ワンダーウーマン 1984のレビュー・感想・評価
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84年に投影された2020年という現在地
その冒頭、熱狂する競技場を見ながら、今年がオリンピック年であることを痛いほど思い出したが、本作にはもうひとつ、大統領選を見据えた時代性が盛り込まれているように思える。人々は願いを叶えてもらう代わりに代償を払う。そうやってディールを結ぶ。マックスウェルがTVの有名人である点も含めて、84年には2020年がありありと透けて見えてくるかのようだ。また、本作はヒロインにこの時代の空気を掛け合わせることで、前作とはガラリと違った化学反応を巻き起こす。おそらく中盤のロマコメ展開は見る人によって反応も千差万別となろう。だが個人的には、それをカバーして余りある終盤の発狂していく世界と、それに立ち向かうワンダーウーマンの勇姿に胸打たれた。ラストで発せられる言葉は、作り手がこの時代に生きる人々に伝えたかったメッセージに違いない。世界が最も必要とする時に駆けつけたこのヒーローを私は評価したいし、決して忘れない。
間違ったことをしでかす人たちのお話
人の期待ポイントはさまざまなで、本来他愛のない娯楽映画でいいように思うのだが、意外なほど賛否が分かれている。
ガル・ガドットは大好きだし、彼女が演じるダイアナ/ワンダーウーマンも魅力的だと思うのだが、前作はどうも食い足りなかった。おそらくとんでもない邪悪な神様という敵の設定が陳腐に見えてしまい、その敵との(勝つに決まってる)バトルを延々見せられるジャンルのルーティーンにも飽きてしまった(当該のクライマックスについてはワーナーに押し切られたと監督がコメントしているが)。
まあヒーロー映画だから、アクションシーンもCGを使ったスペクタクルも付き物だと言われればそれまでなのだが、今回はザルだらけの脚本だとは思いつつ、ぐっと感情移入して観てしまった。一番の理由は、これが「間違ったことをしでかす人間たち」の物語だったからだ。
もう最初のロビン・ライトの説教の時点で、ダイアナがいつか真実に向き合わねばならないことが示唆されていて、ああ、予告編でも明かされていたスティーブの復活は一時の安らぎに過ぎないのだろうなと、開幕早々に胸が締め付けられてしまった。
そして今回の敵となる二人も、せちがらい人生に逆らって必死にあがいているだけで、決して邪悪ではない。その矛盾や葛藤がストーリーになっていて、前作より100倍好きだ。バーバラの結末が描かれないのは続編を見越しているのだろうが、彼女にだけは改心せず、救いが与えられないことも、その闇と苦しみの深さを象徴しているように思えた。
クリスティン・ウィグはいつも通りに最高だが、ペドロ・パスカルの胡散臭い小物感もとてもいい。メキシコ系の人間が髪を金髪にブリーチして実業界に食い込もうと必死という、なんと意地悪な設定だとも思うが、こっちの方がスーパーな正義とスーパーな悪の戦いよりずっと自分にとってはしっくりする映画でした。
期待に応える続編は、2020という年を結果的に代弁している
少女時代のダイアナがセミッシラで開催される競技大会で真実の重要性を思い知らされた後、舞台はドラスティックに転換して1984年のショッピングモールへ。そこで展開するもろ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をコピーしたようなアクションを堪能した観客は、ワシントンD.Cのスミソニアン研究所で人類学者として働く成長したダイアナが、それに触ると夢が叶うとされる"ドリームストーン"(レイダーズの聖櫃ですね)を巡る攻防に巻き込まれていく過程を目撃することに。第一次大戦下でナチスと対決した前作とは違って、本作は欲望の実現と、それに対して支払わなければならない代償の大きさがテーマ。それは、"ドリームストーン"を手に入れようとするヴィランを介して表現される。そして、ダイアナ自身も、また、ダイアナへの憧れが高じてパワフルなクリーチャーに変身してしまう同僚も、同じく欲望に屈した仲間である。そんな風に、色々考えさせられることが多い続編だが、ガル・ガドットの圧倒的な眼力と、泥臭さがある種の牽引力を生むパティ・ジェンキンスの演出力は健在だ。スティーヴを演じるクリス・パインのイノセントぶりも一層板に付いている。「WW1984」はハリウッドメジャー大作に飢えた映画ファンの期待を裏切らない続編ではあるが、唯一、公開が半年伸びたことが玉に瑕。ヴィランのキャラ設定と欲望の果ての姿が、去りゆく(当初の夏公開だとイケイケの)アメリカのリーダーを否が応でも彷彿とさせるからだ。まあ、それも含めて、また、ワーナーの驚くべき映画公開&配信システムも含めて、2020年という未曾有の年を結果的に代弁しているとも言えるのだが。
ドラえもんの道具にありそうな設定が面白い
あなたの願いは何ですか?何でも願いを叶える魔法のアイテムが凄い!
