ワンダーウーマン 1984のレビュー・感想・評価
全374件中、221~240件目を表示
心優しき戦士
※ネタバレを含みます*
ワンダーウーマンの良いところは、決して暴力で解決しない所だ。今回の作品でも悪役との最終決戦の際、拳でねじ伏せるのではなく心に語りかけるようにして説得している。 また他のヒーローたちとは違い、罪のない敵にはたとえ攻撃してきたとしても無駄に攻撃しない所が魅力である。
女性版スーパーマンとも言える彼女だが、スーパーマンとの対照的だった点はスーパーマンは恋人が側にいることで強くなれるが、ワンダーウーマンは恋人を失うことで強くなる点である。愛するスティーブを二度も失うことになった彼女だが、悲しみにくれる暇もなく世界を救うために疾走し、ついにスティーブの才能でもあった『空を飛ぶ能力』も手に入れることができた。スティーブは彼女の中で、信念、希望、そして愛として生き続けるのであった。
強く賢く美しいダイアナだが、恋愛経験の少なさと一度愛した人を永遠に愛し続けるピュアさがまた魅力的だ。
原題が「WW84」なのね。面白かった。でもね・・・
本作に引用されている『猿の手』は、W.W.ジェイコブズの古典的ホラー小説です。確か、小中学生向けの恐怖小説短編集で読みました。3つの願いを叶えてくれるんですが、踏み込んではいけない領域に踏み込んでしまう、そんな恐ろしさがありました。
新聞の紹介記事でもこれに触れていたから、私は本作を観る前から、”猿の手”のことが気になってしまいました。
(”猿の手”のことだけは考えないで下さい)
”人間の手”じゃなくて”猿の手”ってことに意味はあるんだろうか、とか、キリスト教徒にとっては別の恐ろしさがあるのかも、とか。
(”猿の手”のことだけは考えないで下さい)
ほーら、あなたも”猿の手”が気になるでしょう・・・は、置いといて。
本作でダイアナは、とうとう飛行技術まで体得して、いよいよ完璧なヒーローになっていきます。
でも、『猿の手』を読んだ方は、取り消せるんかーい!と突っ込みたくなりますよね。起こった事は取り消せない、払った代償は取り戻せない、ならばどうする?という所を期待したんですが。(結局取り戻せなかったものもありましたが)
最後はもう何でもありって感じですが、それでもいい。World Warは恐ろしいけれど、Wonder Womanは強くて優しい。人間は失敗したり間違ったりするけど、やり直せるんだよ、というメッセージだと受け止めました。
お帰りDC
久しぶりのDC。イメージどおりで、壮大なスケールと映像。加えて、ガル・ガドットが素敵ですね。ちょっと期待しすぎたか、想像を超えるところまでは行かなかった。クリス・パイン復活以外は。
ストーリー展開は悪くいえば月並み。よく言えば王道に戻った感じ。昔のDCコミックのテイストが帰ってきた印象。ちょっとした悪人が、世界をひっくり返すような悪事が働けるようになって、巻き込まれていくところなんか、クリストファー・リーブがやってた頃のスーパーマン(「電子の要塞」とか)の懐かしいテイスト。最近、壮大なスケールの悪者が多くて少し食傷気味だったので、そんな人間味ある敵役の設定は良かったかな。
とはいえ、150分は長いかな。ゆったり見れたのは確か。比較的丁寧にそれぞれのシーンを描いているのも悪くない。冗長な感じはなかったのだけど、もう少し圧縮は出来たら、キチッと締まった運びになったように思うのですが。
ホリデイシーズン向けのエンタメ大作
前作へのトリビュートネタもあるようだけど、未見でも私は問題なかった。
冒頭からの子供時代の競技シーンからして壮観。子役もよかったし、主演のガル・ガドットさんもよかった。二人の子持ちとは思えないスタイルで、でも多分、人生経験を反映した哀愁があって。監督とこだわって極力実写で撮ったというアクションの演技も凄かった。
女だてらに地球の平和を護るために一人で戦う戦士なのだが、今までの私の洋画のイメージにはない、敵を殺生してしまわないで最後は言葉の力で敵の良心に訴えるところが、良い意味で女性らしい=しなやかな闘い方でいいなと思った。
とにかくスケールの大きな場面の連続で、大画面で観て本当によかったと思った。
おいおい…
最後までは、まあ楽しく見れてたんですよね。
魔法の石の仕組みとか面白かったし。
ただやっぱり気になるのが、願い取り消した後のバーバラの消息よ!なぜ出てこないの!
