ニュー・ミュータントのレビュー・感想・評価
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盛り上がる要素はいろいろあるのに盛り上がらなかった。
FOX版『X-MEN』のスピンオフ
FOX版『X-MEN』のスピンオフ映画。
ストーリーは、能力のある若者達が過去を乗り越えて仲間となるまでを描いている。壮大さや派手さはなく、ティーンの青春ドラマという感じ。
94分とコンパクトにまとめられた映画で、ここから正史に続くかと思われたが、FOXがディズニーに買収された事により『X-MEN』はリブートされる事に。なので、『ニュー・ミュータント』 もMCUに属さないマーベル・レガシーというカテゴリー分けをされており、ここで終わりっぽい。
これが最後のFOX版『X-MEN』になると思うと、アニヤ・テイラー=ジョイ、『ゲーム・オブ・スローンズ』のメイジー・ウィリアムズ、『ストレンジャー・シングス』のチャーリー・ヒートンと話題性のある若手を揃えてただけに残念。
個人的には、アニヤ・テイラー=ジョイ演じるイリアナが良い。
クセ強めな能力者の集まり
勇気を持って戦おう!
映画「ショート・ターム」よりずっと劣る
不運続きの作品
予告後悔当時それはそれは期待したものです。
しかし20世紀FOX側による撮り直し要求やディズニーによる買収で権利はMCU(マーベルスタジオ)へ。
いざ後悔となればコロナで再延期。
本当災難です。
さてX-MEN加入前の若きミュータント達の物語だが勿論X-MENも出てこないしある施設内での出来事に絞っております。
敵は己の精神。
ヴィランは出て来ません。
当時からホラーテイストだとは聞いておりましたが正直そこまで…って程で中途半端な印象。
一本のホラー映画として観るならば最低評価になるかもしれない。
キャスト陣は悪くないがパッともしない。
唯一光ってたのはアニャ・テイラー=ジョイ演じるイリアナ。
なかなか魅力ある女優さん。
イリアナ自体も原作で言うところのX-MENのコロッサル(全身金属のマッチョ)の妹。
それっぽい雰囲気もあってよかったかな?
良かったのはこれだけ。
あとは残念ながら全てがチープで退屈な仕上がり。
そもそもX-MEN自体表面上のエンタメ性に隠れ実は闇が深いメッセージが込められている。
今作ではやはりホラーテイストにした為どちらかと言えばそっちに重心がある為今までのX-MENを観て来た側も乗りに乗れないなんともモヤモヤする作り。
異色感はあるがパンチがないので
DCユニバースのスーサイドスクワッド的な残念感が感じられる。
延期という延期にますます期待をしてしまったファンも拍子抜けだったかもしれない。
暇なら観ていいかな?
あまりお勧めはできません。
あ、あと邦題どうにかならないのか?
パッケージに思いっきり
『The New Mutants』て書いてあるのに
『ニュー・ミュータント』って……
複数系くらいはねぇ?こんなんだから日本は英語教育遅れてるんだと思いますよマジで。
FOX先生、さようなら
青春サバイバルホラー
若きミュータント達を襲う正体不明の怪物達。打開するのは自らの力と勇気。
ホラーよりも青春要素の方が印象に残る作品でした。なんとなく約束のネバーラドっぽいかも。
正直あんまり面白くはなかったかな。
キャストは若手の実力派俳優達。個人的にイリアナ役のアニヤ・テイラー=ジョイとサム役のチャーリー・ヒートンが好きなんで楽しみしてました。
だがその二人より印象に残ったのはレイン役のメイジー・ウィリアムズ。彼女の演技力ヤバい。
ダニエル役のブルー・ハントはあまり好感が持てなかったな。演技力の問題なのか、ダニエルがキャラが薄いってか特徴がないってか。
能力は激ヤバで一番敵に回したくないな。
ロベルト役のヘンリー・ザガは微妙に影薄いかも。能力はかっこいいし、いい感じに闇を抱えてんだけど、イリアナやレインの存在感に負けてんだよな。サムにしろロベルトにしろ何か地味だぞ。頑張れ男性陣。
原作読んでないから知らなかったんだけど、イリアナのあの鎧や剣は彼女の能力じゃなく、別物の魔法なんだね。彼女の能力はテレポーテーション。ただ別次元ってか異世界に行けたりとナイトクローラーの完全上位互換。あの能力なら懲罰房の外やバリアの外に行けるんじゃないかと思ったけど、ミュータント無効化の仕掛けがあるのかね?
ちなみにイリアナはコロッサスの妹らしい。
同世界観の一本として観れば面白い。
怖くないホラー映画。
何度も延期を繰り返し、遂に日本では配信公開のみとなってしまった不遇な本作。
素直に面白くないと思いました。
若手のミュータントらしい斬新な能力の数々や初々しい若手俳優陣の良い意味での存在感など楽しめる部分もありましたが、根本的に怖くない時点でホラー映画として失敗だと思います。ダニーの怖がらせるものを見せるという能力はイットのペニーワイズそのままの能力でありながらペニーワイズの方が恐ろしいと思えてしまうのです。とにかく暗い雰囲気で単調な物語を長々見せられて正直辛かったです。
また、同性愛や攻めた表現のセリフなどもあり正直驚きました。
マジックのアクション漫画の主人公感溢れる剣がカッコ良かったのが好印象です。
役者の皆さんの演技も素晴らしかったです。
総評
コレが本当に最後のX-MEN映画。不満点は多々あるが、観れてよかったと思った。
不満点は多いが好みの物語
ホラー仕立ての『ブレックファスト・クラブ』
深夜に起こった謎の超常現象で壊滅した集落で発見されたただ一人の生存者、シャイアン族のダニ。彼女が目覚めるとそこは周囲から隔絶された見知らぬ施設で、そこには医師のレイエスの監視下でレイン、イリアナ、サム、ロベルトという同じ年頃の若者が収容されていた。彼らはみな思春期に特殊能力を発動したミュータントで自身の能力を制御出来ないことからここでセラピーを受けており、ダニもミュータントと認定されて収容されたものの、様々な検査を経てもなお彼女の特殊能力が何かが判然としない。一方でダニが入所してから施設の中では奇妙な現象が起こり始め・・・
自身の能力に戸惑う若者達の物語という意味では『キャリー』、『AKIRA』、『クロニクル』、『ブライトバーン』といった作品群といった作品を連想しますが、あくまでX-MENの世界観の中で展開するスピンオフであるところが特徴。自身の能力が引き起こした悲劇を一つずつ明らかにしながらダニの能力を暗示する展開はホラー映画のようなテイストですが、ベースにあるのは『ブレックファスト・クラブ』。絶望的なトラウマを抱えているがゆえに容易には心を許さない彼らが覚醒する物語には爽やかさが滲んでいて、この辺りは『きっと、星のせいじゃない。』が代表作である監督ジョシュ・ブーンのカラーが色濃く出ているかと。予告から勝手に想像していた凄惨な感じはあまりなく、こじんまりと纏まってしまった感はありますが、徹底的に意地悪で右手に装着したパペットのロッキードと会話する不思議ちゃんキャラであるイリアナ・ラスプーチンを演じるアニヤ・テイラー=ジョイが醸す個性が切り立った存在感が鮮烈過ぎてなかなかスリリングな作品に仕上がっています。
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