ドラえもんの道具にありそうな設定で、前作よりも面白かった。理由は2つある。
1つめは、悪役マックスに感情移入できたこと。
息子の前では見栄を張りたい父親の気持ち分かる。しかも限られた面会時間の中だけだから尚更。俺の両親も離婚して母子家庭だ。この前15年ぶりに父に会いに行ったら、金も無いくせにお小遣いくれたり、繁盛してない店なのに仕事はうまくいってると言った。絶対見栄を張ってるなと思った。
成功に取り憑かれたマックスが、自分自身を願い石にするアイデアはぶっ飛んでて面白い。切羽詰まると人間はとんでもないことを思いついちゃう。
ハッピーエンドで締めたのは良いけれど、さすがにマックスにお咎め無しは納得いかない。世界を混乱に陥れたのだから制裁してほしかった。
それとバーバラのその後が描かれてなかったので気になる。願い取り消したってことは地味女に戻ったのかな。個人的にはメガネ無し陽キャバージョンの方が好き。
2つめは、前作とダイアナとスティーブの立場が逆転すること。
前作ではダイアナが現代社会に驚いてたけど、今作ではスティーブが実質タイムトラベルして未来の世界に驚く。あたふたするスティーブが可愛い。タイムトラベルものを見てる感覚で楽しめた。予告編だとそのまま生き返るかと思ってたから、他人の身体を乗っ取るのは意外だったな。やっぱりクリスの方がイケメン。
気になったのは、アクション映画と謳ってる割にはアクション少なめだったのと、長くてダレたこと。
ダイアナの戦闘服より、考古学者の服を見てる時間の方が長かった気がする。それでも前作よりはアクション多めで、チーターや聖闘士星矢みたいな鎧など、画面的に迫力があり楽しめた。
2時間30分の長さがネック。軽く調べたけどDC映画って長い作品多いのね。自分はDC映画合わないかもしれない。ただ前作よりは面白かったので評価は上げとく。
ちなみに俺の願い事はお金持ちになること。なんだけどマックスみてたら、俺も同じようにどんどん欲に溺れて人間崩壊しそうなんで怖くなっちゃった。それでも人生一度でいいからお金持ちを味わってみたいのじゃ...!
