ニュー・ミュータントのレビュー・感想・評価
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盛り上がる要素はいろいろあるのに盛り上がらなかった。
「X-MEN」を観たことがないので、本作がX-MENシリーズとどのようにつながっているのかわからない。 超能力を持った若者たちが施設に閉じ込められている。 そこで超常現象が起こったりする。やがて、謎のモンスターたちが若者たちを襲いはじめる。 もっと盛り上がる作りにしたらよかったのだが、なぜか盛り上がらずに終わってしまった。
FOX版『X-MEN』のスピンオフ
FOX版『X-MEN』のスピンオフ映画。 ストーリーは、能力のある若者達が過去を乗り越えて仲間となるまでを描いている。壮大さや派手さはなく、ティーンの青春ドラマという感じ。 94分とコンパクトにまとめられた映画で、ここから正史に続くかと思われたが、FOXがディズニーに買収された事により『X-MEN』はリブートされる事に。なので、『ニュー・ミュータント』 もMCUに属さないマーベル・レガシーというカテゴリー分けをされており、ここで終わりっぽい。 これが最後のFOX版『X-MEN』になると思うと、アニヤ・テイラー=ジョイ、『ゲーム・オブ・スローンズ』のメイジー・ウィリアムズ、『ストレンジャー・シングス』のチャーリー・ヒートンと話題性のある若手を揃えてただけに残念。 個人的には、アニヤ・テイラー=ジョイ演じるイリアナが良い。
クセ強めな能力者の集まり
能力を制御しきれない若者ミュータント用の 病院で不可思議なことが起こる話。 X-MENシリーズ好きなので観てみました。 主人公の能力が今までのミュータントにはない、 すごく特殊なものでよかったです! 最初は能力は明かされず、 徐々に明らかになっていく流れもよかったです。 とはいえ展開が想像できるのががっかり。 若者ミュータントということで 青春とかを楽しみにしてたけど、 ホラー?演出に力を裂きすぎてもう少し。 かと言ってホラー?演出がいいかというと 物足りなさが否めない。 イリアナの能力が最後までよく分からなかったけど めちゃくちゃかっこよかったです!
勇気を持って戦おう!
好きなアニャさん出るので観ました。 ミュータント系の作品は色々ありますが自分の力をセーブしながら生きていき、時にはヒーロー、時には悪に。 これはどの作品のミュータントも同じなんですね(^_^;) 皆で戦えば怖くない(  ̄▽ ̄)
映画「ショート・ターム」よりずっと劣る
X-MENを題材に、今までと全く違う、「少年少女の成長物語」を作ろうとした制作側の挑戦は評価できるものの、 映画「ショート・ターム」(ブリー・ラーソン主演)を見てからだと、類似のテーマで、同様の保護施設を舞台しているが、製作費は50倍はかかってそうだが、内容はずっと薄く、平たくいえばガッカリする。
不運続きの作品
予告後悔当時それはそれは期待したものです。 しかし20世紀FOX側による撮り直し要求やディズニーによる買収で権利はMCU(マーベルスタジオ)へ。 いざ後悔となればコロナで再延期。 本当災難です。 さてX-MEN加入前の若きミュータント達の物語だが勿論X-MENも出てこないしある施設内での出来事に絞っております。 敵は己の精神。 ヴィランは出て来ません。 当時からホラーテイストだとは聞いておりましたが正直そこまで…って程で中途半端な印象。 一本のホラー映画として観るならば最低評価になるかもしれない。 キャスト陣は悪くないがパッともしない。 唯一光ってたのはアニャ・テイラー=ジョイ演じるイリアナ。 なかなか魅力ある女優さん。 イリアナ自体も原作で言うところのX-MENのコロッサル(全身金属のマッチョ)の妹。 それっぽい雰囲気もあってよかったかな? 良かったのはこれだけ。 あとは残念ながら全てがチープで退屈な仕上がり。 そもそもX-MEN自体表面上のエンタメ性に隠れ実は闇が深いメッセージが込められている。 今作ではやはりホラーテイストにした為どちらかと言えばそっちに重心がある為今までのX-MENを観て来た側も乗りに乗れないなんともモヤモヤする作り。 異色感はあるがパンチがないので DCユニバースのスーサイドスクワッド的な残念感が感じられる。 延期という延期にますます期待をしてしまったファンも拍子抜けだったかもしれない。 暇なら観ていいかな? あまりお勧めはできません。 あ、あと邦題どうにかならないのか? パッケージに思いっきり 『The New Mutants』て書いてあるのに 『ニュー・ミュータント』って…… 複数系くらいはねぇ?こんなんだから日本は英語教育遅れてるんだと思いますよマジで。
