ラーメン食いてぇ!のレビュー・感想・評価
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【”或るラーメン屋のラーメンにより、生きる道を見出した人たちを描く。”今作はラーメンを作る過程が面白く(含む自家製麺。)、且つ単なるグルメ映画になっていない所が良いと思います。】
■生きる希望を見失っていた人気ラーメン店「清蘭」の店主・紅烈土(石橋蓮司)のもとに、孫娘の茉莉絵(中村ゆりか)が自殺を図ったと連絡が入る。
一命を取り留めた彼女に烈土が清蘭のスープを飲ませると、茉莉絵は世界一のラーメンを作ることを目標に、もう一度頑張ろうと決意する。
彼女が自殺を図った原因を作った親友だったコジマ(葵わかな)と和解し、紅烈土の指導の元、ラーメン作る修行に励む二人。
一方、料理評論家、赤星亘(片桐仁)は、キルギスで遭難するも「清蘭」のラーメンを食べたい一心で、心優しきキルギスの人達に助けられ、生還し、ダッシュで「清蘭」のラーメンを食べにくる。
◆感想<Caution!やや、内容に触れています。>
・ストーリー展開としては、突っ込み処が多数あれど、「清蘭」の店主・紅烈土の指導により、女子高生二人がラーメンを作る過程が面白い。
・並行して、キルギスで遭難した赤星亘が、もう一度「清蘭」のラーメンを食べるために、心優しきキルギスの人達に支えられ、生還する姿。
ー ココも、コミカルに描かれているが、一緒にいた山羊が骨折した事で彼らの食料になるシーンなど、この作品が単なるグルメ映画ではない事が、深刻でないトーンで描かれている所が良い。-
・茉莉絵とコジマの両親を店に招き、彼らの娘が作ったラーメンを振舞う紅烈土。そして、そのラーメンを美味しそうに食べる茉莉絵とコジマの両親。
そこに、赤星亘がやってきて、醤油ラーメンを食べようとするも躊躇する姿に、食事大好きなコジマが”ごちゃごちゃ言ってないで、食べるの!”と言って豪快にラーメンを食べる姿は良かったな。
そして、赤星も念願だった「清蘭」の塩ラーメンを豪快に啜るのである。
<今作は、ラーメンを題材としながらも妙にグルメ化せずに食を取れる大切さをコミカルに描いた作品である。
空腹時に見るとキケンな映画でもある。>
キルギス行きてぇ!
中央アジアのスイスと呼ばれているキルギスの風景が見られます。
劇中に出てくる澄み渡ったスープの様な山々のお姿に癒されます。
男の取り合いから、いじめ問題、からの~ラーメン屋の挑戦って
ラブコメでもない異色の女子高生ストーリー。
観た後凄くラーメン食べたいとは思わなかった
祖母が死に清蘭のラーメン屋を畳もうとしていた頃、孫の女子高生があるキッカケでラーメン屋を継ごうとする話。ラーメンと人生を一緒に探究させてくれる作品。
原作は未読。
飲食漫画などであるあるの「私の中に〇〇が入ってきて〜〇〇を満たしてくれる✨」など個人的御託がいっぱいな作品でもある。
理想的な祖母が作ったラーメンへ孫は日々鍛練。
疎遠になっていた友達とも(いとも簡単に)仲直り。
女子高生側(中村ゆりか、葵わかな)は悪くない。
しかし、ラーメン評論家:赤星(片桐仁)の世界食探究紀行の様な、かなりの尺を取り日本へ戻るくだり欲しかったかな?
全然面白く無いんだが?
