「騙されれば騙されるほど楽しい!」スウィンダラーズ とえさんの映画レビュー(感想・評価)
騙されれば騙されるほど楽しい!
これ、面白かった〜
詐欺師しか騙さないという詐欺師(ヒョンビン)と、野心溢れる検事(ユ・ジテ)
彼らは共通の敵を倒すために出会い、その敵を捉えるための大捕物を思いつく
この映画は、何を言ってもネタバレになってしまうので、あまり多くは語れないけれど
物語の前半には、様々な伏線が散りばめられ、後半には、それらが非常に美しく回収されていく
数々の悪業を成した人は、その数だけ人の恨みを買い、それがいつか、きっちりと返ってくるという
因果応報を描いたエンターテイメントだった
とはいえ、ドロドロとした恨みツラミはなく、スカッと爽やかに楽しめるのは、ひとえにヒョンビンを主役にした効果だろう
その上、そのヒョンビンと手を組む検事を「オールド・ボーイ」のユ・ジテに演じさせているところは、映画ファンへのプレゼントなのでは
私は、彼らが演じるコンゲームにすっかり騙されてしまい、最後の種明かしでは、思わず「うわぁ-」と言ってしまった
こういう映画は、騙された時ほど楽しいものはない
ジメジメした夏をスカッと吹き飛ばす爽快な作品になっているので、ぜひ、映画館で観ていただきたい一本
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