「スゴい!洗練されたインド映画」パドマーワト 女神の誕生 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
スゴい!洗練されたインド映画
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日本のサブタイトルに付いてる「女神の誕生」。見終わった後に「うぉい!そういう意味かい!」って思わず膝を打ちました。あれ?これってタイトルでネタバレ?
「バーフバリ」からインド映画に目覚めたのですが、本作はメッチャ洗練されててビックリです。荘厳な美術や衣装にしろ、カメラワークにしろ、ハリウッドに勝るとも劣らない素晴らしい作品になっています。正直あまりインド映画に詳しくない身分でこういうのもなんですが、メチャメチャレベル上がってる!
調べてみると本作の物語って16世紀には確立されてたんですね。日本でいうと安土桃山時代!そんな昔からある物語を現代の映像技術で見事に作り込んであります。古典的な物語でもちゃんと作ればこれだけ面白い物になるという好例ではないでしょうか?
もちろんパドマーワティもラタン・シンも好きなんですが、なんと言ってもアラーウッディーンの圧倒的な悪役っぷりですね。ダンスシーンはメチャメチャ引き込まれてました。正に圧巻です。いっやー、悪役がしっかりしている作品は面白い!
最後の一対一の決闘シーンも緊張感のある長回しでドキドキしながら観てました。で、その後に続くサティーのシーンは胸が苦しくなりましたよ。今の感覚では殉死はもちろんダメな事ですが、尊厳を保つ為に炎の中に進んでいくパドマーワティはカッコいいと思えるぐらいでした。
インド映画なので上映時間は長いのですが、本作はその価値が十分にある作品でした。インド映画スゲー!!
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