「6人として新しい形へ!」ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow ディンゴさんの映画レビュー(感想・評価)
6人として新しい形へ!
「ラブライブ!」シリーズの2代目である、Aqoursたちがついにスクリーンに来ました!
まず簡単に今作を説明しますと、テレビシリーズの最終回後の物語です。メンバーは高校生で全員で9人いるのですが、3年生達が卒業していません。残った6人達が次に向かっていくのですが、抜けた3年生達の存在が大きく上手くいかなく壁にぶつかります。そんな時、卒業旅行でイタリアに行っている3年生達が行方不明と聞き、6人は彼女達を探す為にイタリアにいきます。そこで3年生達と再会して、自分達がどう進めばいいのか、自分達の力で成し遂げていかなければいけないのだと決意します。
ここで前作の「ラブライブ!The School Idol Movie(以下ラブライブMovie)」と大きく違うのが、3年生達がいない状態から始まる事です。
「ラブライブMovie」はメンバー全員でアメリカに行くところから始まり、異国の地で今後について考えていきます。
ですが今作は、残った6人から始まっていくのです。
私はここから、現実のアイドルと結びつくものがあると思いました。
AKB48が大ブレイクしていた時、トップの前田敦子氏と大島優子氏など神7と言われていた超人気メンバーが卒業してグループはどうなるのかと世間は不安になっていました。
ですが現在、新たな若手スターが次々と現れて、時代に合った形としてグループが成り立っています。それは他のアイドルも共通します。
これが、今作のAqoursにも共通されているのです。
3年生という絶対的存在が抜けて今後どうグループとしてやっていけばいいのか不安で壁にぶつかる、ですがそこから彼女達がこの6人としての形を探して答えを見つけるのです。
アニメという2次元の世界で、3次元のアイドルの物語を描いているのは、実際に演じている声優さん達がライブをしている「ラブライブ!」ならではないでしょうか。