「音楽の力」アリー スター誕生 映写技師さんの映画レビュー(感想・評価)
音楽の力
これまで個性の強い女性が演じてきた映画である。1954年ジュディ・ガーランド主演の『スタア誕生』、1976年にはバーブラ・ストライサンド主演『スター誕生』 、そして2018年はレディ・ガガ主演で『アリー/スター誕生』である。前作二本の映画を観た記憶と昨晩の試写会でガガ版を観た感想を少し。映画は時代を映す鏡ですから比較する事は出来ません。感動を与えるための撮影機材や視覚効果技術はとてつもなく進化しています。過去の膨大な映画作品や音楽を聴いて育った子供たちが大人になり新たな創造主として作品をつくる。リメイク作品は前作を超えなければならない宿命である。その観点で評価すれば成功したと言えます。今を生きる現代人の感性にマッチした作品に仕上がっている。とにかく音楽の力が凄い。ヒップホップ全盛のアメリカで古きよきアメリカンロックやスローバラードが野外ライブ会場に轟き渡り心に響きます♪クイーン伝記映画『ボヘミアン・ラプソディー』がヒットしている。あの時代のロックを時代は求めているのかもしれない。
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