「絶望ではなく希望」ギャングース Rubysparksさんの映画レビュー(感想・評価)
絶望ではなく希望
親から虐待をうけ少年院で育った3人の若者の話、私にも同じくらいの年齢の子がいるので、放っておけない、ハラハラしながらずっとみてた。
映画は、貧困、虐待の連鎖、裏社会のヒエラルキーなど重いテーマを扱いながら、観るものに手に汗握らせるスピード感あふれる娯楽作品にもなっていて。ブレイキングバッドやOrange is the new black とも肩を並べられるといったら褒めすぎでしょうか。
目を背けたくなるような現実を描いても観客を絶望させない、希望とユーモア溢れる清々しいラストに強いメッセージが詰まってる。
闇組織における騙し騙され裏切り裏切られる脆い人間関係、これでもかと搾取される若者たちのレジリエンスと仲間の強い絆。その対比が後半に際立っていた。
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