「『猿の手』の恐怖を思い出し、ホラー映画のような印象が残りました」ワンダーウーマン 1984 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
『猿の手』の恐怖を思い出し、ホラー映画のような印象が残りました
どちらかというと…
昔読んだ『猿の手』…読者の想像力そのものが恐怖を増幅させる名作ホラーです。そのラストを思い出して、昔味わった恐怖の印象のほうが強く残ってしまいました。
ノックされた扉。あなたなら開けますか?
ゾクッ……
ここからは、映画の話。
チグハグというか、ギクシャクというか、歯車が噛み合わないというか、ボタンの掛け違いというか……
監督も脚本もその他スタッフもキャストも資金も、きっとすべて足らないものは無かったはずなのに、出来上がった作品はすべてがいまひとつ足らない。
だって、冒頭の競技会は良かったんですよ❗️
007でもよくありますよね。本筋とは関係ないのにヤケにテンションが盛り上がる追いかけっこアクション‼️それに匹敵するほどワクワクしました。
ストーリーも決して悪くないのに、肝となる部分が何故かみんな弱いのです。
例えば…
・博物館勤務の学者(学芸員?)としての研究や分析
ぶりで周囲を驚かすような知性を発揮するシーン。
それがあってこそ、強さとの落差が快感をもたらすのに。
バットマンもスーパーマンもスパイダーマンも普段は市井の人ですよね。バーバラがやっかみ、憧れるようなシーンも無かったので、憧れは外見だけ?という薄さになってしまいました。
・クリス・パインを諦める時の葛藤(もっと悲劇的に涙を誘うパターンを期待してました)。
・東洋系⁈の息子への愛情と裏返しの関係にある野心野望との関係性(動機ともいえる)がやはり薄い。
どれもあと少しの工夫で物語に入り込めるような厚みが加わると思ったのですが、みんなどっちつかずの中途半端な印象しか残りませんでした。
文明を滅ぼすはずのあの神様は最後、消滅したのか、どこか新たな憑依先を見つけたのか。
そんなことを悩む必要を感じないほど、それまでが残念でなりません。
ゆり。さま
いや、なんかすみません😅
私の萌えポイントが、たぶんX-MENとかインディ・ジョーンズへの郷愁に影響されているせいだと思います。
大御所の評価は高いのできっと大丈夫です。
前作が面白かったから、これから観ようと思っているんですが、うっかりこのレビューを読んでしまいました↷でも、多分観ます(^▽^)/ 「猿の手」は名作ですよね。
おはようございます。
”猿の手”怖いですよねえ。
愚かしきマックス君の可愛らしき息子がどうなってしまうのか、ハラハラしながら観ていましたよ。
グレシャムさんのレビューを今朝、拝読し、当方のレビューに少し追記させていただきました。
ご寛恕願います。
では、又。
猿の手?知りませんw
それより、考古学者の知性は発揮されてましたよ。
ラテン語すらすら、マヤの文字もすらすら、古代の文字の読解力は凄かったです。前作ではシュメール語もすらすらでした!
想像させるところもいっぱいあって、写真や時計からスティーブの復活を予感させたり、マックスの行く末さえも想像させてくれました。もちろんスティーブが消えてしまうことも・・・