「『家族の定義』は一つじゃない」万引き家族 みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
『家族の定義』は一つじゃない
先日「選択的夫婦別姓」の国会における議論のニュースを見た。
主に保守層からは「伝統的家族感を破壊する」といって評判が悪い。
本作では、普通とは違う「家族」が描かれる。
でも「普通と違う」といっても、それ自体が間違ってるワケでもないし、悪いワケでもない。
(万引とか誘拐はダメだけど)
他の映画でも、例えば、
「アベンジャーズ」のメンバーは自分たちを「家族」と言っているし、
「ワイルド・スピード」のメンバーも同様。
その2作を見て「あんな『家族』は許せん」なんて言う人はいないでしょ。
同様に、「家族」はいろんな姿かたちがあって、本作も同様。
でも、「選択的夫婦別姓」に反対する人は、違うんだよね。
別に、「伝統的家族観」を実現したいのは理解できる。
そうなら、自分の家族はそうすればいいだけで、他人の家族にまで口出しするな、と思う。
「選択的」なんだから。
選択肢が増えることに反対する意味が分からん。
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