なんかカットされたバージョン観てるのかと思ったくらい。あのあと出てこないっておかしくない?
優しさと明るくて思いやりのあるところが戻った彼女が幸せに暮らしてないと、結局ダイアナの強さと美貌を手に入れた彼女のほうが幸せだったってことになりません?
え、見逃してた?本当はバーバラ幸せだった?
ドジで華が無くても内面の魅力に気づいてくれる人がいるってことを最後に描いて欲しかったなーなんて。
“真実”で生きる彼女が見たかったよ。
それまですっかり流していた、あれダイアナ魔法使えるようになったの?とか、凄く気になってきちゃって。いやいや、あの助言だけで空飛べるならもうとっくに飛んでたわ、とか。
なんで早くパーティ会場に着いたダイアナのが、見つけるの遅いねん、とかとか。
あと日本版予告よ、何故ダイアナとバーバラの戦闘シーン入れちゃったの、、、あれ完全ネタバレでしょ。
オフィシャルトレーラーではそんなシーンなかったぞ。
だから、今回のワンダーウーマン予定調和な感じがして、あまり衝撃がなかったんだよなー。
もちろんガルギャドットの魅力は存分に感じれます。
本当に誰もが憧れるよね。
強くて、クールで、愛がある。
ファッションもすごい良くて、あのパンツスーツ最高にかっこよかったなあ。
言葉のメッセージ性が強い
最初の導入部分は必要じゃないと仰ってる方がいますがワタシはそうは思いません。なぜならそこで教わった真実と向き合えということがちゃんと前作から活かされてたし、今回の戦いでも出てたから。
スティーブが蘇るというよりはあの願いの石で別の人がスティーブになったという感じでした。
ただやっぱりスティーブと再会できたダイアナがすごい嬉しそうなんですよねー。
それをを見るとこっちまで嬉しくなりますね笑
早くキスしてくれってずっと思ってました。
この映画の敵は欲望でした。欲望というのは他人の意思であって、他人の意思を変えるのは本当に難しいことだと思います。でも最強のワンダーウーマンはそれが出来ちゃいました。最後のシーンで彼女が全国民に問いかけたことに対して「美貌も強さも手に入れた完璧な女が真実と向き合えと言ったって響きやしない」と言う人もいるでしょうが彼女が愛する人を2度失ったことを、しかも2度目は欲望まみれのクソみたいな地球を助けるために自分の愛する人を手放したということを知っているなら心の奥底にまで刺さった言葉だったのではないでしょうか。
3作目が楽しみ
恋するダイアナ
可愛いダイアナが見られる。
どんな願いも一度だけ叶えてくれる石。
そんなものが敵として現れるわけだが…整合性などつかない事情だらけの全世界は大混乱なのである。
若干ツッコミたくたくなるのは「この世界には世界の平穏を欲するものなど1人もいないのか?」って事だ。
まぁ、欲深いことこの上ない。
ただ、そんなモノを願ってしまえば物語は急速に収束してしまうので、善なる心は影を潜める。
アクションはなんか大味のものが多かった。
楽しくはあったのだけど…なんつうか流して見れちゃう感じが多かったなぁ。
その代わりに恋するダイアナが目一杯。
どのシリーズを見ても、あんな楽しそうなダイアナはお目にかかれない。どころか、全編通してストイックな印象でもあった。
何も望まない。
世界を守る使命に直向き。
そんな彼女が愛を謳歌する姿は感動的だった。
結果、自らの使命の為に恋人の存在を諦める。
その泣き顔の切ない事…胸が締め付けられるとは、この事だ。
そして、まぁ、そっからの爆発力を期待するのだが…どうにも食い足りなかった。
最終的には全世界の善意に委ねられたような結末なのだけど…このへんのルールが分かりにくく「??」は残る。最後はスッキリまとめた感はあるものの…どちらかと言うと、コレじゃない感はあったかな。
ワンダーウーマンが空飛べるようになってたのにも驚いて…設定崩壊的なアレコレがウザい。
願いは努力してこそ叶うもの
評価があまり良くないけれど、自分はとても感動した!!
