アリー スター誕生のレビュー・感想・評価
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音響重視の映画館でご覧下さい
始めはLady Gagaの誕生ストーリーなのかと思って観ておりました。ホンモノの歌手が演じるからこそ、音楽がホンモノでドルビーアトモスで観て正解でした。
観終わってから知ったのですが、この映画はリバイズ版なんだそうですね!歌とストーリーに2、3度泣かされました。特に最後のアリーの歌声は切ない気持ちを歌い切りさすがガガ様です。
ボヘミアンラプソディーとこの映画は、音響重視の映画館で是非ご覧下さい。どちらも至高の作品です。
ハッピーなクリスマスを過ごすために回避すべき映画
なんのひねりもない筋書きなのはいい。
最初からストーリーの妙など求めていないのは「ボヘミアン・ラプソディ」と同じで、お馴染みのスターが華やかに時には切なく音楽にのせてテンポよくシンデレラブストーリー(造語)を紡いでくれればそれでいいのに、ことごとく期待を裏切ってくれる。
感情移入しにくいキャラクター達が今いち背景が分からない中でトントン拍子にそうなるであろうと思っている展開で進んでいくが、アリーが初めて観客の前で歌声を披露する序盤のハイライトまではそれなり。
それ以降は、いつのまにか音楽はミュートになり、何のカタルシスも無い平坦な物語が続きひたすら下降線をたどり、クライマックスであるはずのグラミー授賞式も心底どうでもいいと思えてくる。
そこに至るまでの終盤は特に話が重い、暗い、そしてとにかく冗長。無駄にワンシーンが長くテンポが悪い。繰り返される長台詞に、また退屈な時間を過ごさなければならないのかとウンザリさせられる。
何より言いたいのはアップが多くやたらカメラが揺れるため非常に観にくく余計にイライラが増長される作りになっていること。こればかりは何がしたかったのか全く理解が出来ない。
素敵な音楽とラブストーリーを期待して幸せな気分で映画館を出たい人たちは観てはいけません。
2時間かけてでも一瞬のレディー・ガガのオッパイに1800円の価値を見出せる人にだけオススメします。
ガガの美声と美演に酔う映画
レディー・ガガの圧倒的な歌唱力と文句なしの演技力。大観衆ステージ初立ちシーンの突出したワクワク感が見もの、2人の思いの交錯が心にずっしり響く重厚なラブロマンス。
◆概要
ゴールデングローブ賞主要5部門ノミネート作品。出演はレディー・ガガ、「アメリカン・スナイパー」のブラッドリー・クーパーら。1937年の同名映画の4度目のリメイクであり、もともとクリント・イーストウッドが映画化する予定が、「アメリカン・スナイパー」でのイーストウッドとの共演がきっかけで、クーパーが本作の監督を務めることに。使用曲の一部はレディー・ガガ本人の書き下ろし。
◆ストーリー
音楽業界でスターになることを夢見ながらも、小さなバーで細々と歌いながら生活していたアリー。そんな彼女はある日、世界的ロックスターに見いだされ、ショービジネスの世界に飛び込んでいくが……。
◆感想
レディー・ガガの圧倒的な歌唱力。重量級の重みの歌詞と曲が2人の思いにリンクしながら紡がれる愛の形。どの映画よりもストレートに心に響く音楽映画だと思う。
映画のタイトルとしては1人の女性の成功譚を想像するも、見終わってみると中身はこれ以上ない重厚なラブロマンス。音楽を通じて心を通わせる2人が映画を通して主で、他に余計な登場人物もおらず見入るし、136分の上映時間もホントにあっという間だった。
誰もがまず注目するだろうレディー・ガガの演技力は申し分なし。ステージに立つ事を躊躇する様子や、歌い始めて次第に気持ちが解放されていく様は絶妙。前述の圧倒的な歌唱力も手伝い、まさに彼女は適役だったし、不必要に隠さない露出っぷりも好感あり。
