「史上屈指のアクションシーンが誕生」ワンダーウーマン 1984 JINGUさんの映画レビュー(感想・評価)
史上屈指のアクションシーンが誕生
前作より評価は低くなっているようですが、期待値が高かったためでしょうね。 好みを別にすると、今回の作品もなかなかすぐれた作品です。
確かに、ラストの対決には不満はあることと、マックス・ロードの描き方が雑なことはありますが、これ以外は、面白いシーンが多い作品でした。 アクションレベルも相当に高いです。
特に、カイロのカーチェイスでの、アクションシーンは映画史上に残る名場面だと思います。 (前作のノーマンズランドのように)
何しろ、臨場感が高いのです。ほとんどが実写ですし、銃撃も激しい。ワンダーウーマンのアクションが見ものですが、ストーンに願いをしたため、その代償で、彼女はパワーダウンしていますが、懸命に戦います。
あの強いワンダーウーマンが、力の限りをふりしぼって必死の形相で戦っている姿は感動的でした。 思わず"頑張れ"と応援しました。
大型トラックがタテに完全に一回転するシーンがありますが、非常に難しい実写でこれまで無かったとの事。(うっかりしていると凄さが分かりませんが)
その後の、ホワイトハウスでの戦いも、なかなか見ものでした。
警備員たちとの戦いは、なかなか痛快なシーンで、強いワンダーウーマンが見れます。
ストーンの魔力でワンダーパワーを得たバーバラに対し、パワーダウンしているワンダーウーマンは不利なのですが、戦いを挑みます。その結果は?
今回のようなワンダーウーマンの姿は、予想していなかったので、すごく新鮮でした。やられても勇敢に立ち向かうワンダーウーマンは本当に感動的です。彼女を応援しない人はいないでしょう。
ガルは美しさが増していますね。ワンダーウーマンが本当に似合います。
理解を深めるための豆知識
・マックス・ロードはラスボスではない: 私は勘違いしていましたが、彼は、全然強くはありません。 解説にも、バーバラ(チータ)という女性が最強ディランと書いてあります。
・ゴールドアーマー: ワンダーウーマンのコスチュームが変更かと、不安になった人も多いと思いますが、あの金ピカのアーマーは最後に登場するだけで、あまり出てきませんので、失望しないように。 (ポスター等で派手に出し過ぎだと思います)
・解説で、「絶体絶命のピンチにおちいる。」とあります: 半信半疑でしたが、ワンダーウーマンがあれだけぶちのめされたら、その通りでしょう。解説の通りです。
・ドリームストーンはいわゆる猿の手: 願望は一つだけかなうが、大事にしているものを失うか、能力がレベルダウンする。 (映画を見ているだけでは少し分かりにくい)
・マックス・ロードについては過度すぎる演出が多く、コメディとしての楽しい、軽いシーンとして見ておけば良いでしょう。 世界を混乱させるだけの男です。