劇場公開日 2018年4月14日

「私には合わなかった!」心と体と 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0私には合わなかった!

2018年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

予告編の鹿の映像が美しくて、
同じ夢を見る男女と言うのも如何にもヨーロッパ映画的で
惹かれたし…とりあえずそこに星一つ。

他の方の評価は高いけど
私の性分として、
自分が好きになれない人物に主人公が恋をすると、
そこで拒否反応を起こします。

この映画の男優さんのビジュアルが全く好きになれないタイプ!
でもでも、見た目はダメでも、
その役柄に良いとこがあれば惚れる気持ちが解るんだけど、
冒頭から、相手の女性を男目線で見てる感がバリバリで
そう言うのは男性の習性で仕方ないのかもしれないけど
女性が初出勤の日に、早く職場に馴染んで貰う為と言いながら
社員食堂でいきなり真正面に座って声をかけて来る上司って!!

イタリア男の様な陽性な女好きは許せるんだけど
正反対のなんかヌル~っとした空気感で~。
私的にはもう、気持ち悪いパワハラ親父!でしか無かったです。

そんな親父に自分の夢を知られたく無い!ここでシャットアウト!

女性向きの映画では無いかも〜

月に10本程、映画館で映画を観る中途半端な映画好き的には

鹿の映像が繊細で美しくてそこはおとぎ話の様なんだけど
食肉屠殺場と言う、紛れも無い死の工場との対比が
夢と現実の落差として結構凄い感じです。

そこに面接に来た
血なんか全然平気と言い放つ若者に面接官が
「殺される牛への哀れみも無い人は、いつか心をやられてしまう」
とか
人に触れる事、触れられる事に精神的な嫌悪を抱く女性主人公が
やがて殺される牛に触れて、
命の感触や温かみに慣れようとするシーンは
なにかとても象徴的な気がしました。

心に引っかかったのは、そこだけ。

若くて美しい女性が、
愛すべき美点の見つからない中年に惚れてしまうと言う脚本は
単に男の妄想を形にしただけの
マスターベーション的な作品に思えて全然好きになれないんです。
だから私の評価は低いです。

@もう一度観るなら? 「二度と観たく無い!」

5/16追記
この映画がまさかの女性の脚本家兼監督でちょっと信じられない!
好みの差なんだろうか?
兎に角、私には合わなかった!

星のナターシャ
いぱねまさんのコメント
2018年5月10日

なかなか鋭いですね
仰るとおり、多分今作品、女性よりも男性、特にヲタク気質の人が萌える内容でしょうね。そこを読み解かれる貴殿は秀逸です

いぱねま