君が君で君だのレビュー・感想・評価
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好き、と愛は違う
見張ると見守るは、違う。
この主人公が平気でしていることは、一生許されない類いのこと。その境界線を、ためらいもせず踏みこえていく。ネジが完全に、一個、無い。相手の自由を侵害して、あなたはボクの太陽なんです、とは。
愛は、自由が前提条件だと思います。
この男は、一生、相手の気持ちを思うことなく、自分の気持ちしか大事にできないんだろうか。ヒトかもしれないが、人間ではない。恋すると、強いエゴが発動し歪みを作る。この男が言うように、愛が何かを、誰も教えてくれない。誰もが痛い思いをして、愛とは何かを考え始める。エゴに気付き、エゴと闘って、変わってゆく。そこで変われないヒトは、自己愛という持病に罹っている。この男は、エゴと闘わず、現状と闘う。ミッション・コンプリートするためのサイボーグみたいで、怖い。
好きな人ができたら、相手の自由と幸せを、必死で理解しましょう、自分の幸せと同じくらい、相手の幸せも祈り大事にしましょう。フラれたとしても!
自分には理解不能なコアな3人
ストーカー、ですよね!
体調は少し切ないです
尾崎豊ファンが怒ってきそう
ブラピファンも怒ってきそう
金八先生が怒ってきそう
向井理がチンピラやる時って必ず眉毛消すな
またやさぐれたYOU飽きた
髪の毛を食べひまわりを食べる池松壮亮
一度は彼氏彼女の関係になったやつ
片想いだが恋愛経験がある奴
人を好きになったことが無い奴がやっぱり一番おかしかった
劇団ゴジゲン
「極めてやわらかい道」
を基に出来た映画
『君が君で君だ』
を更に掘り下げた舞台
「君が君で君で君を君を君を」
があるらしい。
レンタカーは久留米ナンバー
ディスクユニオン下北沢
野木町ひまわりフェスティバル
いなしきフィルムコミッション
台東区
さがみはらフィルムコミッション
突き抜けた狂気の向こうに爽やかな純愛あり
楽しそうな青春しているポスターデザインと池松君の笑顔につられてみた映画。
内容はといえば……、これは一般的な倫理観、常識的なモノサシで見てはいけない映画です。
女の子にぞっこんなのは、ブラッド・ピット(満島真之介)かと思ったら、物語が進んでいくうちに、尾崎豊(池松壮亮)の方が超・やばいやん!と気付きました。やっていることは、常軌を逸しているけれど、10年間、3人が純粋に姫をあがめ守り続けている姿が愛しいし、登場人物で嫌いな人はいなかったです。首輪の跡も笑えるし、大倉孝二の坂本竜馬がおかしくて。
向井理の自分は半端でいいです、というのも納得しながら笑いました。
とにかく、突き抜けているんで、かえって爽やかです。
突き抜けたストーカー
たまたま知り合った韓国人女性に惚れてしまった男三人、この女性が好きな尾崎豊、ブラッド・ピット、坂本龍馬を名乗り、隠れストーカーとなる。
「姫」と崇め、何をしても見捨てることはなく、いい加減な彼氏ができてもめげない。
バカバカしい話だが、全編、奇妙な緊張感が漂うのは不思議。
純情か、異常か、単なるストーカーか?!
異常性癖の持ち主が3人同時に現れた感じなのでしょうか、1人1人の感情は理解できるものの3人揃うとやっぱり理解に苦しんでしまう。ストーカーなんてのは独占欲も強い人なんだろうし、共有する感覚なんてないだろうし、アイドルに対する熱狂的信者に近いものなんだろう。満島=ブラッド・ピットは不良たちから助けてくれた女神のような存在、大倉=坂本龍馬は元カノという対象でこれぞストーカーだが他の二人に同化してしまってる。池松=尾崎豊は単純にアイドルとして見ている?
