「不運続きの作品」ニュー・ミュータント Flagmanさんの映画レビュー(感想・評価)
不運続きの作品
予告後悔当時それはそれは期待したものです。
しかし20世紀FOX側による撮り直し要求やディズニーによる買収で権利はMCU(マーベルスタジオ)へ。
いざ後悔となればコロナで再延期。
本当災難です。
さてX-MEN加入前の若きミュータント達の物語だが勿論X-MENも出てこないしある施設内での出来事に絞っております。
敵は己の精神。
ヴィランは出て来ません。
当時からホラーテイストだとは聞いておりましたが正直そこまで…って程で中途半端な印象。
一本のホラー映画として観るならば最低評価になるかもしれない。
キャスト陣は悪くないがパッともしない。
唯一光ってたのはアニャ・テイラー=ジョイ演じるイリアナ。
なかなか魅力ある女優さん。
イリアナ自体も原作で言うところのX-MENのコロッサル(全身金属のマッチョ)の妹。
それっぽい雰囲気もあってよかったかな?
良かったのはこれだけ。
あとは残念ながら全てがチープで退屈な仕上がり。
そもそもX-MEN自体表面上のエンタメ性に隠れ実は闇が深いメッセージが込められている。
今作ではやはりホラーテイストにした為どちらかと言えばそっちに重心がある為今までのX-MENを観て来た側も乗りに乗れないなんともモヤモヤする作り。
異色感はあるがパンチがないので
DCユニバースのスーサイドスクワッド的な残念感が感じられる。
延期という延期にますます期待をしてしまったファンも拍子抜けだったかもしれない。
暇なら観ていいかな?
あまりお勧めはできません。
あ、あと邦題どうにかならないのか?
パッケージに思いっきり
『The New Mutants』て書いてあるのに
『ニュー・ミュータント』って……
複数系くらいはねぇ?こんなんだから日本は英語教育遅れてるんだと思いますよマジで。