どうしてこうなった…
前作はツッコミどころも少なく、たいして疑問を抱かずにすんなりと視聴することができましたが、今作は逆に疑念しか湧きませんでした。
まず冒頭のシーンですが、その必要性を感じません。主人公の頑固な面を描写したかったのかもしれませんが、それなら尺はもっと短くても良かったでしょう。あのような簡素な部分に、10分も時間をかけるべきではありませんでした。
また、主人公は存在が認知されることを防ぐために防犯カメラを破壊して戦闘していましたが、それならあそこまで目立つ格好で戦うべきではありませんよね。前作のように私服で、優雅にスタイリッシュに標的を無力化していけばいいのに、と思わずにいられませんでした。或いはそれがヒーローもののお約束と言うならば、せめて身を隠しながら戦うべきだったでしょう。
あと、本作の主軸になる魔法の石ですね。何でも願いが叶ってしまう無敵の石です。この石のおかげでとある人物が蘇るわけなんですが、しかしそれは完全なものでなく、他人の体に魂が憑依するといった様子でした。そこの石の能力の不完全性が、理解に苦しむ箇所でしたね。ほぼどんな願いも無理やりに叶えてしまう力があるのに、死者復活については魂だけを別人に呼び寄せることしかできない。そのせいで、他人の体でベッドインするシーンが噴飯物にしか見えませんでした。
他にも色々ツッコミ箇所がありますが、この辺で抑えます。前作はまだ見れたんですが、本作はちょっとあんまりな出来でしたね。少なくとも映画館で見るべきではないかと。
ワンダーウーマン自体、DCコミックのファンタジーだが、 その上に、「なんでも願いが叶う石」っていう舞台設定はどうだろうと個人的には思う。
動画配信で映画「ワンダーウーマン 1984」を見た。
2020年製作/151分/G/アメリカ
原題:Wonder Woman 1984
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2020年12月18日
ガル・ガドット
ペドロ・パスカル
コニー・ニールセン
クリス・パイン
クリステン・ウィグ
ロビン・ライト
ワシントンD.C.のスミソニアン博物館に勤めるダイアナ・プリンス
と鉱物学者バーバラは奇妙な「石」を前にしていた。
台座にはラテン語で
「何でも一つだけ願いを叶える」と彫られている。
ダイアナとバーバラが願いをかけてみたところ
本当にその願いが叶ってしまう。
ダイアナの願いは亡くなったスティーブが生き返ること。
バーバラが願いはダイアナのような強さを身につけることだった。
2人の願いはそれぞれ叶ったのだが、
その石は詐欺師マックスによって持ち出されて悪用されていた。
そして石の副作用として
「何でも願いを叶えてくれるが大きな代償を伴う」
1984年と言えば、米ソの冷戦時代で、
米ソは核戦争の危機に直面してしまう。
ワンダーウーマンは1作目が大ヒットした。
2作目は新型コロナウイルスの影響で何度も劇場封切りが延期されたが、
そんな大きな障害を乗り越えある程度の興行収益を上げた。
ワンダーウーマン自体、DCコミックのファンタジーだが、
その上に、「なんでも願いが叶う石」っていう舞台設定はどうだろうと個人的には思う。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
前作を超える面白さ!
前作を観終わったあと、すぐに今作を視聴。
1984年のアメリカが舞台で、レトロなクルマやファッションなど、明るい時代の映像を見ているだけでも楽しい。
願いをひとつ叶えるアイテム、ダイアナ・プリンスの女友達、鎧を装着しての戦い、恋愛、親子、大統領、ソ連との戦争勃発など、退屈しない盛り沢山の内容でスケールも大きい。
主人公ダイアナの幼い頃のエピソードも迫力がある。
世間知らずの古い友人(彼氏)に色々なことを教えながらデートするという前作の逆パターンが面白い。
暴力で解決せず、ラスボスと人々の心が、変化することによって平和を取り戻すところがとても良かった。
何故かミサイルが消えるとか不思議に思うところはあるが、神の力によるものだから、無茶苦茶でも許容できてしまう。
劇中でセリフを使い回すのがこのシリーズの特徴なのかな。
将来アメリカという国の歴史を研究する時に検証すべき映画
スパイダーマンもスーパーマンも、ニンジャタートルも、はたまたバットマンまでアメリカンウェイを体現する魅力的なキャラはある中でワンダーウーマンは王道中の王道、さらには多くのアメリカ人の望んでいる古き良き(?)価値観が散りばめられてる。
印象に残ったのがアメリカの街の描写。これは監督の嗜虐的演出かもだが、現代2020年代の、閉店した店や殺風景な通り、また場所によってはゴミ溜めでジャンキー溢れるダウンタウンと違いアメリカも80年代には夢に溢れた"ちゃんとした"人の住むところだったんだね。少なくとも理想的には。
ワンダーウーマンもストイックで世界の平和を愛してるところはスーパーマンと同じだが、恋する男を天秤にかけ、男を捨てて世界を救うことを選択させられる演出は興味深い。まさに女神じゃないか。これからその女神的偶像が、どう変質する、もしくは変質しないのかを、ウォッチしていきたい。
Make America great again!が頭に鳴り響く
※お父さんと子供のくだりは省略
ワンダーウーマン!ヒーローが女性に変わる時・・・
今回、DCの映画を時系列に見てみようってことで、「ワンダーウーマン」に続いての本作となります。
前作で十分楽しませてもらった後の本作は、期待を遥かに越える!ってとこまでは及ばなかった感じ。まぁ、面白かったことは面白かったんですが・・・
舞台は1984年。 どんな願いでも叶える力を持った男が、今回のヴィランになるんだけど・・・ 1984年って何してたかな?どんな時代だっただろう?
