「不覚にも寝てしまったが‥‥」運命は踊る バリエさんの映画レビュー(感想・評価)
不覚にも寝てしまったが‥‥
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不覚にも途中寝てしまった!
ぜったい面白いに違いないと思って、期待して見たのに、何たること。
言い訳すると、面白くなかったから寝たんじゃなくて、死んだと思われていた息子が国境警備の任務についてるシーンが、ホントに退屈な任務で、見てるこっちも寝ちゃうくらい退屈だったのだ。
邦題の「運命は踊る」の言葉からくる印象と違い、物語は淡々としている。
息子の死を知らされたら普通は泣き叫ぶであろう母親は、言葉も発することなく早々に気絶してしまったので、父親が淡々と悲しみを引き受けていく。
人生はどんなに波乱万丈であろうが、淡々としていようが、原題の「Foxtrot」というダンスのステップのように、本来の位置(道筋)に戻るものなんだと、生死という最大の皮肉を込めて映画は私たちに教えてくれる。
つまり、生き死には誰のせいでもない、ということか?
戦争がなくても、若くして死んでいたか?
と、こちらも突っ込みたいところだが、これは戦争の是非を問う映画ではなさそうなので、この物語の不条理を不条理にかみしめます。
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