ブラッドリー・クーパーの主演・初監督ぶりにも注目。アリーへの懺悔の泣きの演技もグッと心に刺さったし、幾度も挟む聞き直しの仕草も、不自由な片耳の役作りの徹底ぶり。少し減らしてもいいくらい挟むそのちょっとした描写は、精神の不安定な役を演じる上での、主演でかつ監督である彼の1つのこだわりの表れだったように思う。
◆以下少しネタバレ◆
演出面でも、兄ボビーとの復縁に明確なシーンを作らなかったり、自害するシーンを閉まるシャッターまでで留めていたり、エンドロールへの繋ぎ方も含めて、見る側の想像力を掻き立てる、連想させる工夫が各所に施されていたと思う。
突然の出会いからジャックの栄枯盛衰、意外な結末まで、さすがリメイク4回目のストーリーの面白さ。アリーの作曲能力しかり、ジャックが一聴しただけで曲をステージ用にアレンジしアリーを迎えるシーンは、天性の音楽の才能がビリビリ伝わる、鳥肌もののワクワク感、この映画の何気にピカイチだったと思う。
自分史上初めて鑑賞前にサントラをDLした映画で、プロモーションに屈したのはシャクだけど笑、なんと言っても曲がカッコいい!ラストの“I'll never love again”や、ステージで観客や自分達に向けて歌う“Always Remember Us This Way”、もちろん“shallow”も含めて、各シーンで曲の歌詞が2人の気持ちに絶妙にリンクしていたことも、映画の豊かな表現だったと思う。
とにかく主役は2人。音楽の魅力満載で見終わると心にずっしり何が残る、そんな映画でした。
圧巻の歌声
中盤のデュエットが盛り上がりのピーク
長い
期待してたほどには泣けない映画
この映画のピークは、アリーがスターになる前、ジャックにステージへと引っ張り出されて、「シャロウ」を一緒にデュエットするところ。
正直、"スター"になったアリーも、落ちぶれてしまったジャックも、もっとトコトンまで落ちてくれなければ…何だか中途半端で、今ひとつ感動できなかった。アカデミー賞最有力候補ですか!?…興味無いね!(笑)
*レディ・ガガの歌の上手さだけが際立った映画だった。
泣きました
2人が切ない
そらそーなるやろ
っていう展開。みんなが想像通りの物語です。
でも、だからどうした?って言われているよう。結末が想像できるからこそ彼の言葉の一つ一つや、表情がいちいち胸を打つ。
アリーは本当に望んだ形でスターに駆け上がってるのか?そこも結末が想像できるからこそ突っ走る彼女に一度立ち止まって自分自身と大切な人と向き合って欲しいと叫びだしたくなった。
後半はブラッドリー・クーパーの瞳の色がどんどん薄くなってきて、スクリーンに映される度に胸が締めつけられて、涙が溢れてきた。
単純な捉え方をすると相当ベタな悲劇のシンデレラストーリー映画だけど、実はそれも織り込みで環境の変化と登場人物の心の動きを丁寧に追っていくと、やられた〜っていう気持ちにもなる。
プリティウーマンの演奏が始まった時、その作品のラストとこの作品の想像できるラストを比べてしまい、なんて残酷なことをしはるんですかぁー、と泣けてきた。
目新しくない、ベタな展開の単純映画と言い切ってしまうこともできるけど、自分が号泣してしまったのは、監督の策にまんまとハマったからのような気がする。
年末のここにきて今年1番泣いた映画。
結局ベタが好きって単純なことなのかもしれない。
レディ・ガガのファンには堪らないミュージックビデオ映画
クイーンも
ガガ様って
ガガの歌声が、リアルに魂に響く
クィーンのあの名曲が、名前の由来のレディーガガの顔って、こんな顔!?って思う間も無く圧巻の演技と歌声に引き込まれ・・・
監督兼主演のブラッドリー・クーパー演じるカリスマシンガーでアル中のジャクソンが、カッコよくダラシなく悲哀感半端ない。
誰もが何らかの才能を持っている。
才能を開花させるには、出会いが必要であり、その才能にどれだけの人が共感するか・・・
そしてその才能を永続するのも難しい。
事実とは時系列が違っても映画でクィーンを知った人は、アレが真実だとインプットされる怖さw
