「母親目線」万引き家族 かぷさんの映画レビュー(感想・評価)
母親目線
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先行上映にて鑑賞。
想像以上の内容に、ただただ唖然としていた2時間でした。
※以下ネタバレ有り※
私自身、小学生の子どもがいる母親であり、出産前によく「おなかのあかちゃんはあなたのことを選んでやってきた」というような内容の絵本や詩をよく読んでいました。
この映画は、その真逆。子どもは親を選ぶことができない。
パチンコ屋の車内に放置された子。
「産まなきゃよかった」と言われネグレクトされている子。
では、作り上げた「万引き家族」なら愛情があるのか?でもそこも違う。その微妙な違いというか、こう言葉に表せないいろいろな感情を演じる安藤サクラさんの演技に圧倒されました。
上映終了後、しばらく放心状態で何も出来なかった映画は本当に久しぶりです。
特に印象的だったシーンは、
見えない花火をみんなで見上げるところ
浴室でのりんと信代のやりとり
逮捕後のそれぞれの発言
バス停での翔太の演技力
そしてなによりもやはりラストシーン。
子役の2人、特に翔太役の子の演技力、すばらしかったです。将来有望かな?
見る人のおかれている立場で、感想が大きく変わる映画だと思います。家庭環境ワケありの母親である私はとにかく安藤サクラさんの演技に釘付けでした。
違う目線でも見てみたいので、正式に公開されたらもう1度見に行きたいです。
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