インサイドのレビュー・感想・評価
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【”ドンドンドン!あれはきっとクリスマスなのに来てくれた親切な産婆さんだよ!”そんな訳はない、緊張感溢れるワン・シチュエーション・スリラー。】
ー いつものように、この映画のフライヤーが手元に在るのだが理由は明白である。怖そうだったから観賞を見送ったからである。
因みにフライヤーには、”エクストリーム・シチュエーション・スリラー”と書かれています。-
■出産間近、幸せの絶頂だったサラと夫は、不運な交通事故に遭い、夫は死亡。
サラはお腹の子供と共に生き残ったが、耳に障害が残ってしまう。
サラは、子供の誕生だけを心の支えに1人で暮らしていたが、ある晩、見知らぬ女(ローラ・ハリング)が家に侵入してくる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ご存じの通り、今作は「屋敷女」のリメイクである。結論から言うと、私は面白怖く鑑賞した作品である。
・イキナリ、家にやってきてサラをベッドに縛り付け、慣れた手つきでオキシトシン(陣痛誘発剤)を打つ謎の女。
ー 「マルホランド」のローラ・ハリングが怖い。-
・サラは家の中(インサイド)に閉じこめられ、心配してやって来た夫の親友は女の殺され、何故かやって来たサラの母は、サラが女と間違えて殺してしまう・・。
ー ここら辺は、やや展開が粗いかなあ。-
・そして、サラが通報してノコノコやって来て、アッサリヤラレル警官達。
ー 全くもう!!-
<女が、サラのお腹の子を奪おうと理由も、キチンと描かれていて、私は今作は面白怖い作品だと思います。ホラー・チキンだからね。>
やっちまった感満載のスリラー
やっちまった!まずは交通事故。運転する妊婦サラは助手席の夫と産まれてくる女の子の名前を考え幸せなドライブを楽しんでいた矢先の出来事。夫は即死。お腹の中の子も無事だったサラだったが、聴力を失うという障害を負った。無事に赤ん坊を育てることが出来るか不安いっぱいの彼女は隣人であるゲイのアイザックの優しさによって正気を保っていたが、出産間近となったクリスマスイブの晩、見知らぬ女が電話を貸してくれとドアをノックした時から、運命が狂いだす。「車が故障したから電話を貸して欲しいの」「携帯は持ってないの?」「電池切れ」。不安になったサラは警察を呼ぶ・・・
再び眠りにつこうとするサラだったが、部屋に侵入してきた見知らぬ女によって目を覚ます。女は医療器具を使って彼女にオキシトシン(分娩誘発剤)を点滴し始めていたのだ。浴室へと逃げ込み立てこもったサラ。何とか立ち向かおうと鏡を割り凶器として使おうと奮闘するのだ。運悪くサラの母親がタクシーで彼女の家へとやって来た・・・やっちまった第2弾!見知らぬ女をガラスの破片で刺すつもりだったが、ガラスの破片は実の母親の首に刺さってしまう。
冒頭の説明文によれば、全米で年間300人余の乳児誘拐が発生しているという。その9割は母親が殺されている。子どもが欲しいサイコな女が大胆にも出産させて子供を奪おうとしているのは想像できるが、警察を呼んだ段階で怪しい車が見当たらなかったことから、どうやってサラに狙いを定めたのか?移動手段は?と頭を巡らせるサスペンス。隣人のゲイ2人をも殺害し、すでに殺人鬼となっている犯人。ここまでして子供が欲しいのか?とスリリングな展開にもかかわらず、おかしいぞと疑わしくなってくる。しかも、再度巡回に訪れた警官2人が台詞棒読み調だったため興ざめさえしてくるのです・・・
警官も殺した凶悪女と格闘になり、アクションも派手になってくるものの、相手はお腹の中の子が欲しいためにサラを直接殺せないという有利な状況。そしてやっちまった第3弾!パトカーの中で乱闘になり、なんとか近所の一軒家に逃げ込んだものの、その家が実は犯人の家だった!ここで産んでしまったら殺される・・・と、大ピンチに陥ってしまうのです。
