劇場公開日 2018年9月21日

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「女は素敵だな〜〜」食べる女 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5女は素敵だな〜〜

2018年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

原作未読です。
で、封切りからそこそこ経つので簡単に〜〜

女は素敵だ〜〜!!

飯テロ映画で、映るもの全て美味そう〜〜
きちんと出汁を取って作られた肉じゃがとか
シンプルな青菜のおひたし、手作りのワンタン
お頭付きの立派な魚を薄造りにしてシャブシャブで〜

男子が好きそうな肉肉しい料理は出てこない!
全て女性が喜びそうな、地味だけど丁寧な料理。
それも良いね〜〜

特に劇的なことはそんなに起こらない。
強いて言えば、シャーロット・ケイト・フォックス演じる
料理の出来ない外国人妻が、
ちょっと独善的だけど、まともな料理を食べたい夫に捨てられ
小泉今日子演じる、食を第一に考える女性作家や
その友人の小料理屋の女将、鈴木京香と出会って
食べること、ちゃんと料理をすることの大切さに気づき
自分を捨てた旦那を見返すような料理を作れる女性に成長する〜

あとはキュートなエピソードの積み重ね。

でもこんな映画は、今時は少ないかも〜〜
じんわりと心に広がりいつかまた観たい一本になる。

で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては

後半、女たちだけの集いに誘われてついて来た
勝地涼演じるゲイの青年。

「女だけの集まりだけど、彼、半分女性で
バーテンダーに恋する乙女なんだ〜〜」と
紹介された小泉今日子が、ゲイの青年に
「半分女で、恋してるなんて贅沢だね〜」と
如何にも楽しそうに声をかける。

男の体に女の心で、恋するときめきを味わっている〜
そんな全てをすんなり受け入れる女達のしなやかさこそ
本当の贅沢だと思う。

ある意味、方向性は違うけど最新作の「オーシャンズ8」に通じる
女であることを楽しむような女のための映画なんだよな〜〜。

@もう一度観るなら?
「地上波で普通に何度も観られて食べることが楽しくなる映画」

星のナターシャ