ、こんな懐かしい技法を使うなんてさすが周防監督です。
フィルムの出火から火事で全てをなくしてしまいますが、思わぬところから大金が出てきてハッピーエンドで終わるところもいい。
上映館が少ないがもっと沢山の人に見てほしい。
口調
無声映画に声をあててたのは日本だけらしい。つまりは活動弁士って職業は日本にしか存在しないって事なのか。
さすがは難易度の高い言語を駆使する民族だと、不思議と納得する。
逆に言うと自由な発想を尽く嫌がるのだなぁと、この職業が発生した生い立ちにこそ興味が湧く。
作品自体はなぜだかボンヤリした印象だった。フレームが悪かったのかなぁ…音楽は好きじゃなかった。
滑り出しは楽しかったんだけどなぁ。
当時の撮影風景が映し出され、日が翳ったり乱入者がいたりで結構なハプニング続きだったんだけど、本編ではカットする所かそのまま使われてて、弁士が物語をこじ付けて上映するみたいな。かなりいい加減で苦笑い。
女優はおらず女形がやってたりと、馬鹿げた日本のルールというかルーツに嫌悪感を抱いてた。
なんか全編通して薄っすらとそおいう匂いを嗅いだりする。
監督は作品へのリスペクトはあるものの、作品を取り巻く環境へのリスペクトはあんまりないんだろうな、と。
そんな雑味が、なんとなくボンヤリとした印象って感想になったのかもしれない。
弁士の口調は流石な感じではあるものの、あまり映像とリンクして映し出される事はなく、効果をあまり感じられなかった。
ラストの追っかけっこも馬鹿みたいで、全然しっくりこない。やっぱ全体的にしまりがない印象が拭いきれない。
ヒロインの幼少期を演じた女の子が可愛かったなぁ…。
もっとこう活動弁士の歴史みたいなものを観れるのかと思ってたけど、そおでもなかったな。
黒島結菜可愛い
いやぁ映画愛に溢れた良い作品と思います。
活弁士という日本独自の文化が魅力的に描かれている。
駄作でも面白くしちゃう、そんな活弁士って凄いなぁ。今で言えば、ドラマで人気の副音声でしょうか?もちろん今のドラマは音声付きなのだから、元の音声で勝負して欲しいが、無音映画なら活弁士は立派な映画の一部ですよね。
ラストはハッピーエンドになって欲しかったなぁ。だって黒島結菜が可愛過ぎたから。あれでヒロインよりお世話になった映画館を取るなんて、男としては理解不能です笑
上白石萌音、城田優、山本耕史、シャーロットケイトフォックスが出演していたとは、、結構豪華な面々ですが気付きませんでした。劇中劇だったのでしょうか?
レトロ感
目から入ってくるレトロ情報が心地よい作品です。(笑)
当たり前ですがどれもこれもその時代のもので
今を生きるわたしにとっては古いのに新しい、そして可愛くもあり。
物語もどんどん進んでいくので暇になることがなかったです。
成田凌くんは最後までズルい人だった!(?)
映画の原点の歴史を雰囲気で楽しめる作品です。
昨年から観よう観ようと思ってたけど、なかなかタイミングが合わずに観れなかったのですが、年が明けて、やっと鑑賞出来ました。
で、感想はと言うと面白いのに…惜しい!
結構期待してたのでちょっと惜しいんですよね。
映画がまだ今の様な体を成してないサイレント時代に活躍した活動弁士を話を描いていて、ノスタルジックかつコメディチックに描いています。
何よりもとても映画愛に溢れていて、外国から来たまだ見ぬ異文化の芸術に誰もが夢中になった良い時代を丹念に描いています。
映画をテーマにした「ニュー・シネマ・パラダイス」や「今夜、ロマンス劇場で」「世界一と言われた映画館」を思い出しました。
目玉のまっちゃんこと尾上松之助さん、怪盗ジゴマと言った映画の歴史を紐解いていけば耳にする名前が挙がるだけで楽しい♪
今や少なくなった古き単館映画館の様子を見るのも面白いし、映写機や映写技師の苦労話を聞くの好き♪
映画好きがほんわかする好きな部分が一杯です♪
その中で活動弁士の話はやっぱり興味深いです。
今の声優の礎であり、歌舞伎や文楽の世界の流れから成り立った活動弁士の歴史はもっと世に知られてもよい業績を残したかと思うし、約半世紀近くの活動は日本の映画史を語る上では欠かせない重要な役割り。
現在でも活動弁士として活動されている方が若干おられますが、職業としては成立してるとは言い難い。
だけど、その技術の高さは台本を読む事以上にアドリブ力が試される。
成田凌さんや高良健吾さんがまさしく立板に水の如く、台詞を流れる様に連発され、生で見た事がなくても、活動弁士っぽいなぁとしみじみ思いましたw
だからこそ、惜しい!
