劇場公開日 2019年1月26日

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「愛と憎しみのサスペンス」天才作家の妻 40年目の真実 クララさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0愛と憎しみのサスペンス

2019年2月14日
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鑑賞方法:映画館

見応えのある良い作品。

ノーベル賞を受賞した作家と妻には、二人だけの秘密があった。献身的に夫を支える完璧な妻、、、に見えたが、天才作家の妻は長年、不満とストレスを抱えていた。
そして、受賞式で一気に爆発させてしまう。
よっぽどのストレスだったのだろう、普通の夫婦でも、40年も連れ添えば有りそうな夫婦間の事情と、プラス秘密。
愛が嘘により憎しみへと変わる。
たぶん、この女性(妻)の気持ちを理解できないと、ただの突然豹変する、嫉妬と意地悪で我が儘なヒステリー女の恐怖の話で終わってしまう。
迫真の演技のグレン・クローズ。あの「危険な情事」を思い出す。
ただの天才作家の妻の話ではない、男女間の(夫婦間の)機微をリアルにさらけ出す心理サスペンスで見応えのある奥が深い作品。

クララ