FOX先生、さようなら
別にFOXに思いいれがあるわけではないが、あまり寡占が進むのはよろしくないと思う。 あたしゃてっきり『ローガン』後のあの人が描かれるものと思っていたよ。 ホラーテイストは嫌いではないが、それを目当てで見るには物足りない。結構ヘビーな背景があるようだが、あっさり目に流しているのは仕方ないか。 アニヤはなんで途中からお団子なんだろう。どS要素緩和のためか。 クライマックスでいつ「くだれ ゴウラン!」といい出すかワクワクしたよ。
青春サバイバルホラー
若きミュータント達を襲う正体不明の怪物達。打開するのは自らの力と勇気。 ホラーよりも青春要素の方が印象に残る作品でした。なんとなく約束のネバーラドっぽいかも。 正直あんまり面白くはなかったかな。 キャストは若手の実力派俳優達。個人的にイリアナ役のアニヤ・テイラー=ジョイとサム役のチャーリー・ヒートンが好きなんで楽しみしてました。 だがその二人より印象に残ったのはレイン役のメイジー・ウィリアムズ。彼女の演技力ヤバい。 ダニエル役のブルー・ハントはあまり好感が持てなかったな。演技力の問題なのか、ダニエルがキャラが薄いってか特徴がないってか。 能力は激ヤバで一番敵に回したくないな。 ロベルト役のヘンリー・ザガは微妙に影薄いかも。能力はかっこいいし、いい感じに闇を抱えてんだけど、イリアナやレインの存在感に負けてんだよな。サムにしろロベルトにしろ何か地味だぞ。頑張れ男性陣。 原作読んでないから知らなかったんだけど、イリアナのあの鎧や剣は彼女の能力じゃなく、別物の魔法なんだね。彼女の能力はテレポーテーション。ただ別次元ってか異世界に行けたりとナイトクローラーの完全上位互換。あの能力なら懲罰房の外やバリアの外に行けるんじゃないかと思ったけど、ミュータント無効化の仕掛けがあるのかね? ちなみにイリアナはコロッサスの妹らしい。
同世界観の一本として観れば面白い。
X-MENシリーズ最新作のハズが、制作中に20世紀フォックス社がディズニーに買収されたり、公開時期にコロナが大流行したりして延期に次ぐ延期の末、結局日本ではビデオスルーになってしまった不運な作品。 かなりこじんまりした低予算作品だし、知ってるキャラは一人も出てこないから、X-MENシリーズの一本だと思って観ると少し物足りないかもだけど、あくまでX-MENと同じ世界観の中の1本で、悩めるティーンたちを主役に据えた青春映画だと思えば面白い。 ただし、ホラーという触れ込みだけど、全然怖くないので拍子抜けではあった。
怖くないホラー映画。
何度も延期を繰り返し、遂に日本では配信公開のみとなってしまった不遇な本作。 素直に面白くないと思いました。 若手のミュータントらしい斬新な能力の数々や初々しい若手俳優陣の良い意味での存在感など楽しめる部分もありましたが、根本的に怖くない時点でホラー映画として失敗だと思います。ダニーの怖がらせるものを見せるという能力はイットのペニーワイズそのままの能力でありながらペニーワイズの方が恐ろしいと思えてしまうのです。とにかく暗い雰囲気で単調な物語を長々見せられて正直辛かったです。 また、同性愛や攻めた表現のセリフなどもあり正直驚きました。 マジックのアクション漫画の主人公感溢れる剣がカッコ良かったのが好印象です。 役者の皆さんの演技も素晴らしかったです。 総評 コレが本当に最後のX-MEN映画。不満点は多々あるが、観れてよかったと思った。
不満点は多いが好みの物語
街を襲った災害からたった1人生き延びたダニが目を覚ました施設は能力を覚醒させた若者を隔離する施設で…。 FOX版X-MEN最終作。ホラーテイストにすると言う前宣伝の割に怖さを感じないなど不満点はあるが、終盤の展開が個人的には好みだったため配信スルーは悲しい。 若者5人キャラクターはアニャ・テイラー=ジョイの演じるイリアナを始め全員魅力的だったし、登場人物を何とかMCUに合流してこの作品を無かったことにするのを防いで欲しいです…。
