劇場公開日 2018年9月14日

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「アクションを期待したが半端なSFが出てきた」ザ・プレデター サブレさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0アクションを期待したが半端なSFが出てきた

2018年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

プレデターはアクション映画。最初の「プレデター」からAVPシリーズまでずっとそう考えて生きてきた。だから今作ではシュワ顔負けの泥臭い格闘戦や数で押し切ろうとする銃撃戦が観られるものだとワクワクしていた。
まあ、銃撃戦はあったといえばあったのだけど、ワクワクするほどでもなかった。前半はほぼプレデターの独壇場。人間側は銃を持って抵抗していただけで、戦いとは呼べなかった。ただ、後半の、最後の銃撃戦は人間側もやる気満々だったので中々よかった。なぜだか全然効いてなかったけれど。

じゃあ、アクションがダメならストーリーがいいかというと、そうでもない。米軍スナイパーのケインは任務中に、墜落した宇宙船から異星人の装備を持ち出した。その後異星人と戦闘になり、仲間は惨殺されるがケインは命からがら逃げおおせる。ケインが持ち出した装備を奪取すべく、異星人プレデターは行動を開始する…!
と書くと格好いいが、このプレデター、冒頭で早速米軍に捕まってしまって研究室に安置されている。危機を察して覚醒するが、その後も低スペック地球人に無双しているだけで、忍者装備を全く生かし切れていない。
一方、地球人の方は切れのあるコメディ描写が多く、非常に楽しめる。最初の「プレデター」だと、開始数分のあのジョークだけだものね。でも残念ながらコメディを見に来たわけではないんだ…。
うん、ストーリーには目をつぶるしかない。なんであのプレデターはケインの仲間や研究員たちを惨殺したの?とかプレデター2やAVPの、格好いいプレデターはどこへ行ってしまったの?とか疑問は尽きないが、仕方がない。

きっと次回作があるだろうから、次に期待。

サブレ