「フランス最大の薬害事件の実録映画」150ミリグラム ある女医の告発 eさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0フランス最大の薬害事件の実録映画

2018年2月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

2009年11月、それまで33年間にわたりフランスで処方せん薬として販売されてきた食欲抑制剤(抗肥満剤)ベンフルオレックス(商品名: Mediator)が市場から撤退した。同剤は肺高血圧と心臓弁膜症を来たし、同剤による死亡者は500人を上回ると推定されている。
仏製薬会社セルヴィエと戦う1人の地方病院の呼吸器科の女医。
薬品名から会社名、主人公の女医等実名で出てくる。訴訟は現在も続いているとの事。
同じく痩せ薬として作用するフェンフルラミンの薬害が明るみになったばかり、という背景が皮肉。
肥満の人の病理解剖シーンが二度ほど出てくるので要注意。
よくある本人映像が無かった。

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