「え? それで? ははは・・・的な笑い」葡萄畑に帰ろう りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
え? それで? ははは・・・的な笑い
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ジョージア(グルジア)の「国内避難民追い出し省」の大臣ギオルギ(ニカ・タヴァゼ)が主人公。
待望の大臣の座を手に入れ、椅子も高級品を入手したが、その椅子は勝手に動き回る・・・
というところから始まる物語で、意思持つ椅子が狂言回しとなってギオルギの栄光と転落をコメディタッチで描かれていきます。
で、観はじめて、この手のタイプのジョージア映画かぁ、と早々に愉しむのはギブアップ。
オタール・イオセリアーニ監督のノンシャラン系のジョージアコメディが肌に合わないので、笑うに笑えない。
いや、観客のなかではいちばん笑ったほうだと思うのだけれど、それでの「え? それで? ははは・・・」的な笑いで、ほかの観客はほとんど笑っていなかった。
もう、顔面が凍り付いたような感じ。
どこが面白くないのかもわからないが、意思持つ椅子が狂言回しという設定で、もう、ひと昔ふた昔前みたいな感じがして、「嘘臭さ」を感じてしまうのかもしれません。
というわけで、とにかく、肌に合わなかったです。
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