劇場公開日 2018年6月8日

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「是枝監督らしさが溢れた作品」万引き家族 ひろゆきさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0是枝監督らしさが溢れた作品

2018年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

難しい

先行上映で鑑賞しました。
パルムドール賞を受賞したということでとても楽しみにしていました。

鑑賞してみて...
相変わらずよかったです。

特に是枝監督作品の特徴である子役の演技が今回は著しく素晴らしかった。特に祥太役の城くん。リリー・フランキーさんや安藤サクラさん、樹木希林さんなど著名な俳優さんが勢ぞろいする今作で、まだ無名な子だと思うのですが存在感がすごかったです。今後が楽しみです。女の子の方はいい意味で初々しさがあって(演技してますっていう感じがなくて)よかった。

あと、予告でも使われていますが安藤サクラさんの聴取(?)シーンが、心打たれました。特にそのシーンの最後。

なのですが、個人的には松岡茉優さんや安藤サクラさんとリリー・フランキーさんの「性的描写」があまり好みではありませんでした。ここまで撮っちゃうかあという感じでした。もう少しカットされてたら☆5でした。性的描写の印象がどうしても残っちゃって...そこは残念でした。大事な要素だとは思うんですけどね...

ラストに祥太君が何を言っていたのか聞き取れなかったので、ノベライズ本を読んでみたら理解できました。素晴らしいと思いました。感動しました。

是枝監督作品らしく答えが提示されることはなく、性的描写もリアルなので(これでPG12なの?)万人受けする作品ではないと思います。でも、個人的には良い作品でした。上映中にもう一回観に行きたいと思います。

ひろゆき