クレイジー・リッチ!のレビュー・感想・評価
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アジア人である前に…
過去ベストロマコメのうち観てないのを観てみようシリーズ第2段。20...
過去ベストロマコメのうち観てないのを観てみようシリーズ第2段。2018年の「クレイジー・リッチ(Crazy Rich Asian)」は、アジア系フルキャストとしてはアメリカで異例のヒットとなった最新コメディ。なのだが、アメリカ系中国人は進歩的で、そうでない中国人はまだまだ、みたいな前提がどうにも非進歩的。シンガポールをビバリーヒルズに見立てたような、男女二組オープンカープロモビデオも、マリーナベイサンズの絢爛豪華パーティも、どうにも気持ち悪い。ストーリーも表面的で単純。金儲けのうまいアジア人という思い込みを笑いにしただけのC級作品。アフリカはメインストリームになってきてるのに、アジアはまだ遠いところにいるのは残念。
やったぜ!アジアンパワー‼︎
意義ある王道ラブコメだが、これってアジア風? ハリウッド向け?
いつにも増して人種の多様性が叫ばれる昨今のハリウッド。
それを象徴するかのような本作。
ハリウッド映画としては『ジョイ・ラック・クラブ』以来25年振りに主要キャストがアジア人。
その設定と新鮮さがウケてか、全米大ヒット。
今後のハリウッドの新たな金脈を振り当てたような、話題と意義を含めた大ヒットとなった。
ニューヨークで産まれ、経済学の教授として働く中国系アメリカ人のレイチェル。
恋人ニックの親友の結婚式に出席する為、彼の故郷シンガポールへ。
そこで驚くべき事実を知る。
実はニックは、シンガポールでは知らぬ者は居ない超大金持ち一族の御曹司だった…!
何もかも常識外れ、タイトル通り“クレイジー”なリッチさ、ゴージャスさ。
それ故のヒロインの価値観の違いや超格差ギャップ。
乳母を恋人のおばあ様と間違えたり、クスクス絶妙な笑いを生む。
しかし、突然お姫様になった夢物語ではない。
レイチェルに次から次へと試練が襲い来る。
ニックはイケメンで優しくて、理想の王子様。
シンガポール中の女性の憧れであり、誰もが彼の恋人の座を狙っている。
そこへ突然現れたレイチェルは、言わば女性たちの敵。何、あの女!?
元カノやセレブ女子たちの嫌がらせの連続。
ベッドの上の“あれ”は、嫌がらせを通り越してもはや戦慄!
レイチェルの最大の難敵は他でもない、ニックの母親。
家柄を重んじ、シングルマザー家庭のレイチェルの育ちや“中国系アメリカ人”であるレイチェル本人に対して快く思っていない。
と言うか、あからさまに冷たく、嫌っている。
果たして、この厳格な母親から交際を認められるのか…?
船や飛行機を貸し切り、豪遊やパーティー三昧。
半端ないリッチ振りには暫し金持ち気分に浸らせてくれるが、何処か滑稽で呆れ、辟易もする。
我々もヒロイン目線で金持ち連中の馬鹿さ加減を目の当たり。
金持ちであれば金持ちであるほど傲慢。
恋人の母親は何故頑なに交際に反対するのか…?
冒頭、母親が昔あるホテルで受けた人種偏見。
偏見が偏見を生む。
親友の結婚式やクライマックスのプロポーズ・シーンなど、ロマンチック。
一見明るく楽しい作品に散らばる、人種の問題や文化や生まれや価値観の違い。
それらにめげず、果敢に挑み、恋人との愛を成就させようとするヒロイン。
その姿に万国共通、共感必至。
王道のシンデレラ・ストーリー的ラブコメ。
主演のコンスタンス・ウーは飛びきりのアジアン・ビューティーではないが、チャーミングで魅力的に見えてくる。
イケメン男性陣はセクシー筋肉美をやたらと見せびらかせてこれと言った個性に欠けるが、ヒロインの親友役のオークワフィナは好演で快演。
こうして改めて見るとなかなかキュートでもあり、親しみ易さから、今後ヒロインの良き親友という役回りが増えるだろう。
でも、キャストで誰よりも存在感を放つのは、恋人の母親役のミシェル・ヨー。
時にヒロインの最大の障害であり、時にワチャワチャ騒がしい本作をビシッと締めてくれる。
誰もが見れ、素直に楽しいのは楽しいが、全米での大ヒットほど響かなかったのも事実。
と言うのも…
キャストがアジア系というのが本作一番の見所だが、話は特別アジア系でなくとも成り立つ。
平凡なヒロインとイケメンリッチ王子様の恋。
言ってみれば日本の少女漫画実写、話自体はズバリ『花より男子』まんまである。
アジア系で固められたキャストだが、そのほとんどが“○○系アメリカ人”。
一応物語上意味ある設定なのだが、生粋のアジア人ではない。
このキャスティングに関しては一部論争も巻き起こしているとか。
アジア系キャストも中国系とか台湾系とかシンガポール系とか偏っている。
他のアジア諸国、韓国や我が日本は蚊帳の外。
どうせなら生粋のアジア諸国のキャストを集めて、それで見たかった気もする。
ハリウッドが手掛けたアジアン・ムービーと謳っておきながら、実際は、アメリカ人に向けた、アメリカナイズされた、アジア風ハリウッド・ムービーなのである。
再三言うが、楽しい娯楽作。
ベストセラー小説が原作。
全米大ヒットを受けて、続編製作が決定。3部作構成になるとか。
今回はプロポーズまで。
婚約中、結婚、新婚、子供誕生まで、人種の問題や文化や生まれや価値観違いの超格差ラブストーリーはまだまだ続けられそう。
願わくば、次はもっとアジア色を打ち出して欲しい。
もう少しアジア人以外も参加させて良かったのでは?
