「何だー不ー満」ワンダーウーマン 1984 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
何だー不ー満
DCシリーズはバットマンシリーズを見てたくらいですが
まあ話題作ということで観賞
感想としては
・さすがに150分は長い
・あまりに緩いキーアイテムのルール
・インパクトに欠ける悪役
・あまり活かされない1980年代設定
・主演陣の美貌は流石なのだが
などちょっと拍子抜けな内容でした
別に150分なのはいいんですが長く感じる点が残念でした
冒頭はダイアナの幼少期の修行時代
仰々しいセットを使いながら伝えたいのは結局「ズルをするな」
伏線なんだろうなってのとカネあるなあとしか思わない
シーンをえらく長くやっていきなりちょっとダレました
舞台は変わって1984年
考古学美術館の学芸員をしながら悪人を人知れずとっちめる
ダイアナは同僚のイモっぽい女性バーバラがFBIからの依頼で
変わった石を調べているのに気が付きますが
願えば叶うといった意味の記述があることに気が付き
つい過去の恋人スティーブを思い浮かべると
出先のパーティで別の男に憑依したスティーブに出会い驚きます
またバーバラはしがない実業家マックスといい仲に
なるうちにダイアナのようになりたいと願いを持つと
イモっぽかったのがどんどん美貌を身に着け
誰もが振り返る美人に変貌していきます
ダイアナはスティーブとの再会を喜びつつ
原因が石にあることに感づき調べてみると
願いが叶う代わりに代償で自分が持つ強大なパワーを
失っていることに気が付きこの効果は取り消せば元に戻る
事も突き止めます
この「今のなし!」で元に戻るという設定が
そんな緩い条件でいいのかよと思ってしまいますが・・
その後バーバラはいい仲になっていたマックスにその石を
渡してしまうとマックスは自分自身が願いをかなえる
石になるよう願いを言ってしまい実際そうなり
出るはずがなかった石油が掘れるわで人生大逆転
思うがままに世の中を動かそうとしますが
ダイアナとスティーブは阻止に動きます
マックスは他人の願いをかなえる代償に自分の要求を
相手に好きなように出来る大変危険な状態になり
大統領をもそそのかして大統領が願う核兵器配備をかなえ
自分は大統領を言いなりにし全世界の電波をジャックし
人々に願いを言うように広めて世界中が欲望のままに
願いを持つことで大混乱に陥ります
ダイアナとスティーブは阻止にホワイトハウスに
殴りこみますがもう少しでマックスを捕まえられそうな
そころで超人的になったバーバラが妨害に入り
逃げられてしまいます
この電波ジャックの装置とかがあまりにご都合過ぎて
せっかく1980年代のまだソ連があって冷戦状態である
といった状況と矛盾が起きているのが気になりました
だったら現代設定でも良かった気がします
この映画こんな感じで1984年という設定がちょっとした
ビジュアル以外にそこまで活かされている感じがしません
途中で映る渋谷の映像も明らかに2000年代くらいです
さらに言えば序盤のショッピングセンターのゲーセンのシーンで
映ったオペレーションウルフというゲームは1987年発表のゲームです
まあいいや
とりあえずそんな感じで世界が大変なところでダイアナとスティーブは
命からがら大混乱の中逃げ延びますがスティーブはダイアナの本来の
力を取り戻すため自分がよみがえった願いを取り消すようダイアナに促します
ダイアナは迷いますがそれを実行し大空を飛び回った後自宅にあった
聖闘士星矢のゴールドクロスみたいな鎧を突然纏って電波を発信する
施設に向かうとバーバラがさらに獣人化して襲い掛かってきますが
なんとか倒しマックスのもとへ向かうともう無敵状態になっている
マックスは米ソの核ミサイルが互いに発射されるような最悪な
状態になってしましたが全世界に願いを取り消すよう自分のメッセージを
流すと徐々に世界は元に戻りマックスも願いを取り消し
息子と抱き合って話が終わります
は い ?
な ん だ そ り ゃ ?
って感じです
これだけムチャクチャやっても取り消せばそれで終わってしまう
なら暴れまわったもん勝ちじゃないでしょうかね
全体的に続編とは思えないのっぺりとしたシナリオで
続編もあるみたいですがこの映画でじゃあどう話に進行があった
のかというと特に何もなかった気がします
1984年という設定にしたかった理由もいまいちわかりません
ネームバリューの割にはスカスカな映画だった気がします
120分くらいですっきり作ったほうがよかったんじゃ・・