「タイトルでミスリードされる、英国ジョークみたいな作品」ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談 Naguyさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルでミスリードされる、英国ジョークみたいな作品
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何と言ったいいか。タイトルによってミスリードされてしまう、肩透かしな作品。
テレビ番組などで、ニセ霊能者のウソを暴いてきたオカルト否定派の心理学者フィリップ・グッドマン教授。そんな教授が尊敬する先輩博士から、"自分ではどうしても見破れない"という3つの超常現象のトリックを解くように依頼される。
元々は、2010年発表の舞台演劇で英国でロングラン上演されたほか、世界各国でも上演されている。それをオリジナル演出・脚本のアンディ・ナイマンとジェレミー・ダイソン自身が映画化している。
映画的などんでん返しとも言える映像のオチは、舞台でどう表現されたのか、舞台でやるから面白かったのかもしれない。映画としては、いたってノーマル。むしろミステリー要素が足りなすぎる。英国人にしかわからない社会的なニュアンスが含まれているのか、はたまた英国ジョークか???
"舞台で観てみたい"という好奇心は抱くが、映画で見ることはお薦めできない。時間があればどうぞ。
(2018/7/22 /ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/字幕:ブレインウッズ)
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