「法律とルールとモラルと」万引き家族 にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)
法律とルールとモラルと
2回見た。
1回目で答えが出せなくて、
もう1回見た。
答えがでた。
「これは結論を出してはいけない。」
という答えがでた。
3回目見ると別の答えが出るだろう。
5年後見たら別の答えが出るだろう。
そういうテーマ。
保険に入るおばあちゃん。
押し入れに住むショウタ。
風俗の客の涙に共感するアキ。
お風呂でも水着を着るリン。
見えない花火を楽しむ家族。
「自分で選んだ方が強いんじゃない?・・・絆よ。」
でも1度もお母さんと呼ばれたことはない。
海ではしゃぐ家族を見て独り言をつぶやくおばあちゃん。
何を言ったのだろうか。
逮捕後“家”に戻ったアキ。
あまりにも変わらない家に何を思ったのだろうか。
バス停でショウタの肩に手を乗せるのを、ほんの一瞬ためらう父ちゃん。
「わざと捕まったんだ」から父ちゃんの姿が見えなくなるまで
振り向かないショウタ。振り向くのをガマンしたのか。
ビールケースに乗り遠くを見るリン。
何を見つけたのか。
来年このレビューを見た時、
果たして私は同じ感想を持てるだろうか。
今から楽しみだ。
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