マルクス・エンゲルスのレビュー・感想・評価
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へぇ、と思ったのは、休日にもかかわらず満席だった。 お歳寄りが圧倒...
へぇ、と思ったのは、休日にもかかわらず満席だった。
お歳寄りが圧倒的に多かったが。
先ず、マルクスは貧民という程ではなく家政婦も雇えたレベルである。
その思想の裏には
「理性を持つ人間が、一番触れてはならない禁忌、つまり欲で金亡者になった事で卑下した改宗白人ユダヤ」
の家庭に生まれた事での劣等感が根底にあったと思っています。
更にマルクス26歳エンゲルス24歳と若い。
チャーチルが言ったとか言わなかったとかの言葉に
【20歳でリベラルに目覚めないのは情熱が足りない。
40才でも保守にならなければ知能が足りない。】
当に、その途中での出来事であり、
革命を起こすしかなかった時代を乗り越えて、
自分がリーダーになった時に政治改革を行うのだったら、どうだっただろうと、
特にエンゲルスはブルジョアジーであったのだから、と思う。
この映画の他レビューに、
日本は民主主義が機能していない、とあったが、
笑ってしまった。
日本が民主主義じゃなかったら、とっくに共産党も無くなってるし
あの悪夢の民主党政権は無かったんですよ。
「政治は民度」、それだけの事です。
一緒に鑑賞した息子が
「貧乏貧乏言う前に、マルクスは子供をポンポン作るなよ。そして俺達はご老人の為に年金掛け金払っているけど、自分達の年金なんて期待できないんだぜ。」と言っていた。
う~~ん。。。
対価
マルクスがエンゲルスと出会い、共感し共産主義者同盟に加入するまでの話。
マルクス主義に賛否を述べる程の知性も思想も持ち合わせていない自分からみても、どの様にして思想を構築していったかの導入部分をみせてくれるドラマでなかなか面白かった。
欲を言えば、この作品より前の共産主義思想へ転換した切っ掛けの部分をみせてくれたらなあというところ。
階級闘争は、常に存在している。
現代の日本にも。
この映画の時代では、ブルジョア階級(資本家)と
プロレタリア階級(労働者)でした。
現代の日本では、既得権益を有し、既得権益に
守られている人々と既得権益を持っていない人々
です。
自由民主党による一党独裁が続き、民主主義が
機能していない日本では、既得権益のあるなしが、
階級となります。
政治家は、金を受け取る、票を集めることで、
公権力の行使に関して何らかの便宜を計っています。
官僚は、既得権益を守るため、政治家に忖度し、決裁文書を
改ざんし、国民の知る権利を無視して、証言しません。
検察は、略式起訴や不起訴処分で、真相を闇に葬っています。
メディアは、記者クラブで情報を入手するという
既得権益を守るため、現実を直視することなく、
大本営発表を垂れ流すだけです。
経営者や管理職は、利益を得るという既得権益を守るため、
現実を直視することなく、正社員を派遣社員にして賃金を
下げ、社員に長時間労働を強いています。
既得権益持っている人々は既得権益を手放さないし、
既得権益を持っていない人々は既得権益を手に入れる
ことはできないので階級となりえます。
この現実を直視しているのでしょか?
カール・マルクスは、ジャーナリストとして現実を直視し、
行動しました。
フリードリッヒ・エンゲルスは、紡績工場の社長の
息子として、妻となる女性社員をとおして現実を直視し、
行動しました。
カール・マルクスの妻であるイェニーと
フリードリッヒ・エンゲルスの妻であるメアリーは、
フェミニストというより、革命家の妻です。
日本にこのような女性はいるのでしょうか?
現実を直視する人だけが、行動することができます。
1848年に共産党宣言を発表したとき、カール・マルクスは
29歳、フリードリッヒ・エンゲルスは27歳です。
1848年というと、日本は江戸時代の終わりで、幕末の直前です。
日本は、ヨーロッパに比べて150年は遅れている!
日本は、あと何年遅れるのでしょうか?
パンフレット以外にもマルクス関連の書籍が購入できるので
お金を持っていくと良いでしょう。
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