シークレット・ルームのレビュー・感想・評価
全12件を表示
ジェニファー・ガーナー(^-^)
変人が似合うブライアンさん
意外と繊細でした
結果、人生を見つめ直す為の部屋
嫉妬深い主人公は、自分の存在感が無くなってきたことや、妄想の中の妻の浮気が許せなく、仕事が終わり家に帰ることにウンザリしていた。
ある日、停電が起こり帰宅が遅くなったのを機に、自宅敷地内の物置部屋へ行った。
そこで垣間見る妻の姿に更なる妄想が加速するが…。
主人公は、妻に蔑ろにされ 双子の娘達には疎まれ、腹が立っていたのだと思う。
物置部屋で過ごす自由な時間に開放感を覚え、仕事も家庭もどうでも良いし、とにかく 今まで我慢して来た自分を捨てたい…と思っていたけど、自分の自宅(妻と娘達)を客観的に見ることで、本当に大切なものは何かを知っていく過程は良かった。
でも、正直…プライベートを覗き見されるのは いくら旦那でもキモいかな(笑)。
それに、こういう男の人の気持ちも解らない(笑)。
いや〜な男
ハワードは、自分の妻や娘たちを顕微鏡で覗き見しながら暮らしていて、妻がひどい目にあったり、イライラしたりすると「馬鹿じゃん!」みたいに面白がって笑ったりするなど、人としてどうかと思うエピソードが次から次へと出てきて、観客はかなりハワードのことを嫌いになると思うのだが、何ヶ月か経った後、妻と子供達が自分の洋服を処理しているところを見て愕然としたりするところはちょっと気の毒になったりして面白い。また、エリート・サラリーマンとしての無機質な生活より、ゴミ漁りしていてもなーんにも縛られない、自分自身にさえ縛られない生活は楽しいみたいなのが興味深かった。しかしエリートの肩書きを捨てることで心が自由になり、過去のことを振り返る時間もできて、自分自身を見つめる機会を与えられたのにも関わらず、成長せずに結局昔と同じ人間のままで、もっとなんらかの「オチ」があっても良さそうなものだが、逆に全く何も変わらないところが新鮮に感じた。
イメージと違った
ブライアンがドロップアウトするから面白い
詰めの甘さはあるけれど、それなりに楽しめた映画だった
弁護士のハワードが、電車が停電して帰りが遅くなってしまい、妻が浮気を疑うのでは…と考えつつ、ガレージの2階から家族のようすを覗いているうちに寝てしまい、そのまま出るに出られず、仕事にも行かず、そこで暮らし始めてしまう
主演はドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストン
妻は、ジェニファー・ガーナーが演じている
面白いなと思ったのは、「ブレイキング・バッド」では、高校教師をドロップアウトして、ドラッグ界の王にまでなったブライアンが、
こちらでも、やはり弁護士をドロップアウトして、ゴミ箱を漁って暮らすホームレス(寝る場所はあるけど)に成り下がるところ
そして、やはり「ブレイキング・バッド」のウォルター同様に、こちらのハワードもひたすら悪態をついている
「ブレイキング・バッド」では、ひたすら金を稼ぎ続ける金の亡者だったブライアンが、ここでは、金を全て放棄する
そんな「ブレイキング・バッド」との相違点を見比べつつ楽しんだ
きっと誰もが「全てを投げ出して、誰も知ってる人がいないところへ行きたい」と思うことがあるはず
この映画の主人公ハワードは、その願いを叶えつつも、どこにも行かずに、自宅のガレージでひっそりと自分がいなくなったあとの家族のようすを観察する
そして、金も、仕事も、家族も放棄したとき、彼の心に残ったものは何か
高熱を出し、一人では生きていけないことを悟り
神の慈悲によって生き延びることができたのだと感じたハワード
当たり前のようにそこにあることが、いかに大切なことなのかに気づく
夫がいなくなって、最初はかなり同様し、警察や実家に相談していた奥さんも、数日でいつもの生活を取り戻していくところには、「仲よさそうに見える夫婦の現実と残酷さ」を感じた
けれど
「その先が知りたいのに…」というところで終わっていて、不完全燃焼な気分が残ったのが、残念なところ
その後の結果が知りたかったのにな
全12件を表示