シンガポール不動産王の御曹司と中国系アメリカ人女性との恋をリッチに少しラブコメにした映画。
御曹司の実家に行って悩む女性の物語だ。
リッチでグローバル感たっぷりなので、閉塞感ありで日本に住んでいる方は馴染みも少なく「なんでこんなのがハリウッド映画?」な感じでつまらないだろう。
もはや、金持ちなアジア人は世界にやたらと居るし、こんな映画をハリウッドで映画化しヒット出来た事は褒めたい。
しかし、内容が逆の意味で閉塞感あり。アジア人以外の主要人物が居ないのだ。これには大変残念である。
これではヒットした頃は、中国、香港、シンガポールに所縁のある系にしか話題にはならなかっただろう。
脚本も「プリティ・ウーマン」の様な貧富格差の面白さを利用した様なものでも無く、あるあるお金持ち家のお嫁さん選びストーリー。
御曹司の母親「アメリカ人は自分らの事しか考えない」、、、お前らもだろうが!
他のレビュアー様で麻雀の所が分からなかったとの事だが、あればツモアガリしていた(勝った)のにワザと御曹司の母親にアガらせた。譲ったと言う意味。
指輪話はまずまず
旅客機内のあのプロポーズは良く考えれば凄い迷惑。
限定的プリンセス・ストーリー。
私的には「久しぶりにミシェル・ヨーを見たなぁ〜。」と。
相手の為に身を引く
華やかさ、どきどき。
新しい環境に立ち向かうための映画
元気をもらえました😉
(ラヴコメのフォーマット×アジア)のアメリカ映画
例えば「プリティ・ウーマン」、古くは「マイ・フェア・レディ」など。
ハリウッドにあまたある貧富や社会的地位の差を乗り越えるラヴ・コメディーを、アジア人の監督、主演で制作した作品。
上記の通りフォーマットは古典的とさえ言えるもので目新しさはないものの、その分、安心して楽しめる。
しかも予想外に脚本は巧みでストーリーのアップダウンはスリリングだし、登場人物の描き方も細やか。主人公の「敵」となる「カレの母親」のミシェル・ヨーはじめ脇役も充実。そして音楽が素晴らしく(テレサ・テンの「つぐない」のカバーが最高)、桁外れの金持ちの家やパーティの描写も楽しく、すべてが及第点以上。
張り巡らされた伏線が回収されて「ああー!」という映画ではないけどね。
きらびやかな世界の美男美女を観る、という点で、ある意味「映画らしい映画」と言えるし、それをアジア人で作った、という点は現代的。
味付け次第でベタな話もサッパリスッキリに
中国系アメリカ人でニューヨーク大学の経済学部教授のレイチェルは彼氏のニックに誘われて、彼の母国であるシンガポールで彼の親友の結婚式に出席することにする。気楽な旅行のつもりのレイチェルだったがシンガポール行きのフライトがいきなりファーストクラスでビックリ。レイチェルは大学時代の友人ペイク・リンを訪ねるがそこでニックがとんでもない大富豪の御曹司であることを知る。
ストーリー自体はベタといえばベタ、舞台をシンガポールにしてほぼオールアジアンキャストで固めたことでそんなバカな?って奇想天外さが薄まって新鮮に映るのか、ベタだなぁと思いながらもシミジミ泣けました。冒頭からいきなり痛快なツカミを見せてくれるし、映像が全編とにかくカラフルで美しい。結構な数の登場人物を丁寧に演出しているので飽きにくいし、徹底的にアジアンテイストなサントラもちゃんとドラマにシンクロした配置になっているし、ジャズアレンジの『つぐない』はちょっと目眩がするくらいカッコいい。要するにラブコメとして完璧。実は肝心な人物が最後まで登場しないのでこりゃ続編作る気でしょうね。ミシェル・ヨーの貫禄とケン・チョンの肩の力が抜けまくった演技が印象的でした。
観て損は無しのロマンチックコメディ♫
グレイジー リッチ ごっこ (笑)
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