前作を観てないと分からないので観てから今作を観ましょう。
みんなさんは願い事が1つかなう石があるとしたら何を願いますか?
ただし、願いを叶えたら大切な何かを失ってしまう邪悪な石。
願いは叶わないから楽しい、平和に生きていけるって思った作品だった!全世界の全員の願いが叶ったらそりゃえらいことになる。やがて戦争が始まり世界は滅ぶ。
自分も星に願いをじゃないけど神様仏様と願いをかけたことあるが、叶ってないからこそ今の自分があり幸せに暮らせてるのかもしれない。
真実から目を背けない、逃げない、真実の愛とはなにか?を教えてくれる良作!切ないシーンもあり久々に映画で泣かせてもらいました。
願いなんて代償がつきもの
内容は願いがかなう石を手にしたバカが世界破滅へと導いてしまう、ストーリーは割と普通な感じ。戦闘シーンは主人公がなるべく関係のない人は傷つけない信念をもち、人柄を感じれたし、見応えがあった。一方で過去に死なせてしまった恋人を蘇らせた代償はアレだったけど、結局願いを取り消して1人で戦うって、、なんか居た堪れない気持ちになりました。
予算不足なのか?コロナのせいなのか?あまり期待しないで観てやってください?!
アクションは予告編をつくるだけくらいの尺で申し訳程度です。
展開は時間稼ぎのために願い事と天罰の繰り返しで飽きてきます。
悪役はとてもしょぼくてかわいそうなくらいです。
ワンダーウーマンはちょっと年季が入って年増のおばちゃんになってきましたが、そこそこそのほうが良い感じです、これくらいかな良くなったのは。
あまりのしょぼさにはらはらするので、うーん、今年のM1みたいだ、ワンピースのなれの果てだ、なんて、思ったりします。
でも、映画代金の価値はあります、まだまだ大作は出てこないので、ひまつぶしにどうぞ。
象徴
前作のアクションに惹かれて今作も鑑賞。ストーリーはかなり微妙でしたが、アクションは十分に楽しめました。
151分という長尺が完全に邪魔をしていて、ストーリーの停滞が退屈です。ハーレイクインみたいにアクション全振りくらいの感じが見る分としてちょうどいいです。それでもアクション部分は面白かったです。もっと欲しかった…
期待値が高かったが故に不完全燃焼ですが、年末に見るヒーロー映画としてはいいと思います。3部作構成みたいなので、3作目に暴れてくれることに期待です。
無駄に長い
アベンジャーズ亡き後、ヒーロー(ヒロイン)もの最大の期待はこれ!
才色兼備の美女の颯爽とした姿に、
コロナ禍の鬱積した気分を晴らしてもらうため勇んで足を運んだ。
プロローグの部分はいつものそれ、展開に期待が持てた。
だが、その後は冗長でいつかどこかで観たようなストーリー、
しかも泣かせようとする演出見え見えで鼻白む。
弱いワンダーウーマンなんで観たくもないし・・・・・。
ヒールも魅力に乏しく、全く気分が上がらない。
終盤にさしかかって待望の戦闘シーン。
アーマーに身を包んで登場・・・・・?
生身で戦う優美さが最大の魅力なのに・・・・・・?
苛つきを遙かに超え、呆れて脱力した。
それならアイアンマンの方が数段上。
最後まで感動大作にしたかったのね、という陳腐な演出。
魅力的な映画なら、長いのは大歓迎。
しかし、ここまでつまらないとこの長さは迷惑でしかない。
エピローグを見ると続編があるのだろうが、次はBDで十分かも。
面白かったけど、、
1とくらべてしまうと1の戦場にヒーローがいたらってほどのインパクトはなかったかなあ?
唐突にでてくり謎の石を発端に話は展開していくのだけど、結局この石はなんだったの?
大元がよくわからないのと後半のご都合主義の凄さ。
みんな願いを取り下げるのはなんだかあまりに簡単に収束しすぎでは?