全体的に良くまとまっているのにやっぱり惜しいのは全体的に無難にまとめ過ぎた感があるのと、細かい所の描写が薄い。
成田凌さん演じる染谷(国定)が弁士になるきっかけとなった憧れの山岡秋声が青木館に在籍してからは飲んだくれて、弁士として殆ど活躍せず。
ラストで染谷憧れの山岡秋声の弁士としての見せ場も無く、客が少ない青木館に愛想を尽かせての飲んだくれかとは思うけど、あまり理由もはっきりしてない。とか
高良健吾さん演じる茂木がいつのまにか青木館からタチバナ館に移ってるし。とか
染谷と梅子(松子)との恋愛もなんか中途半端だし、タチバナ館のオーナーの一人娘の琴江もいつの間にか茂木から染谷に鞍替えしてるし。とか
ラストのドタドタもなんか古い感じではあるし、敢えてそれを入れる必要があるのかな?と思うし、入れる事でチープに感じるんですよね。
細かい事を言い出したら切りがないけど、それでも気になる所はやっぱり気になって、良い所が少し曇る感じになるんですよね~
ノスタルジックな雰囲気を醸し出した作品だからこそ、その雰囲気を楽しむとしてと、いろんな部分がアンニュイではちと困りもんではありますが、雰囲気を楽しむと言う事では心地好いんですよね♪
モノクロ映画やサイレント映画を観たくなります♪
最盛期は全国で映画館が7,500館近くあったのも減少していき、一時期は2,000館を下回った時期もあったけど、現在は3,500スクリーン。上映数は盛り返してますが、映画館の数は全国で約600。やはり映画館自体の数は減少の一途を辿るばかり。
※追記
当初、映画館数を3,500と明記しましたが、正確には全国のスクリーン数が3,500になります。
一映画館で複数スクリーンを有する、所謂シネコンは10スクリーンを有した場合は10と計算されます。
現在は映画館と言う建物で計算した場合は全国で約600近くが存在してます。
ちなみにシネコンが全体の9割を占めており、単館系の映画館は残り1割で全国で約60館しかない事になりますが、都道府県によっては単館系映画館が存在しない地域も在ります。
訂正をさせて頂きましたが誤解を招く書き方をして申し訳ございません。
先日は有楽町の名門映画館「スバル座」も閉館し、好きな映画館が少なくなるのは寂しい。
勿論、映画館が増えていったお陰は様々なシネコンが出来てきたからであって、シネコンはシネコンでとても便利だし良く利用してます。
最近では小さな映画館でもいろんな趣向を凝らしていて、映画熱は上がって来てるし頑張ってると思う。
だからこそ、映画好きな映画人なら少しでも劇場に足を運んで観に行くのがせめてもの努めかとw
今の映像と音響の極致とは対極は当たり前ですが、古き良き時代の映画が至高の娯楽とされていた時代の思い出の様な作品で映画と言う文化が大切に感じられるし、それに触れられる作品ではあります。
そんな事を感じさせてくれる素敵な映画だからこそ、惜しいのは惜しいんですが、キャラメル程ではないけどw、後味の引く雰囲気は楽しめますよ♪
イントレランス!!!???
映画の歴史~~~!!!???みたいな。
古い映画、イントレランスはみたけれど。
チャップリンとか、字幕で絵だけでも良いともおもうけれど。
最近は、テレビも消音してみたり、画だけで良いとか思ってしまうこともあるけれど。
まあ、音声もたまには。
一人の時は消音、人と見るときは音声も必要みたな。(笑)
まあ、そんな需要もあったような。(笑)
現代は、CG、アニメ、VFX、実写、合成など技術を取り入れて。(笑)
アクションシーンも派手に、ありえない設定などにして、復活とかもあったりして。
最後はハッピーエンド。
海外ではアートフィルムスクールなども盛況みたいで。
メソッドありきなのかどうなのか。
ただ、真似も本物を越してしまえばオリジナルで巨匠だとか(笑)
いろいろあるみたいで。
個人的にはスピーディーで、アクションがかっこよくて、サクサクすすんで、めちゃくちゃな設定が個人的には好きです。(笑)
ついでにコメディーやくだらないギャグをとりこんで。
いまいち鉄砲などのアクションが地味で。
個人的にはアクションはハイテクにして欲しかった。(笑)
仮面ライダーみたいなアクションだけはして。設定無視みたいな。
それでいて、寅さんてきな描写で笑わしてほしく。
いまいち実写のドラマの俳優シーンも笑えないし、つまらない。
アクションシーンは実写じゃなくてもっとガンガンやって欲しい。
金をとれるレベルじゃないと思う。(笑)
レベルが低すぎる。(笑)(笑)
ニセ弁士???
なんかサイレント映画の音声役の物語??