サイコな女のスリラーは数多くあれど、途中で思い起こされたのが何故か『ダイ・ハード』。ガラスの破片の上を歩くところは痛々しかった。
タイトルなし
『サイレンス』『ドント・ブリーズ』が好きで、同じような内容だと感じ、期待しながら観に行きました。
結果は…うーん。
謎の女と出会った後、助けが来る頻度は多いのですが、ことごとく悪い方向へ進みます。
母親がやってきたシーンは、「あ、まずい、これは…」となり、予想通りの展開になる。
他にも、覗き穴から覗くシーン等で「これ絶対ああなる」と思ったら予想通りの展開になり、ホラー映画のお約束をしっかりこなしている印象でした。
最初は面白かったんですが、中盤以降がどうも…。
とにかく主人公・サラが甘い。
母、友人二人、警察官一人が死んでいる状況で、もう一人の警察官も姿が見えない状況なのに、謎の女にとどめを刺さない。
刺せるチャンスはあったはず。
・自宅でのバトルの後、重い機械?で何度も謎の女を殴るのだが、とどめはささない。包丁やハサミがあるのに。扉を閉めるだけ。
・パトカーで謎の女とバトルした後、謎の女が気絶するのだが死んだかどうかの確認をしない。
・謎の女の屋敷にて、謎の女に熱湯をかけるのだが、すぐ近くにあるカッターナイフで切ったりはしない。逃げるだけ。
数人死んでおり、明らかに自分が狙われており、陣痛も始まっているという状況なのに何故とどめを刺さないのか。
追われたがっているようにしか見えずに、どんどん冷めていきました。
そして最後のプール。
サラの赤ちゃんを助けるため、謎の女がサラを助けた結果自分は死ぬ、というオチなのですが、↑のことがあるため、胸に来るものがない。
自分の命を狙っていた人に助けられた、という話にしたかったのだろうか?
それなら、幾度もあった、謎の女にとどめを刺せるチャンスはなくすべきではないかと思う。
本当に期待外れだった。
演技はすごく良かったし、謎の女の無機質感はとても良かった。
娘の名前
家に侵入される系はどうしたって怖い。
オリジナルの強烈さは味わえなかったけど、次々と起こる出来事に普通に面白く観れた。
今作のサラの方がオリジナルよりタフな印象。
臨月の妊婦さんが結構ガシガシ動くのでハラハラして仕方ない。
耳が聴こえない設定が全く生かされていなかったのは残念。
音がこもっていく演出や、逆に一つ一つの音をハッキリ聞かせる演出は好き。
ラストは少し物足りない気もする。
主人公が助かるオチはリメイクならではと思うので嫌いではないんだけど、もう少し付け足して欲しかった。
母憎きの気持ちより赤ちゃんを助けなきゃ!という意思が働く歪みっぷりは好き。
最後の最後で、娘に向かって「イザベラ、」と呼びかけるサラの姿を観たかった。
リメイクとは知らず
ホラー好きです。
感想は
怖くもエグくもなく
つまらんなぁの一言です。
見終わってから
一緒に見てた連れに
『ハズレだったねー
妊婦繋がりのホラーだったら
「屋敷女」の方が
面白いしエグいシーンがあったよ』って
話してたら
これって
そのリメイクだったんですね
なんて残念な仕上がりなんだ‼︎
もっかい屋敷女が見たい‼︎
あの爬虫類顔が見たい‼︎
後半ランボーみたいな反撃も見たい‼︎
一瞬だけど
結局Amazonで買っちゃった(笑)
やっぱりいいねっ
エグい(笑)
モヤモヤ解消出来ました。
彼女の今後の人生
何とか赤ちゃんは生まれたけど、彼女の今後の人生は大変だろうね。事故とは言え母親は殺してしまったし、赤ちゃんを見れば、今回の出来事を思い出すだろうしね。でも、もう少し上手く立ち回ればこれだけの被害者を出さずに済んだかもしれないね。
パニックそのもの
ホラーの醍醐味ってやつなんでしょう。何故にそこで振り返る何故一人になる何故一人にする何故とどめを刺さないってところが。内容に比べて終わり方があっさりしてるところも。
この映画を赤ん坊誘拐って表現するにしては壮絶すぎる内容な気がした。女がまだ母体にいる赤子を誘拐するために台所にある巨大な鋏を手にする場面が一番怖かった。
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