個々を見つめなおすと正常かもしれないけど、3人が同居して、スパイ行為、偏執的行為になるのが異常そのもの。結婚するまで見守っていたい気持ちはなんとなくわかるけど、10年は長すぎる。しかもキャバ嬢だったり体を売ったりするのを止めることもできない立場。しかし、第三者的に眺めると、そんな彼らが愛おしく思えてくるから不思議だ。まぁ、笑えるシーンがいっぱいあるから、飽きずに見ていられるんだけど・・・。
正解なんてないんだなぁと。
変態への憧れと現実
拗らせ系恋愛映画のアウトロー
一人の女性を偏愛する3人の男のストーリー。恋愛映画というのは概して拗らせ系だが、その中でも小学生並みのこの3人はアウトロー。勝手に震えてろとかは刺さったのだが、これはあまり刺激されなかったなぁ。いやそこは普通に声掛けろよ笑
キャストは天才的だった。拗らせ系男子を演じさせたら右を出る者がいない池松壮亮が主演。同じく不器用な役が似合う満島真之介・大倉孝二が脇を固める。滅多に見られない高杉真宙のクズ役も堂に入っていて良かった。
姫を演じるキムコッピも天才的だ。所謂美人ではないのだが、くしゃっと笑った顔にはつい夢中になってしまう。そんな感じだ。
もう少し前半から彼女の魅力を小出しにしていたら、もっと映画の世界観に入り込めたかもしれない。
傷つきたくない
監督 どうしました ?
『2018邦画大忘年会』inテアトル新宿にて
狂気
ただの変質者
怖い。池松くん怖い。描写がきもちわるい。ヒロインが絶妙なビジュアル...
マドンナのいる青春
かつて通っていた大学のフランス文学科は総勢66人のうち、男子44人に対して女子が22人だった。受講する科目は人それぞれなので、同じクラスといっても必ずしも仲がよくなる訳でもなく、男女比も特に意味を持たなかった。
しかし22名の女学生の中にひとりだけ、おっとりした育ちのいい感じの美人がいた。入学して間もなく、同じ仏文科のクラスの男子学生のほとんどが彼女をとても好きになった。誰もが彼女と会えることを楽しみに通学していたと思う。もちろん当方もそのひとりであったが、多くの男子たちと同様に、彼女と付き合いたいというよりも、遠くから眺めていることで満足していた。それは2次元のアイドルを大切にするオタクたちの心理に似ていて、彼女の存在が心の中にある灯のように光と熱を与えてくれていた。しかし心の奥底で、いつかみんなに祝福されながら彼女と結ばれることを微かに夢見ている部分もあった。文学部だったので彼女を漱石の「坊ちゃん」に出てくるマドンナと重ね合わせ、いつしか男子学生は皆、彼女を名前ではなくマドンナと呼ぶようになった。
この映画を見て、学生時代を思い出し、マドンナを思い出した。マドンナのいた4年間の学生生活は、マドンナのいない4年間を考えてみたとき、かなりマシな4年間だったと思う。本作品の3人の若者たちにとって、韓国人女性のソンはマドンナだったのである。マドンナは彼女でもなく、恋人でもなく、ましてや婚約者でもなく、マドンナはマドンナなのだ。そしてただ生きているだけで自分たちの心に灯をともしてくれる、あたたかい存在なのである。
池松壮亮がいい。この世界に何の望みも持てなくても、彼女を見つめていることで生きていけるという若者独特の気持ちを、ストレートにではなく様々な行動や言葉、表情であぶりだすように表現する。物語が進んでいくのにつれて、彼らの気持ちがだんだんわかってくる。その気持ちは次第に、向井理が演じたチンピラにも伝わっていく。心に灯をともす存在は誰にとっても必要な存在なのである。
必死で青春を生きた彼らの姿に、人生の切なさがこみあげてくる。人の心を上手に描いた佳作である。
ただの変態トリオかと…💧
どの立場からの目線で観るか…
いずれにしても、あの3人は狂ってるでしょ😧
いくら姫とか言って崇めてても、
どんな理由でどんな価値観で居ようとも
アレだけ監視されてたら、
普通にキモくて嫌われるに決まってる
と言うのが、常識的な感想……
だけど映画だし、
せっかくなので楽しみたい♬
ヤクザが入ってきてからかな?
やっと楽しみ方が分かって、
それからは爆笑する場面が沢山ありました
新宿の映画館であれだけ笑い声が聞けたのも珍しく、それも全て演者さん達の演技力が素晴らしく、皆さんとてもハマり役で
YOUの言うアドリブみたいなセリフ、
私も思ってたんだって!と突っ込みたくなった😄
長すぎず時間的にも丁度いいし
犯罪者を美化している所は多々有りますが
大人の中二病とでも言いますか…
狭い世界の人間模様🌀
度が過ぎた演技を是非とも見て頂きたいと思います
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