「自分にとって大事なことは誰が決めるのか?」ワンダーウーマン 1984 走る布団さんの映画レビュー(感想・評価)
自分にとって大事なことは誰が決めるのか?
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事前情報全く無し、どうせ勧善懲悪だろうと期待せず観に行った。
アクションシーンに心惹かれない私だが、内容にとても考えさせられた。
物語自体はファンタジーで御都合主義、全ての不都合な展開が最後には元に戻ってハッピーエンド、でもそれは不快では無く、違和感も少なかった。
「心から望む願いをたった一つだけ叶えよう。だが大事な物を一つ失う。」この設定が物語に深みを与えたと思う。
ストーンそのものが奪う大事なものは誰が判断するのだろうか。
心から望むものに相反する最たる要素がそれに当たるのだろうか、否、自身が無意識的に知っているのではないだろうか。
基本、人は自身の長所や良さは客観的視点が無ければ見れないが、この映画はそれを見せてくれるもの、考えさせてくれるものだと思う。
また許容という大事な観点を再認識させてくれる良い映画。
ただ、空を飛べるようになる、ステルスにすることができるという付け足し設定はちょっとやり過ぎ…まぁヒーロー物だから何でもありなんだろうけど無敵過ぎないか?
また女性活躍物は大いに結構なんだけれど、セクシーな体型の人しか現れないのはまだまだ商業的・差別的だなぁとは感じた。
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