こんな話をすると、ポンポンポ~ンって色々出てくる人いるけど、自分はダメですね。人の話を聞いて、あったあったって言うタイプです。
そんなだから、この作品が1984年に設定された訳も解らないけど、米ソの冷戦の時期だからかな?
まぁ、過去に起こった大事件ってのはパラレルワールドと割りきって、楽しんで見れば大丈夫です。
どんな願いも叶えてくれるって、パッと聞きでは素晴らしいと思うんだけど、みんなの願いによって、世の中が大混乱するって話です。
ストーリー的には、面白かったと思うんだけど、なんか、入り込めなかったです。おーーーって部分がなかったかな。
【ネタバレ】
ダイアナになりたいって願った、友達の女性が力を手にして、実質的な敵として戦うんだけど、これがまた複雑ですね。
力は五分、戦い的にはハードなものになるんだけど、それ以上に心情的に辛かったりして。
また、前作で思いをよせていたスティーブの復活を願っちゃったもんだから、その見返りに力が弱っていく。そんなピンチに見舞われながらも、ガル・ガドットがホンッと綺麗。
やっぱり、彼女の魅力あってのワンダーウーマンですね。
黄金聖闘士vs岩井志麻子。 未練を断ち切り、飛べ鉄腕美女!!
スーパーヒーローが一堂に会するアメコミアクション映画「DCEU」シリーズの第9作にして、アマゾン族の王女ダイアナの活躍を描く『ワンダーウーマン』シリーズの第2作。
舞台となるのは前作の戦いから70年近くが経過した、1984年のワシントンD.C。「願いを一つだけ叶えてくれる」という不思議な鉱石が引き起こす大騒動に、ダイアナが立ち向かう…。
○キャスト
ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン…ガル・ガドット(兼製作)。
スティーブ・トレバー…クリス・パイン。
石油王を夢見る男、マックス・ロードを演じるのは『キングスマン:ゴールデン・サークル』『イコライザー2』のペドロ・パスカル。
製作に名を連ねるのはザック・スナイダー。
音楽は、DCEUシリーズ第2作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)以来となるハンス・ジマーが務める。
『マン・オブ・スティール』(2013)、『バットマン vs スーパーマン』、『スーサイド・スクワッド』(2016)と、三者三振と言わざるを得ないショボショボ具合だったDCEU。その危機を救ったのがシリーズ第4作となる『ワンダーウーマン』(2017)!興行的にも批評的にも大成功を収めたこの作品が無ければ、もっと早い段階でこのユニバースは消滅していたかもしれません。
好感の持てるキャラクターと明快なアクション、そしてビターなストーリーが三位一体となって映画を盛り上げた前作。その続編となる本作では、キャラクターはより魅力的に、アクションはより派手に、ストーリーはより儚いものとなっている。
色々と過剰に盛り込みすぎているせいで明らかにバランスがぶっ壊れているし、後半に進むに従って物語はどんどんしっちゃかめっちゃかになっていく。
しかし、この過剰なサービス精神というか、みんなで汗だくになりながらなんとか映画をまとめ上げました感が非常に好ましく、上手く出来ているとは言えないものの決して嫌いになれない…というかかなり好きな映画になってしまった😊
タイトルにもあるように、舞台はレーガノミクスによる好景気にアメリカが湧いた1984年。1984年と言われれば、どうしたってジョージ・オーウェルの書いたディストピア小説「1984年」(1949)を連想してしまうが、内容は正直そんなに関係ない。メディアで人々を支配しようとするところが唯一の相似点か?
