「夫婦のカタチ」天才作家の妻 40年目の真実 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
夫婦のカタチ
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夫がノーベル賞を受賞しても内心では喜べない、当然だろう。「これは私がもらうべき賞よ」と叫びたいだろう。なのに夫は後ろめたさを何も感じていない。
受賞式の前に夫の浮気の証拠(浮気の手前だったが)であるクルミを見つけて喧嘩になった最中でも、孫の誕生の知らせを受けて2人で抱き合って涙する。受賞式のスピーチを聞いて怒りの頂点に達したジョーンは離婚を決意するが、発作を起こして倒れた夫にはやはり愛情を示す。
不倫の末の略奪愛、許せない気持ちはあっても、やはり愛しているのだろう。ゴーストライターというよりも、夫婦の共作だろう。どちらか1人ではノーベル賞受賞ほどの作品は生まれなかったのではないか?
ラストの飛行機の中での妻の表情はどう解釈していいものか、後に暴露本でも自分で書くのだろうか。ノーベル賞を貰っておいてそんな事は出来ないとは思うが。
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