「主演のガル・ギャドットのクールビューティーさが際立ちます。」ワンダーウーマン 1984 松王○さんの映画レビュー(感想・評価)
主演のガル・ギャドットのクールビューティーさが際立ちます。
前作が結構面白かったと言うのもあったのと、いろんな洋画作品の大作系が延期になってる事もあり、今年の冬の話題作の1つと言う事で観賞しました。
で、感想はと言うと、まあまあw
普通に面白いのは面白いです。
迫力もあるし、ハリウッドの大作に飢えてたのもあるので楽しめはしましたが、結構ハードルを上げてたので少し違ったかなぐらいですが、それでも及第点は普通にあります。
ダイアナの少女時代に参加した競技大会から、いきなりテンション高めのスタート。
SASUKEか?と言わんばかりのハイスピードな展開にテンション上がる上がる♪
レース中のトラブルでショートカットしてゴール直前に関わらず、ダイアナは失格。
ズルするな。嘘つくな。そんなもので得た勝利や幸せに意味は無いと説教。
でも、それが大人になったダイアナの根底に流れる信条になってるんですよね。
そこからのストーリーはダイアナが働くスミソニアン博物館に納品された「ドリームストーン」を巡っての話になりますが、今回のヴィランとなるマックス、バーバラがインパクトちょっと弱め。敵としてはなるだけの理由があっても強さの面や悪になる理由が弱い。
敵として立ちはだかると言うよりかは少し欲望や願望が強いと言うだけで敵と言う程ではない。
また、人々の願いをかなえるドリームストーンもなんか微妙。
願いも引き換えに大事な物を失う訳ですが、それも取り消し!と言えば取り消せるって結構都合が良すぎる。
取り消しの代償も無いってどうなんだろ?
また、超絶貴重品なのに割りと扱いが雑な感じぐらいに普通の扱いってどうなの?
バーバラもダイアナに憧れて、一転して人気も力も備えるけど、惨めな時に戻りたくないと言うのは普通の感情だし、マックスも見返してやりたいと言う気持ちがあっても、根底は息子に誇れる父親でありたいと言う気持ちからなので、芯から悪いヤツじゃない。それも取り消しますと願うだけで元に戻れるなんてちょっと軽いなぁ。
ダイアナのかつての恋人のスティーブが復活し、女性としてダイアナの側面は物語を深めているけど、取り消すの一言であっさりとスティーブがいなくなるのはちょっと肩透かしかな。
砂のように崩れ去るとか幻想の様に消えていくのと違った寂しさはあるけど、ちょっと好みの分かれる別れ方かなと。
最愛のスティーブを手放す事で強さを手に入れたダイアナ=ワンダーウーマンは強さと空を駆け回る(飛ぶのでなく、正確には反動で移動している)力を手に入れて、もう殆ど無敵状態。
DCコミックスのヒーローってマーベルのキャラに比べて、かなりオールマイティーに凄さが盛り過ぎな感じが個人的にはするんですよね。
でも、ジャスティスリーグの中ではワンダーウーマンが一番好きなので許すw
ダイアナ/ワンダーウーマン役のガル・ギャドットはますます美しさに磨きが掛かっている。
前作の何処か野生児的なワイルドさも殆ど無くなり、クールビューティーさがマシマシ。
マックスのビジュアルはもうまんまトランプさんw
アメリカの悪役顔の代名詞みたいになってるのはある程度狙っての事だと思うんですが、ちょっと笑ってしまいます。
DCコミックスの映画作品って、ビジュアル的にも暗いのが多かったりして、マーベルに比べるとどうしてもダークな感じがしますが、ワンダーウーマンの明るさはやっぱり観ていても爽快感があります。
でも、キャストも悪くないし、アクションも良いのに、ストーリーが少し弱い。人間の道徳心に訴えかけるオチはやっぱり肩透かし。
次回作は多分「ワンダーウーマン 202◯」辺りになって、やっと現代に来るかなと思うので、次回に期待。
それでも、久し振りに大作作品を堪能出来たのが嬉しい♪
観て損な無いし、劇場で観る価値のある作品と思いますので、未観の方は是非。