「古くさい価値観に終わりを告げる時がきた!」クレイジー・リッチ! とえさんの映画レビュー(感想・評価)
古くさい価値観に終わりを告げる時がきた!
これは楽しかったわー
ロマコメだと言うから、笑えて楽しいコメディかと思っていたら
それだけじゃなくて
後半は、ヒロインに共感して、思いっきり泣いてしまった
アメリカで暮らすレイチェルは、ボーイフレンドのニックから、いとこの結婚式に一緒に出席して欲しいと誘われる
その結婚式は、彼の故郷のシンガポールで行われ、ニックには「僕の家族に会って欲しい」と言われ、軽い気持ちで返事をしたレイチェルだったけど、彼の家族はとんでもない金持ちだと知り…
レイチェルの彼氏は、金持ちだけど、ちょっとやそっとじゃない、超ーーーー(クレイジー)金持ち!!
アメリカの普通の家族で育ったレイチェルは、ニックの家族から冷たくあしらわれてしまう…
レイチェルとニックは、とても愛し合っているけれど、そんなふたりの間には家柄や財産が、高く高くそびえていて、引き離そうとする
その「愛する人と結婚するのか、それとも家柄と結婚するのか」という、アジアならではの恋愛問題が描かれている
ふたりが愛し合っていても、親が反対したら結婚できないのか
これまでのアジアの女性たちは、そういう家庭につくすような従順さが求められていた
しかし、レイチェルのように、アメリカで育った女性たちは、そんな古くさい考え方を受け入れることができない…
この映画は、オールアジアンキャストだけれど、アメリカ映画なので、欧米人から見たアジアンのイメージを描きつつも、アメリカ映画らしい新しい女性たちの姿を描いているところがとても良かった
私たちがいつまでも、従順で、あなたたちの思い通りになると思ったら、大間違いだからねっっ
と思いながら観てたら、すごく共感しちゃって、ボロボロ泣いてしまった
ただし、彼氏のお母さんを演じたミシェル・ヨーが本当に最高なんだけど、最高に怖くて…
確実に負けてしまう…
果たして、レイチェルは、どう彼の家柄に立ち向かっていったのかは、ぜひ、映画でご確認を
もう、家柄、資産、ブランド至上主義、ふざけんな!そんな映画だった(笑)
笑って、泣けて、スカッとする
そんな映画なので、ぜひ!