「家族とは何か、正しいとは何か。」万引き家族 ke_yoさんの映画レビュー(感想・評価)
家族とは何か、正しいとは何か。
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凛ちゃんが辛い…一度も本当には幸せそうに見えなかった。
まだ手探りで「あなたは生まれてきて良かったんだよ」のメッセージを貰いたくて必死になってる最中だったのに。
祥太は悲しい。愛のようなものに慣れれば慣れるほど、善悪に冷静になっていく成長する彼が自らの手で壊さなくてはならなかったものが、悲しい。
池脇の刑事役が放つ不妊に対する台詞が私には厳しかった。誘拐はしないまでも、虐待する親から貰いたくなる気持ちには共感。
安藤サクラ、樹木希林をはじめ、子役も全員素晴らしい演技でした。
温かく、優しく、でも間違いが悲しい映画でした。
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ke_yoさんのコメント
2018年6月22日
凛のためと、治のためですよね。
私はそう捉えました。
遂に車上荒らしにまで手を染めた治がこれ以上悪いことをしないために。
凛が万引きを仕事として普通にするような感覚にならないように。
祥太はあくまでも家族のために動いたんだと思います。
それが悲しいというレビューを書いたつもりです。
riricさんのコメント
2018年6月15日
凛が妹だと言い聞かせるところで、「家族になるために万引きしている」
凛に万引きはさせまいとするが凛は自ら万引きしようとする。
これを見た祥太は、凛のために家族を壊そうと思ったのではないでしょうか。
決して自身の間違いを正すためにわざと万引きしたのではないと思うんですが…どう思いますか??