「敵の動機はなんだったんだろう」平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
敵の動機はなんだったんだろう
作り方がすごいよね。最初の方は訳が解んないの。ライダー達が戦うとみんな寄ってきて動画撮ったりしてさ。「戦いなのに緊張感ないぞ」みたいな。
それで「俺、ライダーを呼び寄せるんだ」って奴が出てきて、またなんで?と思ったり。
その間も変身して戦ってるから飽きないんだよね。それでストーリーが進んで少しずつ謎が明らかになってくんの。
「仮面ライダーは虚構なのか?」って判明したところが面白いよね。僕らはスクリーンを観てるのに、その中に現実の世界と虚構の世界があってさ、でも実はスクリーンの中での虚構と現実は一致するはずでさ。あれ、そうすると僕らの世界はスクリーンの中の現実世界だったから、結局、僕らは虚構の世界?みたいに訳が解らなくなんの。
しかし、そこはうっちゃっておいて、タイムトラベルネタに収束したね。少し「虚構でも現実でも関係ない」って話は入ってたけど。
「現代に戻れない、どうしよう?」ってなったところで佐藤健が出てくんのね。「平成ライダーの最高傑作は電王だね」ってことなのかな。そのまま本編に出てきたら、みんなまとめてやっつけられそうだったけど。
「仮面ライダーはいなくなったぜ」って悪人達が街を破壊しはじめて、みんなが追い詰められて「助けて!」っていうと仮面ライダーが出てくるところ良かったね。
みんなが一斉に逃げる中、一人だけ逆方向に歩いていって、それみた皆が逃げるのやめてっていう登場シーンかっこよかった。
そして全員揃って採石場っぽいところへ。爆薬も20周年記念を祝うようにがんがん使ったアクションシーン。それでロボットアクションが入って終わったんだっけな。
「平成仮面ライダーの歴史は終わる」っていう話だけど、まあ、終わっちゃうよね。平成が終わるから。次の年号でもライダー達には頑張ってほしいな。