劇場公開日 2018年4月14日

心と体とのレビュー・感想・評価

全49件中、41~49件目を表示

4.5悲しみに寄り添う映画。

2018年5月8日
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自分で自分の心がつかまえられない。

自分で自分の体がつかまえられない。

苦しい。ほんとに苦しい。

誰かがいてくれてはじめて、自分の心も体もつかまえられるのかも知れない。

孤独が無音を運んでくる。悲しみや苦しみを逃れようと慣れた手つきでガラスを割り、手首を切るシーンが怖ろしかった。悲しかった。

世の中にはこんな世界を生きている人がたくさんいるのだろう。

自分も身に覚えがある。死に誘われるような経験がある。

この映画はそんな世界に寄り添っている。

ラストはあまりにハッピーエンド過ぎるが、そんな『寄り添う』というやさしさが満ちあふれていて素晴らしい。

そのやさしさの象徴である主役の男性がよかった。痩せ我慢の紳士ぶり、かっこよかった。ちょっとイーストウッドの男っぽかった。エッチで紳士、痩せ我慢。

素晴らしかった。

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エク

5.0大好きな映画

2018年5月2日
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恋をするっていいな、と心から素直に思える映画。
映画を見終わった後もずっとこの映画のことを考えてしまう。曲もいい。

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ゆかぴよこ

4.0発達障害者の話

2018年5月2日
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知的

同じ夢を見るというお話も撮影場所も人間関係も描写も全部素敵なんだけど、主人公の女性が発達障害であるというところが、あーそうだったのか‼️という感じ。もちろん発達障害の人も恋をするし、良いのですが、神秘的に描かれていたのでちょっと興ざめしてしまいました。

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たこ姫

4.5心にじんじんくるラブストーリー

2018年4月30日
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鑑賞方法:映画館

冒頭の食肉加工場のシーン。
肉牛が血抜きされ、解体されていく。
心がじんじんし、どこかに連れて行かれる。

肉牛の目、財務部長の目、検査官の目、夢の中の鹿の目がシンクロし、じんじんが大きくなっていく。

観後も、じんじんが残る、いい映画です。

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とうごく

5.0人を豊かにするのは、やはり人

2018年4月29日
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鑑賞方法:映画館

心に障害を持つ女性(たぶんアスペルガー症候群?)と、左腕が不自由な男性。この二人が、眠りの中で同じ夢をみる奇妙な偶然を軸とした不思議なストーリーの魅力と、美しく瑞々しい映像表現に惹き込まれました。

ひと言で評するなら、人を豊かにするのは物やお金ではなく、やはり人なのだと思える作品。
それを、これ見よがしのお涙頂戴的な演出ではなく、淡々と描いていくあたり、いかにも欧州映画らしい。
意味のないところに意味を探してしまう私は、たぶんアメリカ映画に毒されているのだなと感じましたw
久しぶりに★5つです。

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macotchan

5.0みて、よかった。

2018年4月29日
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鑑賞方法:映画館

みて、よかった。

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おたけ

5.0不思議な魅力と幸福感

2018年4月26日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

笑える

一番印象深かったのは、鹿の描写。よくもあそこまで丁寧で美しい撮影ができたものだなぁと感心するばかりではあったが、内容の飲み込みにはかなりの時間と忍耐を要してしまった。正直、前半は理解できないところもあり、作品への不安や不満も持ちそうになったけれど、時々催してしまう抑えきれない笑いによって、どんどん作品に引き込まれていき、現代社会らしい描写・ミステリアスで不思議な設定・静寂に包まれた鹿の世界、それらにすっかり魅了され、最後は言いしれぬ幸福感で満たされてしまった。
スッゴい面白い!とか絶対見た方がいい!などとは言えないけれど、なんかすっげーいい作品と主張したくなる映画だった。

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SH

4.5異色のラブストーリー

2018年4月17日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

ハンガリー映画はおそらく本作が初。アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされていたので鑑賞。
ストーリーは障害をもつ男女が同じ夢を見ることから親しくなり、恋に発展してゆく…というもの。
まず、脚本は自分の好みだった。今までありそうで無かった異色のストーリーで、二人の男女の感情が繊細なタッチで描写されている。とてもわかりやすいストーリーだし、テンポも割とスローなので気兼ねなく見れる。
アレクサンドラ・ボルベーイの演技はかなり良かった。精神的に障害を持った女性を見事に演じていた。
カメラワークなどの演出も良かった。演出からもポップな雰囲気も伝わってきたし、自然光を使っていたからかナチュラルだった。
「心と体と」この題名の意味は、恋愛をするためには相手と心と体を通わせ合う必要があるということだろうか。それとも、恋愛を通して心と体が成長するということであろうか。いずれにせよ、恋愛には何かしらの変化が伴うということを意味しているであろう。
その心と体の変化の描写が本作ではユニークで、見ていてどこかほっこりする。
一風変わった恋愛映画を見たい方にはおすすめ。

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ジンジャー・ベイカー

3.0考えるな感じろ

2018年4月17日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

昨今のアニメやライトノベルなんかによくあるヤンデレやツンデレとか、取っ付きはそんな捉え方でも良いんじゃないかな、そーいう感じの女の子の日常と成長を解り易い対比と綺麗な映像で楽しめました。

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褐色の猪