別にオーウェルの物語をヒーローものとして描きなおそうとした訳ではなく、ただ単に1984年というバブリーな時代感を映し出してみたかったということなんだろう多分。
リチャード・ドナー版『スーパーマン』(1978〜1987)やティム・バートン版『バットマン』(1989〜1992)など、懐かしスーパーヒーロー映画のエッセンスを多分に取り入れ制作されており、この過剰な80's感が心地よい。石が願いを叶える際、ブワーッと風が舞うあの演出が当時のジャリ映画っぽくて良いっ♪😆
冒頭、ワンダーウーマンの大立ち回りがスーパーマーケットの店内で行われるというのも、『コマンドー』(1985)や『ポリス・ストーリー 香港国際警察』(1985)を彷彿とさせる展開でとっても懐かしい気持ちになりました。こういう勘所をしっかりと押さえてきてくれるのは映画ファンとして素直に嬉しい✨
何より、キャラクターのコスチュームがバカっぽく、それでいて演じている側は大真面目なのが最高っ!!
『シャザム!』(2019)なんかにも原作準拠のバカっぽさはあったが、あれはその馬鹿馬鹿しさをコメディに落とし込んでいた。それはそれで良いんだけど、本作はアメコミのバカっぽさを「どうだぁっ!!」と観客にぶちかましてくれる。その臆面のなさには平身低頭するしかない。
あのワンダーウーマン・ゴールドアーマーver.なんて、完璧に黄金聖闘士じゃねぇかっ!!敵役のチーターなんて、完璧に岩井志麻子じゃねぇか!!黄金聖闘士vs岩井志麻子…うーん濃厚なカオス。
馬鹿げたことをカッコ良いものとして、真っ向から描く。この辺りも一昔前の王道スーパーヒーロー映画っぽくて、とっても好感が持てますよね😊
王道ヒーローものでありながら、スーパーヴィランが存在していないというのは意外と新しいのかも。純粋な悪役を設定せず、人間の心の弱さこそが敵なんだと描いているという点に、新たなヒーロー映画を築き上げようという気概を感じる。
クライマックスも、武力により敵を倒すのではなく、一人ひとりの心に語りかけることにより事態を終息させるという展開が非常に優しく、力だけではないヒーローの本当の強さを見せていただけた。捻りながらも直球ど真ん中!見事!!
なんのかんの言っても、やはりこの映画の見どころはダイアナとスティーブ、70年ぶりの再会。このエモーションに尽きる。
2度と無いと思っていた奇跡の逢瀬。ここで描かれる多幸感と、やがて訪れる別れの予感が胸を締め付ける。80年代のカルチャーに大はしゃぎするスティーブとそれを微笑ましく見守るダイアナが可愛らしく、もうこの時間が永遠に続けば良いとこちらも思ってしまう。『ダイアナ&スティーブ』という、2人が色々な時代でイチャイチャするだけのTVシリーズがあれば俺は観るぞ!!
あの別れのシーンも良い…。メソメソ泣きながらも、一切彼の方を振り返らないダイアナのいじらしさと逞しさが…😭悲恋はスーパーヒーローの性ですが、この映画での別れシーンは全ヒーロー映画の中でもNo.1。花丸あげちゃいます💮
前述したように、終盤に向かってどんどん物語がごちゃごちゃしてきちゃうのはやはりマイナス。製作陣の愛は伝わってきたが、愛ゆえに色々と描きたくなってしまい、その結果バランスが崩壊してしまったのだろう。
ランタイムが150分台というのも、ヒーロー映画としては長すぎる。冒頭の超人オリンピックとか中東パートとか要るか?あの辺を切れば120分台に収まったんじゃなかろうか。
とまぁ、決して完璧な映画とは思わないものの、結果としてはかなり楽しめました。TVドラマ版『ワンダーウーマン』(1975-1979)でワンダーウーマンを演じていたリンダ・カーターのカメオ出演もキマっていたし、とにかく愛に溢れた一作だったと思います✨
『ワンダーウーマン3』の製作については、今のところかなり不安定な状態ではっきりとしたことは決まっていない模様。ここでこのシリーズが終わってしまうのは勿体無い…。リブートでも続編でもいいから、ワンウーの火は絶やさないで欲しいものです。
❇️結構都合が良すぎて萎えてしまった⤵︎( ; ; )
ワンダーウーマン1984
1984年🇺🇸アメリカ ワシントンD.C.
