「願いの代償」ワンダーウーマン 1984 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
願いの代償
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ムービープラスで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
前作から時が経ち、1984年を舞台にワンダーウーマンの新たな戦いが始まる。スティーブを失った悲しみからか、他者との付き合いを深めないよう気をつけている節がある。自分は歳を取らないが相手は歳を取るし、何よりスティーブの時のような悲しい想いをするならばいっそのこと関係は浅く、誰も愛さない方が良いと思ったのだろう。
そんな彼女の前に、ひとりにつきひとつだけ願いを叶えてくれるドリーム・ストーンが現れたことから物語が動き始める。ダイアナは願う。スティーブにもう一度会いたい、と⋯。すると、とある男の姿を借りてスティーブが復活する。ここで「あ、そう云うことか」とドリーム・ストーンの効果効能、そしてその代償が齎すものが想像出来た。
案の定、スティーブの復活と引き換えに、次第にワンダーウーマンのスーパーパワーが失われていくのである。ドリーム・ストーンは願いを叶える代わりに、その者のいちばん大事なものを奪い去ってしまうのだった。愛か、力か。平凡な生活か、崇高な使命か。ヒーローではなく、ひとりの女性として苦悩するダイアナの姿に胸を打たれた。
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