ブッシュウィック 武装都市のレビュー・感想・評価
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息つく暇もない怒涛の展開
ネタバレあり
どんな映画か知らずに拝見。
誰もいない地下鉄の駅に突然火だるまの人が落ちてきて、地下鉄から出てすぐに彼氏が大火傷で死んじゃうところからずっとハラハラ。
カット数も少なく、この短期間でこんな死線を乗り越えたのか…と共感できる。
反撃されたから無抵抗の市民もみんな皆殺しは腹立つけど、戦争や争いってこういう風に突然に始まるのかなと。
登場人物と同じく何がなんだかわからないまま進んでいくのはおもしろかった。
カメラワークとカット数の短さ、息つく暇のない死線は結構好み。
22.8.2 テラサ
主人公だけど助からないのが、この世の摂理というか、
自分だけは大丈夫、という正常性バイアスが働いてるというか、
現実は甘くないと言うことがわかる…。
22.12.9
21世紀の南北戦争?
ゾンビの出てこないゾンビ映画のようなシュールな展開、地下鉄を降りたら街は戦場だった・・・。
予算の少ない独立プロ作品、中身のないB級バトルものかと思わせて社会派ドラマ顔負けのメッセージを潜ませる巧みさ、一味違います。
途中から21世紀の南北戦争もどきと語られる。もちろん壮大なフィクションなのだがトランプが煽った暴動などの報道を耳にするとあながち荒唐無稽と無下にあしらうことができないからうすら寒いものを感じる。
アメリカの銃社会の現実や、混乱に乗じて略奪が起きるのが当たり前とされる貧富の歪、9.11以降過激さを増した右派イデオロギーなど何も映画では説明しないのに容易に理解できるから秀逸だ。テーマを上げれば「無意味な殺し合いの根深さ」ということでしょうか・・。
只管逃げ回る様子を手持ちカメラで追うのだが「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のような安っぽい手振れ効果で臨場感を煽る手法ではなくステディカムを使った正統派だから酔わずに観ていられる点もありがたい。無駄なロマンスや退屈な人物描写、説明的シーケンスを省いて突き放したような終わり方、ああ無情というところもテーマ性と合致していますね。
元プロレスラーのアニマル・バティスタ主演なので派手な格闘シーンが売りかと思ったら寡黙で知的、9.11やイラク戦争のトラウマに悩む元軍人、抑制のきいた渋い演技に魅了されました。
ウォージャンキーのアメリカ
C級承知で暇つぶしに観ました。
どうでもいい映画をだらだら観たいときもあります。
なんだか、あれこれ突っ込む方が恥ずかしいですが。
謎の軍隊に街が襲われ市民がズバズバ殺されるのを横目に、やたらと日当たりの良い目立つ通りをひょこひょこ歩き回りたがる女子大学生にイライラ。
「管理人」はブレードランナーのあの人ですね。
「新たな南北戦争」とは、分断が進んだアメリカらしい発想かとも思えるけど、
もう、こういうネタで戦争映画を作ってしまうあたり、ある種の病気ですね。銃撃戦をやりたくてしょうがないのでしょうか。銃のセール会場で流すと販売促進になるかも。
ダメだこりゃ。
色々突っ込みどころ満載なB級映画ですが物語中盤まはそこそこ良かった。しかし妹の所で事の原因が判明してしまいそこからの内容は最低。制作側の早く終わらせなくちゃ感が半端ない。黒人ギャングとその母親はどうなったの?神父の件は要らないよね?教会の血気盛んな30〜40人の人達っていた?テロが起きてるのに非武装地帯って何?なんで主要キャストはハンドガンしか持たないの?まぁ細かい指摘は置いといてとにかくラストは最悪。結局この世界はどうなってどうなったのが分からず終い。
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