「映画という枠で新たな挑戦」劇場版　うたの☆プリンスさまっ♪　マジ LOVE キングダム　カンカンさんの映画レビュー（感想・評価）

「うたの☆プリンスさまっ♪」ってなんだろう？
そんな方にもまずは是非見て頂きたい、ありそうでなかった
新たな挑戦をしている映画、映画館で体験できる「LIVE]です。

今年でコンテンツ10年目に突入する「うたの☆プリンスさま♪」をざっくり説明すると、主軸は様々な理由からアイドルを目指す若者が集う学園・事務所を舞台に繰り広げられる「乙女ゲーム」。それを原作としたアニメ軸の集大成が今作。

今では当たり前となった“男性2次元アイドルコンテンツ”の根幹・根本・時代・歴史を作り上げたといっても過言ではない、このうたプリ抜きでは新時代のアイドルコンテンツを語れない。

そんな今では星の数ほど存在する様々な“アイドルコンテンツ”に革命を起こした。どのアイドルのファンも「いつでもどこでもライブに行きたい」「何度でもみたい」と思うもの。その夢を10年という歴史を連れて実現したのが今作マジLOVEキングダム。

上記の通り「ライブ」なので“歴史”はあるが“シナリオ”は存在しない。なので彼らの事を一切知らないという人でも「映画館からドームライブを体験できる」「友人にライブに連れて行ってもらった」という感覚で観ることができる。

昔から、途中から彼らのことを知っている人はもちろん、その圧倒的なパフォーマンス、その歴史を楽しみ、感動することができる。

映画感で体験できるライブだからこそ出来る演出も多数、しかしそのどれもがどこかリアリティを感じるものであるがゆえに、「実際に今ここでライブをみている」という没入感を強めます。

少しでも「ライブ」や「新しい挑戦をした映画」に興味を持つ方にみて頂きたいです。