うーーーん。
なんでニセ弁士なのかいまいちわからなかった。(笑)
適当に観ていたせいなのか。(笑)
いまいち、ヤクザの鉄砲がダラダラしていて。
まあ酔っ払いの言っていることも一理あるなとか。(笑)
まあサイレント映画は必要ないな??とか。
まあ、わかるよな~~~~とか。
でもまあそれはそれだしとか。
うーーーん。
なんか業界映画みたいな。
あんまりピンとこないけれど。(笑)
まあ、仕方がない。(笑)
個人的にはシナリオ的に面白くない。
コメディー感もいまいちだし。
ストーリーも昔話で夢がない。
昔はこうだったんだよ~~~~って言われても、でしょうか??でしょうね。とか
そうですか~~~みたいな。(笑)
だから、とか、そんな感じで。今は便利だねーみたいな。(笑)
もっと、将来をイメージしたところとか。
クリエイティブ感がいまいちで。
少し残念に個人的には思ってしまいましたが、まあ、まとまっておりまして。
温故知新といいますか。
多くを語らずといいますか。(笑)
凄かった??です。(笑)
青木館の惨劇
かつて僧侶や相撲、社交ダンスといったちょっと特殊な世界のカタログ的な映画を自家薬籠中のものとして名を上げた周防正行監督だが、その流れで行くと前作の舞妓や今回の活動弁士も同工と言えるが、若干夾雑物が多くなった感はある。拝借した金の取り扱いが中途半端だし、幼なじみの女優との関係もあまり盛り上がらない。
フィルムの切り貼りや映画館の火災は、某映画へのオマージュとしても、さすがにどうなのと思う。
竹中直人、田口浩正、徳井優らの常連組が楽しげに盛り立てているのは、見ていてほほえましいが。
「兄貴の嫁さん」から35年間で10本というのは、やはり寡作の部類に入るのだろうか。もうちょっと新作公開の頻度を上げて、ファンを楽しませてほしいものである。
どこに情熱を感じられるのか?前宣伝は控えめに
今年最後の邦画になろう。
NHKが「いだてん」なる大河をやると言うから、味のある俳優が、殆ど持っていかれてしまった。今年は、邦画サイドは、制作にかなり苦慮したように思われる。しかし「いだてん」もそれなりに評価されるべき作品であったと思われる。宮藤氏には、お疲れ様。今年は、個性的な俳優の逝去もあり邦画サイドは、少し寂しさを感じた。ラストを「カツベン!」で締め括るにしては、成田さんのテレビでの出演数の多さにウンザリ。ピッツァも
食い飽きた。彼の弁士としての努力は凄い!他の人も凄い!作品として「弁士活躍の時代の無声映画のそれなりの良さ醍醐味が感じられず物足りなさ」を感じた。
周防監督の作品は『終の信託』以来である。
キャスティングに不満があるものの、後半殆ど活劇ものの長回しという感じで、どうにか作品に収めた感はあり。箪笥の引き出しあたりから、内容がズレ始めてきていると、笑いながらもガッカリ。青木富夫役を竹中氏が演じている点、音楽といい、小津の旅芸人を扱った。「浮草」のイメージが湧いた。小道具として「キャラメル」の採用は良かった。
さすがに無残に燃え尽きたフィルムをくっつけて上映作品にしてしまう場面は、「不朽の」名作『ニューシネマパラダイス』のようである作品とは、冗談でも言えないし、センス台無し。例として、引き合いに出すのも気が引ける。エンドロールでは、監督夫人の名が…。劇中劇に出演されていたとは。他にズラズラと名の知れた俳優の名前が。監督の親切心からか。これはご丁寧に。共演NGという理由から今年の多忙役者「永瀬正敏」を出演させた点は、「役不足」だと思わざるを得ない。『宮本から君へ』の池松さんの声音には少し「嫌悪感」を感じた。
周防監督の次回作は、自分の嗜好を取り除いた作品を期待したい。
凄く楽しかったし面白かった
・登場人物全員がどんな人かが明確な上、感情がはっきりしてて魅力的でとても良かった。
・ストーリーも笑い、感動、切なさも全部あって更に驚いた。
・活動弁士が活躍していた映画館?の様子・建物が良かった。
両側から引き出せるタンスは初めて観た。説明をしている最中も三味線などを演奏してたり
三人が少ないのかって驚いたり活動弁士次第で作品が良くなったり悪くなったり
その時代に行ってみたくなる作品の雰囲気が凄く良かった。
・主人公が偽の活動弁士をして偽物の人気活動弁士が田舎町に公演して火事場泥棒みたいな事をしているアイディアが良かった。今でもあり得ない、有名弁士の顔がわれてないっていうのが新鮮だった。
・ラストの刑務所のシーンも切なくてとても良かった。構成がよくて、とても楽しくて面白かった。
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