バブル全盛期のアメリカ、博物館で働くダイアナはワンダーウーマンとして世直しもしていた。
捕まえた強盗の盗品に願い事が一つ叶う特殊な力のある石を巡りとんでもない事になっていく‼️
野心と野望で悪の心を持つ男や主人公に憧れる友人、生き別れた彼氏などのエピソードが混ざり話は進むエンタメアクション。
◉47E点。
★彡後半は楽しめましたけど、ほぼ前半はご都合主義で良い様にストーリーが進み、つまらなすぎた。
今回は酷評になるの気の悪くする人は見ないでくださいね。😁
★彡同じ監督とは思えない残念感。
自分の蒔いた種を刈り取ったんだから仕方ない😅
⬇️ネタバレあります!
⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️
❌残念な点。
1️⃣街で発揮するジャンプや着地がやや重力が無視されていて、リアリティーが薄く感じました。
2️⃣昔の死んだ彼氏が66年ぶりにパーティーで再開するけど、本来かなり感動するシーンではないかなぁ⁉️
★彡一週間ぶりの恋人程度な演出。
3️⃣説得力のない友人バーバラの特殊能力!
★彡バーベル上げても全く説得力がないし、ワンダーウーマンにも慣れてないし😅
4️⃣脚本がいまいちなのかなぁ?
★彡出会いのラブストーリーもつまんない💢ワンダーウーマンもどきがもう一人増えた所で、ダイアナ以上になってもいないしでなんかなぁ〜💢飛行機を飛ばせる権限あるんかい💢
そして運転出来ちゃうんかい💢
5️⃣友人のバーバラが何も私は持ってないと言うけど…
★彡かなり良い仕事で勝ち組かと思うけどなぁ〜
6️⃣格闘シーンがいまいち感。
★彡ロープ格闘信子シーンが多くて、スパイダーマンとかぶるし、挙げ句の果てには空飛んじゃうってなんでもあり!金ピカのスーツはどの様に持ってきたのなど😅やや劣るなぁ〜
⭕️良かった点。
奮闘するワンダーウーマンが本当に疲れ切っていて同情したくなった。
★彡特殊能力があっても人間らしくて、高貴で美しダイアナが好き💖
👸🏻👠🧣🌏🚁🛩💺💸💰
はまり役ですな
変化球な敵役ですがワンダーウーマンならではのストーリーかと。今見たからすごく面白かったけど当時は他のヒーローものともっと比べて物足りないとか思ったかもしれない。今は王道のやっつける派手なものは飽きてきた自分がいるので今回のは良かったです。後半主人公の見た目が聖闘士星矢に出てきそうと思ってしまったけど、かぶるよね。ワンダーウーマンの続編はもっと聖闘士星矢っぽく作っても僕は面白いんではと思う。
うーん期待ほどでは…
2020年劇場公開時鑑賞。「三つの願い」のバリエーションととらえたが外しすぎて腑に落ちない仕組みになってしまっている。前作のドレスでのアクションがお気に入りだったのだが、時代的に無いのは致し方なしか。あとあの人は放置なの? ハンス・ジマー御大による劇伴は好きですが、エンディングがシーアじゃなくてがっかり。
もちろんダイアナ姐さんは変わらずカッコいいのと、スティーブとのバディ感がさらにアップしたので、よりストーリーが盛り上がった。
うーん、続編も危うい状況みたいだし、どうなんでしょう。
ヒーロー物
で一番好きかも。
今回の敵?は、1作目に比べるとかなりスケールダウンたが、考え方によっては前回を上回る最強さかも。
ラストでその敵の我が子への愛の力によって、一件落着だったが、実際ワンダーウーマンの力だけでは敗北に等しかった。
後、バーバラがどうなったのかが気になるけど…次回作への伏線かも知れないが、こういうキャラの子は何とかハッピーエンドにしてあげて欲しい。
