「【願い事は一回だけ】ですよ」ワンダーウーマン 1984 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
【願い事は一回だけ】ですよ
ズルはいけないわ。と、匕ッポリタお母さん。
嘘はいけないわ。と金色のロープ大活躍。
今回のテーマ(人間の欲望)は前回の第一次世界大戦中の毒ガスから全世界を守る的な勧善懲悪もののスケール感やバトルシーンの艶やかさ、登場人物の数や個性、多様性、魅力に比べるとちょっとちっちゃい。せこ~い感じで、ちょっとガッカリでした。予告編のアクションシーンが一番カッコいい感じだったし。空飛んでばかり。
はったり詐欺実業家マックスがトランプ大統領になって、そしていつ軍神アレスになって現れるのかずっと待っていましたw
ショッピングモールの場面は横浜のクイーンズスクエアにワンダーウーマンが現れたら、こんななのかなぁとウキウキしました。
盗賊どもの狙いは普通の宝石ではなく、店が闇で扱う「お宝」。
FBIが鑑定を依頼する冴えない中年眼鏡女子の学者さん。水晶の置物をバッタもん扱いするふり?ダイアナみたいになりたいとお願いしちゃって、バンプス履いてオシャレして、バーベル持ち上げちゃいます。一方、俗物マックスに熱をあげて、盗られたことにも気付かない。ダメじゃん。酔っぱらい痴漢オヤジもぼこぼこにボコる。これだから、素人は困る。加減を知らないから。と、突っ込み入れてました。
ガル様は古代ローマ語にも堪能で、ステキ。【願い事は一回だけ】ラブロマンス復活💞 ベッドシーンはかわいい女になりきっておりましたね。
宝石学者さんはまたもお願いしちゃう。最強の捕食者にしてと。岩井志麻子の豹柄コスプレかよと突っ込み入れてました。ついに、アスタリアの黄金甲冑登場。電線危ないよ。毛皮こげるよ!あら、しぶといね。さすがのダイアナも最後は殺めてしまう。悲しいなぁ。意地汚い女を見せつけられて、あんまり楽しくない。欲に振り回される群衆や核兵器に頼る大統領(84年だからソ連崩壊前)。願い事は一回だけだから、却下して、元に戻してというのもダメじゃん。
一回だけのお願いは難しい。
つい、お馬鹿なことが頭をよぎる。
玉川カルテットのあのギャグだ。
金も要らなきゃ 女も要らぬ わたしゃも少し背が欲しい
超モデル級のアマゾネス族たちを見てると頭の片隅に深層心理としてあるんでしょうね。