「雰囲気が独特」心と体と あゆさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気が独特
この映画の持つ雰囲気が独特で、食肉工場の肉や血まみれのシーンではグロいのに、それに対して風景や鹿の静寂さや控えめな音楽で、時間が止まっている様な錯覚を味わった。毎晩夢の中で鹿になった二人が出会えるというなんともロマンチックな話しであったが、二人が結ばれて現実になるともう夢が見れなくなっていたという夢の儚さが見事に描かれていた。片腕の老いぼれた男が若くて美しい女性に「死ぬほど愛している」と言った時、その勇気にドキッとさせられた。
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