中途半端に終わった映画
ドルビーシネマで鑑賞。
観終わった時、前作を観ていなかったことを若干ですが後悔しました。
多分、前作を観ているなら本作もすんなりと楽しめたと思います。
さて、アクション少なめ、ドラマ多めでスカッとするというかワクワク、ドキドキすることもあんまりなくて意外でした。逆に、ドラマ部分にネチネチした印象があってモヤモヤします、、、、う~ん、ヒーロー(ヒロイン)モノでこれはありなんだろうか、、、
話が進んでいくと細かい設定(というかとても重要な設定)が分かっていくのですが、これもどうかと思いました。例えば、ダイアナが怪我しちゃったりして「え?」となるわけですが、力はある程度発揮している状況ですのでわけが分からなくなりました。
敵役の方も欲望はでかいのですが非情にもなり切れずあまりに無能過ぎて、ワンダーウーマンと釣り合いが取れているとは思えませんでした。ただ、ラストに向けて物語がテンポアップしスケールアップしていくのですがあり得るかよwwwと大笑いしてました。(幸い、観客は私一人)
映像についても、設定が1984年だからってそこのレベルにCGを合わせたのか?と錯覚するくらいチープな場面がチラホラと。(嫌いではないです)
ガルガドット素晴らしい!
綺麗!べっぴんさん!美しい!
こんな女に生まれたかった(ジジイですが)
いやー惚れますわ。
だけの映画。
なんかスーパーマンみたいな流れやし
ま、欧米人の好きなパターンなんでしょうが
全然そそりまへんなー
いやーそれにしてもガルガドット素晴らしい(強調)
60点
イオンシネマ草津 20201226
年間鑑賞35本 コロナ禍で大作がないため低調
前年の57本より大幅ダウン
ダメな所が多過ぎてどこから言おうか
ダメな所がありすぎてどこから手をつけていいか分からない。
どうしよう。
DC作品の多くに言える事だけど、最大の問題はロジック・プロセスがひたすら虚無である事なのは間違いない。
ロジック風なものが示されてるけどロジックになってなかったり、プロセスすっ飛ばして感動的風な結果だけ提示してきたりするもんだから言ってる意味は分かるけど感情が伴わない、みたいな事が最初から最後まで続くことになる。
あと、これ系の作品で致命的だと思うんだけどCGの処理の仕方が今時珍しい位いかにもCGですよ的な感じがモロ出しになっててなんかこっちが恥ずかしいんですけど。
真昼間の明るいシーンでCG使ったらそりゃ粗が目立つから明度落としたり高速戦闘にしたりスローなキメのシーンに絞ってお金投入したりするんじゃないのかな?
極め付けというか根本の所でもあるけど、デザインがコンセプトから細部に至るまで全体的にダサい。ダサかっこいいとかじゃなくて只ダサい。
80年代やるんなら1stジェネレーションとかアメリカンハッスルとかみたいにレトロなカッコ良さを志向してアレンジしたデザインにすべきだと思うけど、この作品は古いクソダサ映像をひたすら見せられてる気にしかならなかった。パワーアップスーツも単純にダサいわ機能も只の蓑だわで哀しみしかない。
なんかすぐ脱ぎ捨てるし。
敵のルックも動機も鈍重かつありきたり過ぎて乗れない。
唯一好きな所はラストバトルに向かって飛び立つ前のシークエンスだけどあそこももっとちゃんとお涙頂戴にできたと思う。
キリがないからこの辺にしときます。
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