清蘭に来てからの能書きも要らないし、やっと食べれた感もある意味分かりますけど、、これじゃこじつけにしか見えない😓
この部分にこれ程の尺を取るのならば、女子高生がラーメン創作する姿(苦労する姿)をもっと気合い入れて映像化して頂きたかった感あり。
赤星存在で食へのスケール感大きく観せようとしてそれ程効果無し。
アイドルっぽい映画だと言われても仕方ないよ。
原作もこれだったら別漫画「ラーメン発見伝」か「らーめん才遊記」を映画化してくれないかな?🤔
スカッとする
お爺ちゃんの美味しいラーメンを孫娘と、その友達で受け継ぐ話。親の反対、友達との確執、上手くいかず挫折とか、イロイロあるんだけど乗り越えて頑張る。
ストーリーも演出もベタで、想像通りに話が進むし、そんな簡単に出来る訳ないだろ思うけど、未来に向かって、夢に向かって、若い人が頑張る姿は、気持ち良いし応援したくなるし胸を打つ。温かくてスカッとした。
ポジティブで、もう本当にポジティブで。
べたな薄っぺらい作品かなと思ってたら、あら不思議。先が読める展開なのに、夢中になってしまうのだ。このキャスト・ストーリー・映画全体が、究極のネガティブからポジティブへとぐいぐい持ち上がってゆく。石橋蓮司の嫌みのない店主役もはまっていたし、女子高生役の二人もポジティブオーラ全開。何だろう、この爽やかさは。そして、片桐仁も素晴らしい、てか、ラーメンズだからってこと?(今気づいた)
シンプルなポジティブ感情が気持ちよく沸き起こる映画でした
原作は未読。
ラーメン屋の娘と親友が店を跡継ぎをする話。
開始10分で結末までの道筋、そして結末自体もだいたい読めてしまうベタ展開。
でも面白かったです。ベタだからこそ響く言葉/行動がある。
極めるってツラいけど楽しい。食事が美味しいって素敵。奇跡が起こるって素晴らしい。
そんなシンプルな感情が気持ちよく沸き起こる映画でした。
見てるあいだは”ラーメンが食べたい”って気持ちより、”山に登りたい”、”遊牧民の料理食べたい”って感情が湧いてました。
でもラストのシーンで”塩ラーメン食いてぇ!”ってなった。終盤の食事シーンは生き生きとしてるなぁ。
おばあちゃん役のふくまつみの演技が素晴らしい。最初から最後まで人が良さそう度100%の笑顔を見せている。
恋愛要素などは排除して”ラーメン屋の跡を継ぐ!”の1点に集中してるのも良いなと思った部分。
なのにED曲がラブソングなのは……。ストーリーともリンクしてないのになんでアノ曲を選んだんだろう?すごくもったいないことをしてる気がする。
あと登場人物が美味しいってなってるシーンで”あ、服は脱げないんだ。ならそこまで美味でもない?”となってしまってた自分は完全に食戟のソーマに毒されている
美味いメシは元気の源
わりと原作に忠実な映画化。ただ、実写で観る大自然や料理の数々は映画ならでは。
コテコテにベタで都合の良い展開なのだけどそれも心地よい。っていうかこの話に驚きのクセ展開は似合わない。
「うんうん!美味しいものを食べると心身共に元気が湧いてくるよね!」と思ったし、鑑賞後はお腹が減ってラーメン食べたくなったんだから、この映画をしっかり堪能したってことやね。
想いの強さが届いてくる
「ラーメンのことを描くんだ」っていう想いが真っ直ぐ伝わってくんの。
冷静になってもう一度観たら「あれ?そんないい映画じゃないな」って思うと思うんだけど、映画館で観てたら、その想いの強さに好感が持てんの。
シナリオはちょっと拙かったり、書き過ぎだったりするところもあんのね。「ラーメン漫画パクって遊んでんだあ」ってところも若干は鼻につくし。
主演女優さんの二人もうまいとは言えなくて「え?」って演技も正直ある。
でも観ちゃうね。それで面白い。「こんな可愛い娘が二人でラーメン屋やったらそっちで人気がでるよ」と思ったけど、味の良さで売れてくといいね。
DNAの記憶
原作未読
美味いと評判だったが女将が亡くなり最高の味を作れず暖簾を下ろしたラーメン屋を、人生を諦めかけた孫娘が継ぐ話。
女将の死と思うように行かないラーメンの味に自殺しようとした店主から、親友の裏切りによるネットでの誹謗中傷から自殺しようとした女子高生の孫娘への相伝というストーリーに、タレント兼美食家の男がチベットでの取材中に事故で遭難し遊牧民に助けられるストーリーが絡んでくるというバカバカしくもコテコテな展開。
何一つ意外な出来事はないし、トントン拍子に話が進むし、青春だし、友情だし、人生だし、美味そうだしw
嫌味がなくてわかりやすくてテンポも良くて楽しかった。
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