「劇映画の皮を被ったドキュメンタリー映画」万引き家族 monoko4696さんの映画レビュー(感想・評価)
劇映画の皮を被ったドキュメンタリー映画
映画が終わったからといって何が変化したわけでもない。答えが出るわけでも無い『役者』が凄いのか『映画』が凄いのかもまだわからない。全編通して家族は狂っているし明らかにおかしい、けど『おかしいのお前らなんじゃ無いの?』まるで観客に突きつけるようにこの映画は突き刺してくるものがある。現代の家族像ってなに?現代を風刺しながら見事に家族を超えて人間を描いている。母の映画であるからこそ男が生きている映画。人間がなにを求めて生きてるんだろ。ほんと是枝さんジャーナリストだなと思う。わかりやすい小津映画かなとも思う。傑作としか言いようが無い。
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