「二大アクションスターのパチもん競演」リミット・オブ・アサシン つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
二大アクションスターのパチもん競演
なんでこんなに評価が低いのか謎だよね。
イーサン・ボーク主演だから完全にそうとは言い切れないけれど、見るからにB級のマイナー作品捕まえて、安っぽいとか、ストーリーがーとかの批判は意味がわからん。ゾンビ映画でゾンビの存在に難癖つけてるくらいイタイ。
むしろストーリーがちゃんとしすぎていたりチープさが全くなかったら価値ないんだよ。
ほどほどにグダグダで安っぽくて、ツッコミどころを残してもらわないと面白くないんだよ。
任務中だが任務終わりだかに現地で男としっぽりしちゃう女捜査官リンは007シリーズのジェームズ・ボンドさ。いい感じに女(男)でヘマするとこなんかそのまんま。
ちょっと頭を使うけど基本は行き当たりばったりで直進が一番早い的なトラヴィスはミッションインポッシブルのイーサン・ハントさ。
アクションシリーズものの二大巨頭の主人公、ボンドとイーサンのパチもんが、派手なガンアクションと派手なカーアクションで、なんだか滅茶苦茶やっちゃうのを楽しむんだよ。
主人公が都合よく被弾しなかったり都合よく被弾したり、凄腕の殺し屋であろう敵の方々がなぜか銃の引き金を引かなかったり、一斉射撃をすればいいものを何故かナイフで挑んだり、そういう何もかもが都合よく展開するのがいいんだよ。
なんか褒めてんだか貶してんだかわからなくなってきたけど、この作品は面白いよ。
低予算アクション映画の手本みたいな作品だよ。
中国制作じゃなければ無意味なお色気も挟まれて完璧だったのに、そこは残念。
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