聞き慣れた曲のリミックス音源の懐かしさより、初めて聴く曲と歌唱力の方が新鮮で鳥肌立った。
実際の映像がある再現フィルムよりガガの自信を投影しながらもアリーになりきった歌声は心に響いた。
日本の歌姫アムロちゃんでは、こんな芸当出来ないね。
レディーガガは、女優としてもマドンナをも確実に凌駕したって感じでおススメ〜☆4.6
鳥肌以上には程遠い
自身の才能と信じてくれた愛があって、星は輝き続ける
『グレイテスト・ショーマン』に『ボヘミアン・ラプソディ』…。
音楽映画にヒット作が続いた今年、年末にもう一本。個人的には一番良かった。
また、時期的に今年最後の劇場鑑賞。締め括りにも相応しい良作であった。
落ちぶれたスター歌手と、彼に見出だされスターになっていくヒロインの、ラブ&音楽&サクセス・ストーリー。
過去に何度も映画化された言わば使い回されたネタを蘇らせたのは、何と言っても主演スター2人の魅力に尽きる。
人気スター、ブラッドリー・クーパーに、新たな2つの才能を見た。
本作で監督デビュー。ブラッドリーの演出は、アップを多様し、演者の心情を丹念に描写。それでいてライブ・シーンは、きらびやかな映像と臨場感。
熱演は勿論、その歌唱力とギター演奏の見事さには驚かされる。
ブラッドリーにこんな才能があったとは…!
それはもう一人の…いや、実質主役のスターにも言える。
レディー・ガガに、これほどの演技力があったとは…!
レディー・ガガは案外嫌いじゃない。楽曲はなかなか好きで、東日本大震災が起こった際いち早く義援金を送り、好感すら持っている。
奇抜なスタイルや圧倒的なパフォーマンスは、常に我々を楽しませ、驚かせてくれる。
本作での名演もそうであり、つくづく超一流のエンターテイナーなのだ。
言うまでもなく、歌唱シーンは彼女の本領発揮。
そしてもう一つ驚かされたのは、すっぴんの方が美人やん!
楽曲はいずれもブラッドリーとガガによるオリジナル。
そのどれもが素晴らしい。2人の出会いの曲、ブラッドリー演じるジャクソンのソロ曲、デュエット曲、主題曲“Shallow”、ある想いに溢れたクライマックスを飾った曲…。
本当に音楽というものは、人々を惹き付け、伝え、感動させる。
話的には音楽映画あるあるでオーソドックス。
でも先にも述べた通り、使い回されたネタを、現代感覚の魅力的な音楽ラブストーリーとして蘇らせている。
ご存知の通り、当初はクリント・イーストウッドが監督する予定だったが、この瑞々しさとフレッシュ感、イーストウッドだったら出せなかっただろう。
多少の長さは感じたが、幾度のリメイクのプレッシャー、未知数だったブラッドリーの演出手腕、ガガの起用…全ての不安要素をものの見事に吹き飛ばした。
本作が長きに渡って幾度も語られる理由は、いつの時代にも通じるものがあるからだろう。
才能ありながらも、スターになれる者と、なれない者。
ベタな言い方だが、恐れず、一歩踏み出す勇気。
ジャクソンのライブに招かれたガガ演じるアリーが、当初は拒みつつも、一歩踏み出し、その才能を開花させるシーンは胸がすく。
誰もがこのシーンのアリーに魅了される筈。
しかし、全てが薔薇色ではない。
誰かが成功し、スターになるという事は、その一方で、誰かが表舞台から消えていくという事だ。
ジャクソンの落ちぶれっぷりは、見ていて悲しくなってくる。
難聴のせいでもあり、アルコールやクスリに溺れる自らの弱さのせいでもある。
素晴らしい才能を発掘した張本人なのに、どうしてこう堕ちていくのだろうと痛ましくもなってくる。
勿論、再起する者も居るが、全員がそうとは限らない。星もいずれは輝きを失い…。
仕方のない事なのかもしれない。それがショービジネスの世界。光と陰。
だが、放った輝きは本物だ。
スタアの誕生と成功には、自身の才能と信じてくれた愛があったからこそ。
その想いの為に星は輝き、歌い続ける。
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