と、突っ込みどころはあるけど前作の彼とのロマンスや別れのシーンはなかなかグッときました。花火のシーンも素敵で。
やっぱり監督が女性だと違うね。
しかし毎回ワンダーウーマンを見るたび思うのはガルガドットにあんな恥ずかしい格好させてそれがギリギリのところでさまになってしまうのはさすがですがあの衣装は日本人では誰もがギャグになってしまうだろうなあ。
そして、今回の悪役は明らかに雰囲気がトランプぽくてなんだかなあとも、思ってしまいました。
オープニングのサスケシーン、結構力入れてて本筋になんか関係あるの?と終演後、思ったけど嘘つくなってことね笑
そんだけの為にずいぶんと凝ったシーンね。
な~んだ面白いじゃないか🎵
余りの低評価に、期待はしてなかったけど、全然違うやん、感動あり娯楽ありの素晴らしい活動写真やおまへんかー。
低評価の御歴々は美女の主役がお気にめさないのかな?
エンドロール良かったねー、初代のワンダーウーマンかな?
兎に角スカッとした、良い作品でした。
愛が全て
ラストはマックスが息子を守るために、願いを取り下げるより、他者の願いの代償で息子だけを守ることも選択肢としてあったのではないかと思えました(そうすると過去繰り返されたバッドエンドかな)。
ストーリーは大味な感じがしますが、愛に溢れているので個人的には嫌いではないです(笑)。
コロナ禍の中、上映されたことに感謝して☆5
史上屈指のアクションシーンが誕生
前作より評価は低くなっているようですが、期待値が高かったためでしょうね。 好みを別にすると、今回の作品もなかなかすぐれた作品です。
確かに、ラストの対決には不満はあることと、マックス・ロードの描き方が雑なことはありますが、これ以外は、面白いシーンが多い作品でした。 アクションレベルも相当に高いです。
特に、カイロのカーチェイスでの、アクションシーンは映画史上に残る名場面だと思います。 (前作のノーマンズランドのように)
何しろ、臨場感が高いのです。ほとんどが実写ですし、銃撃も激しい。ワンダーウーマンのアクションが見ものですが、ストーンに願いをしたため、その代償で、彼女はパワーダウンしていますが、懸命に戦います。
あの強いワンダーウーマンが、力の限りをふりしぼって必死の形相で戦っている姿は感動的でした。 思わず"頑張れ"と応援しました。
大型トラックがタテに完全に一回転するシーンがありますが、非常に難しい実写でこれまで無かったとの事。(うっかりしていると凄さが分かりませんが)
その後の、ホワイトハウスでの戦いも、なかなか見ものでした。
警備員たちとの戦いは、なかなか痛快なシーンで、強いワンダーウーマンが見れます。
ストーンの魔力でワンダーパワーを得たバーバラに対し、パワーダウンしているワンダーウーマンは不利なのですが、戦いを挑みます。その結果は?
今回のようなワンダーウーマンの姿は、予想していなかったので、すごく新鮮でした。やられても勇敢に立ち向かうワンダーウーマンは本当に感動的です。彼女を応援しない人はいないでしょう。
ガルは美しさが増していますね。ワンダーウーマンが本当に似合います。
理解を深めるための豆知識
・マックス・ロードはラスボスではない: 私は勘違いしていましたが、彼は、全然強くはありません。 解説にも、バーバラ(チータ)という女性が最強ディランと書いてあります。
・ゴールドアーマー: ワンダーウーマンのコスチュームが変更かと、不安になった人も多いと思いますが、あの金ピカのアーマーは最後に登場するだけで、あまり出てきませんので、失望しないように。 (ポスター等で派手に出し過ぎだと思います)
・解説で、「絶体絶命のピンチにおちいる。」とあります: 半信半疑でしたが、ワンダーウーマンがあれだけぶちのめされたら、その通りでしょう。解説の通りです。
・ドリームストーンはいわゆる猿の手: 願望は一つだけかなうが、大事にしているものを失うか、能力がレベルダウンする。 (映画を見ているだけでは少し分かりにくい)
・マックス・ロードについては過度すぎる演出が多く、コメディとしての楽しい、軽いシーンとして見ておけば良いでしょう。 世界を混乱させるだけの男です。
全374件中、221~240件目を表示