「音楽はいいけどジャックが好きになれない。」アリー スター誕生 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽はいいけどジャックが好きになれない。
音楽は素敵ですよ。ブラッドリーもいい声だし、ガガさまはガガさまだもん。そら、って感じだけどやっぱ映画館で聴くと良いわーってなる。オリジナルもバーブラのスター誕生も見てないけど、曲調からして、職場からの帰り道でアリーが歌う鼻歌が多分オリジナルかバーブラ版で使われてたんでしょうね。ああいうザ・ミュージカルって感じの曲好き。
映像、構成つか編集もなかなかカッコよくてよかった。大胆な省略も嫌いじゃないし、歌い終わってスパッと終わるラストもいいと思う。
ガガさまのおっぱいもちらっと拝めるし、演技も良かったし、なんですが!
ミュージシャン映画、好きでいろいろ見てますが、やっぱり酒とドラッグに溺れるのね、という既視感と、
ジャックの依存症は、聴力の低下への恐怖とかもあるんだろうけど、だとしたらなぜ補聴器つけない?という点が解せず、
また、アリーがジャックの音楽性とは異なる方を選んだことを受け入れられなくって、自分が見出した原石のまま留まってくれないアリーを受け入れられなくって、余計酒を飲んでるっぽい(リハビリ施設でも元の君に戻ったらってゆうてたし)ところが、うつわのちっせーそこらの男と一緒で、ぜーーんぜん魅力がみいだせませんでした。
あ?結局ぼくちゃんをヨチヨチしてすごいすごいてゆうてもらわななんもでけんのか?お?3つの小僧か?と思いました。
見出した原石が瞬く間に本物のスターになったことを喜べない、追い越されたり、巣立つことを受け入れられないって、支配欲だからね。それは愛ではない。
ほんで自殺してぼくちんあなたを守ったよってか?
自殺する弱さを女のせいにすんじゃねーよ!
とまぁジャックを散々にこきおろしながら観ました。
そしてアリーはすごくいい子で最後までジャックを愛する訳ですが、グラミー賞の受賞セレモニーで失禁した夫を愛する妻って嘘くさすぎね?とは思いました。
ギターの弦の指輪でプロポーズして衝動的に結婚ってさ、良くなるフラグなんもないけどいいの?アリーもバカなの?とも思いましたが、まぁええわ。
結婚せんかったらもうちょい長生きしはった思うで、ジャックはん。
あと。遅刻しすぎ。どいつもこいつも。
アリーのマネージャーは、ちょっと鼻に付くけど、別れてよって言っちゃうのはわからんでもないって思いました。
家で見てたら多分途中でやめたなって思う感じです。