「マーリアとエンドレ二人とも生きづらそう」心と体と Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
マーリアとエンドレ二人とも生きづらそう
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少なくとも人生を謳歌してるようには見えない。マーリアの特性は生まれつきのものでしょうか。とても有能なんだけれども神経質な面もあり、周りと上手くコミュニケーションがとれない。本人も手詰まり状態なのか子供のころから診てもらっているDr.にちょくちょく相談しています。対するエンドレは後天的というか生きてるうちに段々人生を諦めちゃってる節がある。もういい年だし、手もこんなだし、って。でもやりきった後の清々しい明らめではない。マーリアに嫉妬したり、同僚の話にイラついたり、胸をチラ見したり。じゃあ我慢せずにやりたいように生きればいいのに、傷つくのを極度に恐れあと一歩が踏み出せない。もう無くすものなんか何もないのに、命綱は自分だけだから、壊れちゃったらと思うとやはり怖い。
後半マーリアは恋が失敗に終わったと勘違いし死を選択します。第三者から見ればお嬢ちゃん何も死ななくてもいいんじゃねとか、エンドレのおっさん何やってんだよ腰が引けてんだよあんな美人もうないよ人生最後のチャンスだよと思いますが、いざ自分が当事者になってみるとそうですよねわかります。恋は命をも喰らう諸刃の剣です。
追記)ラストのエンドレの幸せそうな顔あんな表情あったんですね。
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