ホラー仕立ての『ブレックファスト・クラブ』
深夜に起こった謎の超常現象で壊滅した集落で発見されたただ一人の生存者、シャイアン族のダニ。彼女が目覚めるとそこは周囲から隔絶された見知らぬ施設で、そこには医師のレイエスの監視下でレイン、イリアナ、サム、ロベルトという同じ年頃の若者が収容されていた。彼らはみな思春期に特殊能力を発動したミュータントで自身の能力を制御出来ないことからここでセラピーを受けており、ダニもミュータントと認定されて収容されたものの、様々な検査を経てもなお彼女の特殊能力が何かが判然としない。一方でダニが入所してから施設の中では奇妙な現象が起こり始め・・・ 自身の能力に戸惑う若者達の物語という意味では『キャリー』、『AKIRA』、『クロニクル』、『ブライトバーン』といった作品群といった作品を連想しますが、あくまでX-MENの世界観の中で展開するスピンオフであるところが特徴。自身の能力が引き起こした悲劇を一つずつ明らかにしながらダニの能力を暗示する展開はホラー映画のようなテイストですが、ベースにあるのは『ブレックファスト・クラブ』。絶望的なトラウマを抱えているがゆえに容易には心を許さない彼らが覚醒する物語には爽やかさが滲んでいて、この辺りは『きっと、星のせいじゃない。』が代表作である監督ジョシュ・ブーンのカラーが色濃く出ているかと。予告から勝手に想像していた凄惨な感じはあまりなく、こじんまりと纏まってしまった感はありますが、徹底的に意地悪で右手に装着したパペットのロッキードと会話する不思議ちゃんキャラであるイリアナ・ラスプーチンを演じるアニヤ・テイラー=ジョイが醸す個性が切り立った存在感が鮮烈過ぎてなかなかスリリングな作品に仕上がっています。
なんか狭い話
物理的面積としても物語の範囲としてもスケールが狭い。 番外編か外伝みたいなおもむきがあり、なんとなく本編をさがした。 なんていうか、マーベルの新作という豪奢な装丁にたいして、あまりにもこぢんまりとした話だった。 異能者の収容施設での実験や謀反があらましだが、ティーンの異能テーマはありがちで、主人公に対し、とげとげしくあたる子とやさしくかばう子がからむ定石も凡庸にうつった。 ところがアニャテイラージョイとメイジーウィリアムズという天資の塊みたいな双頭に、加えBlu Huntという初見の女優が主人公。 この三人が、キラ星のような優性遺伝子で、俳優の魅力によって、映画の瑕疵がまったくもんだいにならないという適例を、この映画は提供してしまっていた。 アニャテイラーは類型的ないじめっこで、憎まれの設定を持ちながら、見る人に憎まれがいっさい作用しないという楽しさ。他二人とは対照的なグラマラス体型で、ぱっつんスキニーなパンツがきまっていた。 攻撃的な性格とミステリアスな雰囲気と変貌する右手、まるで彼女に書かれたキャラクターのようだった。 メイジーは相変わらず世界一魅力的なゲジゲジ眉。つくづく顔だけで食える顔。博愛キャラクターと童顔が合致すると同時に、毛深そうな濃さが獣に変身する異能とも合致していた。 やたらベアバックのショットがある。もちろん振り向かないが、再三ベアバックがあったので、ちょっとだけどきどきした。がっちりした豆腐みたいな背中をしている。 Blu Huntは明解な意志がみえるインディアンな顔立ち。逸材なのは一目でわかった。 監督をみたら、きっと星のせいじゃないで一躍有名になったJosh Boone。おそらくマーベルは、わざとSF門外漢をもってきたのだと思われる。 ただし、たしかに及第な出来だったが、Josh Booneが監督だったからこそ、この映画は大こけはしなかったのだろうと思う。かえりみて、そう思うところが大きかった。 この映画の面白さは、三人の女優がたしかに人間じゃない──と思わせるところ。すなわち、庶民から見たとき、人としての魅力を集約している点において、たしかにMutantsなわけである。 優生思想を公人が言っちゃうと叩かれるのだが、あんがいわたしたち一般庶民は、著名な才人や美人に対して、あんな能力があったら、あんなうつくしさがあったら──と漠然と考えてみることがある。異能テーマは、庶民の「夢見る」ってところを、うまく汲んでいると思った。
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