劇場公開日 2018年11月23日

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「厳しい現実だけど、青春エンタメでもある」ギャングース andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0厳しい現実だけど、青春エンタメでもある

2018年12月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣いてしまった。ひたすら危ない橋を渡って生きるしかない三人組の「やるか、やられるか」勝負。良いとか悪いとかでなく日々生きるためにやるしかないという感覚。貧困の中でも「仲間」がいてなんとかなっているという、ある種ものすごくセンチメンタルな友情ムービーでもある。
主人公三人組はとても個性際立っていて良かった。高杉真宙は幅が広いし、小学生の回想シーンまでこなせる加藤諒、渡辺大知も本当に上手い。原作読んでないけどきちんと寄せたんだろうなって。あと。ラスボスMIYAVI半端なかった。存在するだけで怖いという。でも子どものような一面もありという。全体的に演じる役者がすごく良かった。
ものすごく厳しい現実を見せつけながらも青春エンタメ的に仕上がっていた。入江悠監督は上手いなあ。若い人がもっと観るといいなあと思った。R-15なんだけど。

andhyphen